凛
蒼どうしてそんなにボロボロなの?
蒼
……
蒼
もともと
蒼
殴られたり蹴られたり
蒼
してた
蒼
母さんに話したの
蒼
そしたら
蒼
母さんが
蒼
『お前なんか産まなきゃよかった』って言いながら
蒼
殴られたり蹴られたりされて
蒼
外に放置された
凛
ごめん
凛
蒼
蒼
大丈夫(笑う)
凛
大丈夫じゃないでしょう
凛
泣いていいんだよ
蒼
うん
凛
辛かったでしょ
蒼
うん、毎日痛かった
蒼
辛かったし
蒼
でも、気づかれないようにするため
蒼
笑う
蒼
偽った
凛
ごめん
凛
僕毎日一緒にいたのに
凛
帰ろう
蒼
うん
凛
家に帰って手当しよ
蒼
ありがとう
蒼
本当にありがとう
蒼
後、俺が家に行って大丈夫
凛
多分
蒼
そっか
凛
怒られるのは確定
蒼
w
凛
話変わるけど
凛
あとさぁ、僕の性別さ知りたい
蒼
ちょっと気になる
凛
そっか
蒼
言ってくれるの
凛
一つだけ約束どんな性別でも変わらずに接しでくれる
蒼
うん、あたり前田のクラッカー
凛
古い
蒼
ごめん
蒼
それで何
凛
僕はΩだよ
蒼
!!
蒼
そうなの
蒼
びっくり
凛
そうだよね
凛
ついたよ
助けてーー沙良ちゃーん
ごめん、夜の家がこれしかなかった
凛
入ろっか
蒼
うん
凛
ただいま
葉月
凛、
葉月
こんな夜になるまで何してたの
零斗
心配したのよ
凛
ちょっとね
葉月
後で説教ね
零斗
あれ?
零斗
後ろの子は誰
凛
僕の友達に
蒼
こんばんは
蒼
こんな夜にすみません
零斗
蒼くんも食べてく
葉月
零斗さんのりょうりは美味しいからだべってたら
葉月
蒼くん今は自分の家みたいに思っていいよ
零斗
そうよ
零斗
凛がお世話になっているから
葉月
いつもありがとう
零斗
いつもありがとう
蒼
涙ポロポロ
葉月
え?!
零斗
え!!
蒼
凛この人達は暖かいよ
蒼
凛助けてくれてありがとうm(_ _)m
凛
蒼頑張ったね
葉月
そういえば自己紹介してないな
葉月
俺は、葉月
零斗
僕は、零斗
零斗
今は寝てるけど娘のしずくながいるよ
零斗
今日は泊まるの?
凛
零斗さん蒼を此処に住まわしてください
凛
お願いします
蒼
あの、俺からもお願いします
零斗
どうすればいいの
葉月
いいんじゃないか
零斗
そうだね
零斗
良いよ
蒼
やった
凛
よかったね
零斗
貴方達はもう寝なさい
蒼
はい
凛
はい
凛
狭いけどどうぞ
蒼
お邪魔します
蒼
きれいだね
凛
そうなの?
凛
蒼、手当しよっか
蒼
うん
蒼
ーーーーー
凛
〜〜〜〜〜
蒼
ーーー!!
凛
ーー〜〜〜〜笑
蒼
ーーーー
凛
寝よっか
蒼
うん
凛
おはよう
凛
今何時かな?
凛
5時だそういえばね第二の性言ってないな
凛
言いに行こ
凛
零斗さんにならいえるかな
蒼
スースー
凛
おはようございます
零斗
おはよう
零斗
早いね
葉月
おはよう零斗さん
葉月
おはよう凛
葉月
あれ、しずくは
零斗
まだだよ笑
零斗
今5時だよ
葉月
そっか笑
凛
あのさぁ、
葉月
ん?
零斗
何?
凛
昨日、第二の性の紙渡されたの
葉月
ん!!
零斗
!!
葉月
何だった
零斗
教えてくれる
凛
はい
凛
『紙を渡す』
葉月
!!
零斗
!!
凛
ごめんなさいごめんなさい
葉月
何で、昨日の内に言わなかったんだ
凛
怖かった
凛
嫌われるのが
凛
失望されるのが
零斗
そっか
零斗
頑張ったね