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これは私の小学校2年生の時のお話。

ある日、お母さんと買い物に商店街に行った。

私はその頃シンデレラにどハマりしていて常に絵本を持ち歩いていた。

もう一度読みたくなって本を開いた。

そして夢中になって読み続けた。

そして読み終わった頃。

○○

あれ、お母さん?

お母さんがいない。

迷子になった。

○○

うっ…お母さぁん…

私は泣くことしか出来なくて本を抱きしめながら泣き続けた。

そしたら、

少年

どうしたん?

私と同じくらいの少年が話しかけてきた。

○○

お母さんがっ、おらんくなって…うっ…

少年

泣かんといてや!

少年

ほら、お母さん見つかるまで一緒におるから!な?

○○

うん…

同い年くらいなのにしっかりしてるなぁ。

そう思った。

少年

シンデレラ、好きなん?

○○

うん!

○○

このシンデレラみたいに素敵な王子様を見つけるのが○○の夢!

少年

そっかぁ。

少年

なぁ

○○

??

少年

いつか絶対見つけて迎えに行く。

少年

せやから、それまでこれつけとってくれん?

そう言って少年が出したのは、

綺麗な水色のブレスレット。

少年

だめ…?

○○

いいよ!

○○

○○迎えに来てくれるまで待っとく!

○○

やから、絶対迎えに来てな?

少年

うん!

少年

約束。

そう言って会ったばかりの少年と約束をした。

_______________

そして高校生になった今。

私は今でもその少年を探している。

○○

今日から高校生かぁ。

○○

高校で出会えんかな…

○○!

○○

あ、咲ちゃん!!

行こ?

○○

うん!

この子は小学校の時の親友の咲ちゃん。

中学は違ったんだけど高校は同じ。

高校でまた○○と同じで良かった〜!!

○○

せやね!

_学校到着_

あ、うち2組や!

○○

○○は3組!

離れたなぁ

○○

せやなぁ

途中まで一緒に行こ!

○○

うん!

そして別々の教室に行った。

黒板に貼ってある座席表を見て席に着いた。

それから5分くらい経った時。

拓哉

おはよ!

拓哉

俺隣やから!よろしくな!!

そう言って元気よく挨拶する男の子。

いきなりでちょっとびっくりした。

○○

あ、よろしく!

拓哉

なんて言う名前?

○○

○○

拓哉

○○…?

不思議そうに私の事を見る君。

○○

??

○○

どっかで会ったことあったっけ?

拓哉

あ、いや!何でもない!

拓哉

あ、俺拓哉!

○○

拓哉君…

拓哉

何か聞き覚えある?!

○○

んー、特には…

拓哉

そっか。

少し寂しそうに俯く拓哉君。

私達知り合いだっけ?

もしそうだったら申し訳ない。

知り合いかどうか聞こうと思ったら運悪く先生が来た。

先生

よーし、これから1年よろしくなぁ!

そして1年間の準備や入学式をしてバタバタしてたからあっという間に時間が過ぎた。

先生

気をつけて帰れよー!

そしてあっという間に帰る時間。

拓哉

んじゃ、○○ちゃんまたな!

そう言って拓哉君は手を振った。

○○

あ、うん、またね…

拓哉君が振った右手。

その腕には私が小2の時にあの少年からもらったブレスレットによく似たブレスレットが。

よく似ている…ううん、全く一緒だった。

私は気づいたら走り出していて。

靴箱にいた拓哉君まで走っていた。

○○

拓哉君!

拓哉

ん?どした?

○○

その、右腕のブレスレット…

拓哉

あぁ、これ?

拓哉

これな、俺が小2の頃出会った迷子になった子とお揃いやねん。

やっぱり。

拓哉

まだ小2やったけど運命やって思って。

拓哉君だった。

拓哉

絶対に見つけて迎えに行くって約束して…って○○ちゃん?!

やっと…

やっと見つけた…

拓哉

どして泣きよるん?!

○○

やっと見つけた…っ…

拓哉

えっ?

○○

これ…

そう言ってブレスレットを見せる。

拓哉

これ…

○○

小2の時に渡されてずっと付けとった。

○○

また会えるようにって…

○○

また会えて良かった…

そう言うと、拓哉君に抱きしめられた。

○○

えっ、拓哉君?

拓哉

やっと見つけた…

拓哉

俺、ずっと探しててん。

拓哉

せやけど中々見つからんくて…

拓哉

もうおらんのかなって諦めかけてた。

拓哉

高校行ってもおらんやったら諦めようって…

拓哉

見つかって良かった…!

○○

拓哉君…

拓哉

なぁ、○○ちゃん。

拓哉

約束、守らせて?

拓哉

俺と、付き合ってください。

○○

…っ、私で良ければっ…

拓哉

良かった…っ…

拓哉

絶対に幸せにするから。

そう言って拓哉君はあの王子様みたいに片足を立て、私の右手にキスをした。

and.

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172

コメント

1

ユーザー

すごい運命を感じる笑

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