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わんくっしょん
界隈ルールをお守りください 本人様及び、関係者様の目に触れないようお願いします
「ぜんぶおれのもの」
Rシーン控えめ
赫 × 黄 桃 × 赫
赫
薄暗い部屋の中 恋人が大量の薬を手に取っていた
赫
背を向けていたおまえがこちらへ首を傾げる
黄
必死な俺と対極なお前の冷めた目
これじゃ駄目だ…伝わらない
できるだけ冷静に行こうと息をひとつ吸う
赫
何回も同じようなことがあった 見つける度に捨てて、今日こそは大丈夫 そう信じていたのに おまえはまた、何処から手に入れてきたんだ、?
黄
おまえは無彩色の瞳をゆらさず、 まるで自分のやってる事が正しいとでも言うようだ
なんで、なんで何回も言ってるのに伝わらない
赫
赫
赫
赫
赫
変わらず俺を強く見つめる目 まるで今にも突き刺しそうな痛さだ
こう見てると俺の好きなおまえはいなくなったんだなって
以前は俺のことを見ていてくれたのに 薬の方が大事らしい
黄
おまえは「飽きた」とでも言うような顔で俺に薬をつきつけて来る だんだん自分の中で壊れていくおとがしていた
赫
陽射しで朱く包まれた部屋の中 恋人が大量の薬と共に倒れていた
赫
黄
何を言っても帰ってくる言葉はなくて 居なくなったということを実感せざるを得ない どれだけ探してもおれの好きなおまえはいなくて
でもおまえの顔を見てるとやっぱり、やっぱり
赫
愛おしいという感情が溢れてくる
頬に触れると彼は驚くほどひんやりしていた お前の顔をちゃんと見たのはいつぶりだろうか こんなに愛おしいみことを殺した薬。
買えないように電子機器を奪って、 会うやつだってメンバーだけとか最低限にして、 薬という薬から距離を話したのに
赫
薬、…くすり
もう守りたかった俺のものはこの世にない 今まで特に生きる由もなかったから生きていた でもたった今死ぬ理由ができた
ともだちのともだちはともだち おまえのすきなものは俺の好きな物 俺も飲めば、お前と一緒に…
そんな衝動的な欲望に乗せられて、俺の手は周りの薬をかき集めた どれだけの薬をみことは飲んだのだろうか おれは同じ苦しみを味わないといけない
水も使わずただ本能のままに口に放り込んだ
あるものは溶けるように、あるものは噛むように。
時々喉奥でごろっと音がした
赫
初めての薬は苦かった
胸の奥に突き刺さるような痛さ だけど薬を喉に押し込む手は止まらなくて。 これをみことが飲んでいたという事実だけで
多少甘く感じた
赫
まるで俺がビリーバーにでもなったようだ こんな甘い薬じゃ死ねる訳ねぇ
どうやら薬は副作用付きだったようで いつの間にか俺は意識を手放した
黄
酒を飲み真っ赤な顔で俺の方に頭を乗せるみこと
ずっと好きで、なつとつきあったと聞いた時は胸元が痛むほどだったけど もう好きじゃなくなった 最初の頃は可愛くて可愛くて仕方なかった
だからセフレにもなった でもみことよりもっと好きな人が出来たから、しょうがないでしょ?
黄
黄
ほらすぐ薬強請ってくる 俺がいなきゃやってらんねーもんな?
桃
桃
黄
2ヶ月ほど前にみことと結んだ契約との名の口約束。 薬が欲しいときにはヤる やったら薬を渡す
なんという効率的な契約 いつの間にかみことは薬が目的じゃなく俺が目的になってみたいだけど
黄
黄
…みことが死んだ 最後に発したのはあいつの名 うざったるしい
あそこまで俺に執着してた癖に 最後はなっちゃん、なっちゃん、なっちゃん。 知っていた、俺が誰かの一番になんてなれないことに
知っていたけれど
あぁようやく分かった
きっとなつこそおれのものなんだ なつこそ俺のものにふさわしいんだ
桃
鳴り止まないインターホン 目覚めた部屋はこの世界の終わりのような惨状 結局死ねなかったことに唇を噛みながら
よろつく足を何とか動かして 玄関を開けた
桃
赫
薬の副作用のせいで視界が虚ろで聞こえてくる音も途切れ途切れ やっと出てきた声を絞って何とか伝える
赫
そう言い放った俺をらんは何やらじっと見つめる
その目線に何故か既視感を感じて擽ったく感じた
赫
桃
…は?
なんでこいつがそれを?
桃
桃
らんが俺の腰周りに手を回してくる
そして顎クイをしてきた
赫
らんが俺の頭から足まで眺めて体感10秒 やっと口を動かしてこう発した
桃
赫
桃
赫
赫
桃
らんは無理やり俺の部屋、みことが死んだ部屋に押し込んできた そして床に散乱していた薬を8粒俺に投げ入れてきた
赫
目の前のお前はどこか楽しそうに唇を舐める こちらの願望はまるで聞き入れてもいないようだ
桃
赫
吐き出しそうとしていた俺の口を塞ぐように接物を堕とされて
桃
それから何度だって殺人的なキスをされた
息が足りないほど、吸う暇もないくらいに
きもちいい癖にそれを認めないなつ そろそろ素直になれば良いのに 彼はどうしてもあの屑が頭に残ってるようだ
赫
あのお前が俺の下にいる それだけの事実ですでに可愛すぎるのに
赫
赫
ちょっと虐めるぐらいでこんな可愛い声出されたら もう耐えられなくなっちゃうよね?
桃
赫
人間としてもうぎりぎりな俺たち 俺は手遅れになる前になつを十分に楽しみたい お願いだから俺を見て
俺を一番にして お前だけがお前だけが、俺の…っ
桃
桃
何度だって殺人的なキスをした
俺だけの赤い薔薇
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