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僕は気づくと、 真っ暗な闇の中にいた
少し前までの記憶がない...、
青
突っ立っていても 仕方がないから歩くことにした
ここが何処か 分かるかもしれないから、
青
しばらく歩くと、 まばゆい光が僕を照らした
眩しすぎて、目を瞑ってしまった
目を開くと、いつも行っていた 公園だった
そして僕の前には 僕の恋人がいた。
僕の恋人は、 さらさらとした黄色髪で 子悪魔的な笑顔が素敵な人。
ずーっと一緒にいたい
黄
青
こうしていつものように 黄くんと話した
僕が、僕自身の異変に 気づいたのは、この後だった
僕らは海へ向かった
いつものように
手を繋いで
黄
僕の手を握ろうとした 黄くんが、そう言った
青
黄
黄くんはあまりの冷たさに びっくりしたのか何度も 瞬きをしている。
僕の手は湯たんぽで 有名だったから、
そんなことはないと思うのだが
冷たいらしい
黄
彼はそう言うと両手で 僕の手を握ってくれた
…視覚的にはそう見えた というのが正しいか
手が触れた感触がなかった
青
黄
黄
青
青
そういい、頭を撫でた
我ながらおかしな質問を したなと反省。
何かがおかしい、
長い長い夢を見ているのかな
海は果てしなく 続いてる気がして好きだ
…僕らを表しているみたい、笑
2人で靴を脱ぎ、 少しづつ海の方向へ歩く
黄
彼が海水に足をつけた時、 とても冷たかったようで 身震いさせた
あれ…、おかしいな、笑
僕も海水に足が 触れてるはずなのに、
冷たく感じないや
もう一つ、気づいてしまった
美しい砂浜に移された影は、
2人ではなく、
1人だということに。
青
僕はもう黄くんと共に過ごせない
黄くんに目を向けると、 きらきらとした瞳で僕を見ていた
そんな目で見ないで…ッ、
ごめんね黄くん、
青
黄
ばしゃーんっと 大きな音を立てて、 僕らは海に倒れた
…目を開けるとまた、
あの暗闇の中にいた。