アキヒト
悪いマサト、先生に今から行くって伝えてくれ
マサト
また寝坊かよ?
マサト
もう1時間目始まってんぞ
アキヒト
いや違うんだ
マサト
なんだよ、そしたら
アキヒト
今、俺の右腕が言う事聞かなくてよ
アキヒト
このままだと、クラスの奴まで
マサト
ガムテでもしてこいや
アキヒト
いやそんな事じゃコイツを封じ込める事は出来ない!
マサト
なぁ、1つ質問いいか?
アキヒト
なんだ?
マサト
これ左手で送ってんの?お前
アキヒト
そうだ
マサト
右腕は?
アキヒト
今は押さえてる
マサト
お前は阿修羅マンか何かですか?
アキヒト
現代の技術は素晴らしい、声で文字を打てるのだからな
マサト
お前さっき左手で送ってるって言ってたろうが!
アキヒト
いけない、もう時間がないな、頼んだぞ!
マサト
知らねえよ!
ーその後学校にてー
サキ
話しって何?
アキヒト
悪いな、時間取らせちまってよ
サキ
いや、別に良いんだけどさ
アキヒト
ん?
サキ
クラスとなりなんだけど
サキ
直接会って話し出来ないの?
アキヒト
そんな恐ろしい事、出来るわけないだろう
サキ
は?
アキヒト
これから話しをする事は誰にも聞かれてはならない
アキヒト
だから文通するのが一番良いんだよ
サキ
何なのよ、その聞かれちゃいけない話しってゆーの
アキヒト
俺とお前が今後の人生を共にしなきゃいけない理由が出来てしまったのさ
サキ
それさ、告白とかじゃなくて?
アキヒト
神のお告げってやつさ、このままだと、君は悪魔に身体を壊されてしまう
アキヒト
それを僕のこの、右腕で君を守るって言うね
サキ
いや、無理
アキヒト
何故だ!?
アキヒト
君を守れるのは僕しかいないんだぞ!?
サキ
いや、まず貴方から私を守って頂きたい
サキ
普通に怖いし、何その告白キモい
サキ
てか、SNSとかコミ症ですか?
サキ
無理ムリむり
サキ
もう近寄らないで
アキヒト
これだからリアルワァォァァァォァァア
サキ
さよなら
アキヒト
まってぇぇぇぇぇ!
アキヒト
もう俺のHPはゼロだからァァァァァァァァ!
実話を基にしたフィクションです。