秘密の森

むかーしむかし、

あるところに『よなが村』というところがあった。

そこは、昼間は静かで夜中に明かりがつく不思議な村だった

そして4年に1度、とある行事が行われる。

『森神まつり』。

森神様(夜代ﾔｼﾛ様)を祀る神社が行う行事。

夜代様は優しい神としてよなが村では慕われている。

でも夜永様は、怒ると恐ろしい。

夜代様が怒ると大地は震え、森は荒れ狂う。

なので唯一夜代様と話せる村長は夜代様と話し合った。

"夜守(ﾔﾓﾘ)の掟"

１、昼間に森に来てはいけない。 来てしまったら罰がくだる。 ２、夜代様を見ては行けない。 見たいのならば面をかぶれ。 ３、夜代様の社殿は開けていはけない。 開けていいのは『森神まつり』の時だけ。 ４、森を傷つけることはしない。 森を傷つけると夜代様の大神が目覚めてしまう。 ５、大神が目覚めてしまったらもう、止める術は一つだけ。 ＿＿を捧げること。

ーー此処は、気高き夜守の住まう場所。

夜と木々が広がる不思議なところ。

よなが村＿