6月7日午後4時 ゆうすけの屋敷付近の道路
ゆうすけ
てことで
子猫と子犬くんは
返してあげるんだから
誰にも言わないでよ。
子猫と子犬くんは
返してあげるんだから
誰にも言わないでよ。
陸
まっ
言いたくても言えないけど笑
言いたくても言えないけど笑
ナキ
本当に魔法で言えなくなってるの?
陸
確かめたいなら
人に言ってごらん?
きっと言えないさ
人に言ってごらん?
きっと言えないさ
かずま
…。
陸
そんな目しないでよ
かずまくん♡
かずまくん♡
かずま
(「うわ、きもっ」って言う目)
陸
ひどぉい
早く連れて行きましょお?
ゆうすけさまぁ♡
早く連れて行きましょお?
ゆうすけさまぁ♡
ゆうすけ
そうだね
ほら全員乗って。
ほら全員乗って。
ガタッ!
ふゆとが車に乗ろうとした時 落ちそうになった
かずま
ふゆと、大丈夫か?
ふゆと
大丈夫だよ
心配しないで
心配しないで
ナキ
…。
みのる
…。
腰と腹超痛え…泣
本当にあいつバケモンかよ…
ゆうすけ
…?
なあに?
なあに?
みのる
プイッ
そうだこいつ思考読めるんだった… 目合わせないでおこ…
ゆうすけ
…。
目、逸らされちゃった 思考読もうと思ったのに…
蜜柑
…あの、きりと様
レモンは?
レモンは?
きりと
レモンは学校側が
預かってくれてる
預かってくれてる
蜜柑
よかった…
海
そろそろ着くぞ
車から ナキたちを下ろし、 後ろの席にいたゆうすけは 窓を開けて、言った。
ゆうすけ
じゃ
いつか会えたら
お茶でもしようね♡
いつか会えたら
お茶でもしようね♡
かずま
だれがするかボケ💢
ナキ
まあまあ…💧
陸
なんなら
うちにまた来てもいいよ〜♡
うちにまた来てもいいよ〜♡
しずく
誰が行きたいと思うか💢
ナキ
まあまあ…💦
ゆうすけたちはそう言って 車の窓を閉めて 行ってしまった
かずま
…なんとか帰ってこれたね
ナキ。
ナキ。
ナキ
はい
しずく
暗くなってきたな
…帰ろう、屋敷へ。
…帰ろう、屋敷へ。
みのる
俺帰ったら寝る。
ふゆと
俺ちょっと用事あるから
それ済ましたら寝る。
それ済ましたら寝る。
しずく
用事?
ふゆと
警察の人とかに
かずま
あーそっか
ナキたちと、蜜柑たち、翔たちで分かれて それぞれ家へ帰った。
午後11時 ナキの部屋・ベッド
ナキ
…。
寝れない…。
寝れない…。
コンコンコンッ(ノック音)
かずま
ナキ…?
寝ちゃった?
寝ちゃった?
ナキ
!かずま様
かずまはナキが寝転んでる ベッドの横に座った。
かずま
まだ寝てなかったんだ
ナキ
…なんだか
寝れなくて…
寝れなくて…
かずま
そっか
かずまはナキの頭を撫ではじめた
ナキ
ンゥ…///
かずま
ナキって本当に
撫でられるの好きだね
撫でられるの好きだね
かずま
…あ!そうだ!
ナキ
?
かずま
寝れないなら
マッサージするよ
マッサージするよ
ナキ
マッサージ…!
ちょうど体痛かったんだ! いいかも!
かずま
うつ伏せになって
背中とか腰とか
揉んであげるよ
背中とか腰とか
揉んであげるよ
ナキ
こう?
かずま
そそ
かずまはナキの背中から 腰あたりを揉んだ。
ナキ
ハアー…♡
ノビイイイィ…
ノビイイイィ…
ナキは溶けるかのように 体の力が抜けた。
かずま
フフッ
20分後
ナキ
…スー…
スー…(寝息)
スー…(寝息)
かずま
…おやすみ
かずまはナキが寝たことを確認して 毛布をかけて部屋を出た。