テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

"だいすき"

一覧ページ

「"だいすき"」のメインビジュアル

"だいすき"

2 - ── e x i s t e n c e . ~青side~

♥

47

2023年10月16日

シェアするシェアする
報告する

僕は気づくと、 真っ暗な闇の中にいた

少し前までの記憶がない...、

ここどこ...、?

突っ立っていても 仕方がないから歩くことにした

ここが何処か 分かるかもしれないから、

ッ...?!

しばらく歩くと、 まばゆい光が僕を照らした

眩しすぎて、目を瞑ってしまった

目を開くと、いつも行っていた 公園だった

そして僕の前には 僕の恋人がいた。

僕の恋人は、 さらさらとした黄色髪で 子悪魔的な笑顔が素敵な人。

ずーっと一緒にいたい

青ちゃ~ん!

どうしたの~?(にこっ

こうしていつものように 黄くんと話した

僕が、僕自身の異変に 気づいたのは、この後だった

僕らは海へ向かった

いつものように

手を繋いで

冷たっ…ッ!?

僕の手を握ろうとした 黄くんが、そう言った

え、そんなに?

ぅん、

黄くんはあまりの冷たさに びっくりしたのか何度も 瞬きをしている。

僕の手は湯たんぽで 有名だったから、

そんなことはないと思うのだが

冷たいらしい

今日は僕が温めてあげる!

彼はそう言うと両手で 僕の手を握ってくれた

…視覚的にはそう見えた というのが正しいか

手が触れた感触がなかった

黄くん手にぎってくれてるよ…、ね?

握ってますよ?

訳分からない質問しないでよ!笑

ぐふw

ごめんね~、?(撫

そういい、頭を撫でた

我ながらおかしな質問を したなと反省。

何かがおかしい、

長い長い夢を見ているのかな

海は果てしなく 続いてる気がして好きだ

…僕らを表しているみたい、笑

2人で靴を脱ぎ、 少しづつ海の方向へ歩く

ぶるぶるっ…ッ

彼が海水に足をつけた時、 とても冷たかったようで 身震いさせた

あれ…、おかしいな、笑

僕も海水に足が 触れてるはずなのに、

冷たく感じないや

もう一つ、気づいてしまった

美しい砂浜に移された影は、

2人ではなく、

1人だということに。

ッ…

僕はもう黄くんと共に過ごせない

黄くんに目を向けると、 きらきらとした瞳で僕を見ていた

そんな目で見ないで…ッ、

ごめんね黄くん、

…だいすき

…、?!

ばしゃーんっと 大きな音を立てて、 僕らは海に倒れた

…目を開けるとまた、

あの暗闇の中にいた。

この作品はいかがでしたか?

47

コメント

23

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚