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少女はビルの屋上にあるフェンスの向かう側に佇んでいた。
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後ろから聞こえる声に少女は振り返った。
屋上の真ん中に一人の少年が立っていた。
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少女は少年の言葉を無視し、満天に輝く星空を見た。
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少女はその場に座り込み顔を伏せた。
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少年は少女の元へゆっくり歩み寄り、フェンスの前で足を止めた。
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少女は振り返り少年を見た。
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少年はフェンスをよじ登った。そして、少女の隣に座り込み星を見た。
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少年は少女を見ながら優しく微笑んだ。
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二人はお互い顔を見合わせて笑った。
少女の笑顔はキレイに輝く満天の星空よりも美しかった。
それから二人は色んな話をした。 好きな本や好きな教科、好きな食べ物。
それは二人にとってどんな辛い事も忘れられる程、幸せな時間だった。
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二人はまたココで会う約束を交わし別れた
しかしその約束が果たされることは二度となかった。