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特に何もない人
前回の続きからです
特に何もない人
それでは本編へ
夢子
で？
女神
え？
夢子
お前は何してたんだよ
女神
えぇ！？/////
女神
な、何も！？夢子さんを探してただけですけど！？/////
夢子
何だよその妙な反応は
遡ること数時間前
初兎
(勢いで言ったはいいものの、あの様子やと探すあてがなさそうやな……………)
初兎
お姉さんはお友達の行きそうな場所とかって心当たりある？
女神
いやぁ、実はこちらに来たのが結構最近でして…………………
初兎
そっかぁ、じゃあいそうなとこ片っ端からみてくしかないかもなぁ？
初兎
(この流れでいろんなとこお姉さんと回ってやる！)
女神
(こ、この方お顔がよろしすぎます助けて夢子さん！/////)
女神
わぁ✨こんな近くにショッピングモールなんてあったんですね✨
初兎
せやろ？駅構内でもあるからめっちゃ便利なんよ
女神
でもこんなに広いと夢子さんは見つけられなさそうです……………………
女神
せめて何か悪いことしてくれれば信号が作動するのに………………！
女神
(あぁ、夢子さんの悪行を望む日が来ようとは)
女神
(もっと鍛錬が必要ですね…………………)
初兎
…………さ………
初兎
お姉さん！
女神
はにゃ！？
初兎
大丈夫？お姉さん？
初兎
もしかして体調悪いとか？
女神
い、いえ！私は至って元気ですよ！
初兎
……………………………
初兎
んでも、災難やったね
女神
え？
初兎
お友達とはぐれちゃうなんてさ
初兎
きっとお友達も心配しとるよ
初兎
こんなに可愛い人ほったらかしにしてしまっとるんやからさ
女神
あはは、どうでしょうね……………(泳ぎ目)
女神
……………………………ん？
女神
い、今可愛い人って………？
初兎
うん？だってお姉さん超かわええよ？
女神
……………………………へ！？/////
女神
いやいや！そんなことないですよ！
女神
だってそんなこと一回も言われてことないですもん！
初兎
…………そりゃ周りの連中が酷いなぁ
初兎
お姉さんはこんなに可愛くて可憐っていうのに
初兎
それは口に出して言わなきゃ伝わらんからな
女神
ふ、ふにゃ/////
初兎
もう一度言うで
初兎
「お姉さんは可愛い」
女神
ほ、本当ですか？
初兎
ほんまほんま！俺嘘はつかへんタイプやし！
女神
……………………………
女神
(は………)
初兎
(は………)
初兎メグ
(恥ずかしー………/////)
女神
ほ、褒め言葉として受け取らせていただきます/////
女神
って、違う！
女神
夢子さんを探さなくては！
初兎
じゃあ次は奥の方行ってみよか
女神
………………………何でしょう
女神
ここには確実にいないことだけは分かる
初兎
まぁまぁ、探してみないと分からんやん♪
女神
むぅ、一理あります…
初兎
(ちょっと拗ねてんのもかわええ！)
女神
というか、ここはワークショップと言われるものでしょうか
初兎
せやねぇ、アクセサリーのワークショップかな？
女神
普段全くこう言ったところに赴かないのが弊害になってしまっていますね…………………
初兎
あれ？モールとかには遊びに来ない？
女神
はい、まぁ、そもそもここ(現世)に来ること自体なかなかないですからねぇ、
初兎
ほぇー、ここ(モール)にはあんまり来ないんや
女神
そりゃここ(現世)を見張る側でしたし…………
初兎
見張るってw警備員さん？w
女神
いえ、導き手です
初兎
(補導員！？)
初兎
(こんなかわええのに補導員？ちょっとあいつらにちゃんと警告しとかな)
女神
あ、あのー
初兎
んあ？あぁ、お姉さんどないしたん？
女神
い、いえ、その……(アクセサリーの方に目が行く)
初兎
ん？あー………
初兎
なんかこの紫のリボンええなぁ？
初兎
お姉さんの長い髪にピッタリ似合いそうやわ♪
女神
え？そ、そうですか…………？/////
初兎
うん！絶対似合う！
初兎
俺買ってくるな！
初兎
(ダッ
女神
(こ、行動が早すぎる！)
初兎
いやぁ、良い買いもん出来たわ♪
初兎
はい、忘れんうちにどーぞ
女神
え、良いんですか？
初兎
そりゃ君のために買ったんやしw
女神
あ、ありがとうございます/////
女神
あ、そういえば
初兎
ん？
女神
お名前！お名前を聞いていませんでした！
初兎
あぁ、そういや言うてへんかったなw
初兎
俺は初兎。初めまして兎って書いて初兎や
女神
なるほど、初兎さん、初兎さんですね！
女神
よろしくお願いしますね、初兎さん！(ﾆｺｯ
初兎
ｷﾞｭｳｳｳｩｩｩﾝ💘
初兎
(不意打ちの微笑みはアカンッッッッッッ！！！！)
初兎
じゃ、じゃなくて
初兎
お姉さんのお名前は？
女神
えっと、私は
ﾋﾟｷｭｰｰｰﾝ(夢子の悪行を確認)
女神
あ！
初兎
えちょ、お姉さん！？
女神
こっち側に夢子さんがいます！
初兎
え、えぇ！？何で分かんの！？
女神
とにかくこっちにいるんです！
女神
もしかしたらまた人が酷い目にあってるかも……………！
初兎
え…………？
夢子
んだよ、急に黙りこくりやがって
女神
(…………………言えない)
女神
(初対面の人とプチデートしちゃったなんて言えない……………！)
女神
あれ？そう言えば私初兎さんに名前言ってない？
夢子
あ？あいつに名前教えてねぇのか？
女神
いや違………！元はと言えば夢子さんの悪行の通達が届いたから………！
夢子
おいおい、女神様が人のせいにすんのかぁ？w
女神
〜〜〜〜〜〜っ！！！！💢(ﾎﾟｶﾎﾟｶﾎﾟｶ
夢子
痛てて、やめろっての
夢子
てかお前、それは何持ってんだよ
女神
え？これは、その
女神
初兎さんが私に似合いそうって言って買ってくれた……………/////
夢子
ふーん……………
夢子
これ、髪に巻くタイプだな
夢子
帰ったらやってみっか？
女神
え？
夢子
あいつがお前に似合うって買ってくれたやつなんだろ？
夢子
使わないと勿体ねぇだろ
夢子
(今度あいつに会った時からかってやろw)
初兎
(ﾎﾞｰｰｰｰｰｰｯ
モブ１
あ、あの、初兎さん？
モブ２
おい、やめとけ
モブ１
え？でも……………
モブ２
ありゃ完全に女に惚れてるな
モブ２
しかもゾッコンと見た
モブ１
えぇ！？あの「女嫌い」の初兎さんが！？
モブ２
バカ、声デケェよ
初兎
(お姉さんほんま可愛かったなぁ)
初兎
(でも初対面でショッピングモール連れ回したんは流石に強引すぎたかな)
初兎
(次はもっとちゃんとしたデートプラン立てて会おう！)
初兎
(あれ、そもそも付き合ってなくね？)
初兎
(なんだったらお姉さんの名前聞いてなかったやん！)
初兎
僕のばかぁぁぁぁああああ！！！！！
モブ２
うおっ！？
モブ１
どうしたんですか初兎さん！？
初兎
あ、そういやさ
モブ２
いや切り替えの速度怖
初兎
あの三つ編みの女の子おったやん？
初兎
その子のことはもう解決したからちょっかいかけんでええよ
モブ１
え！？じゃああいつを野放しにするってことですか！？
初兎
いやぁ？ちょっと違うで？
初兎
俺らは【同盟】結んだんや、あの子は盟友ってこと！
モブ２
は、はぁ
モブ２
いやまぁそれはそれとして
モブ２
さっきは何を考えてたんです？
モブ１
そうですよ！急に叫んだりしちゃって！
モブ１
まさか本当に女ができたとか…………！？
初兎
へぇっ！？
初兎
い、いやいや！？全然そんなんちゃうって！？/////
初兎
俺まだお姉さんの名前も知らんしなぁ！？///
初兎
今日はもう解散や解散！お疲れ！！じゃ！！/////
初兎
(ﾀﾞｯ
モブ１
………………こりゃ確定っすね
モブ２
ハハッ、暴兎の中でも類を見ない強さを持ってる人があんな初心な反応してんだなぁ
モブ１
なんつうか、意外って言うか…………
モブ１
初兎さんってそう言う経験豊富なんだと思ってました………
モブ２
まぁ、大将様がこんなに惚れてる女なんだから良い人なんやろなぁ
モブ２
俺らはもう全力で応援する他ねぇ！
モブ１
そうですね、頑張れ初兎さん！
モブたちはとっても良い人たちでした(´ω`)
夢子
ほら、こっちこい
女神
は、はい
夢子
(ｻﾗｻﾗ(女神の髪を解いている)
女神
ん、やっぱりこれ、眠く、なります
夢子
お前、頭撫でられんの好きなのか？
女神
知りませんよ、そんなの、撫でられたこと、ないですし
夢子
ほー、
夢子
てかお前初兎と何があったんだよ
女神
ひょえっ！？/////
夢子
おいいきなり動くんじゃねぇ！
女神
だ、だってあなたが変なこと聞くから！/////
女神
もう、気持ちよく寝れそうだったのに
女神
完全に目が覚めちゃったじゃないですか/////
夢子
目が覚めるほどの事があった、って認めてるようなもんだがな
女神
い、いや！別にそんな…………//////
夢子
女神も色恋に落ちるもんだな、羨ましい限りだぜw
女神
思ってもないこと言わないでください💢
夢子
ハハッ、バレたかw
女神
あなただってIfさんのこと気にしてるんじゃないですか？w
夢子
ハァ？何で私があいつのこと……………
夢子
ﾊｯ
夢子
(そういやなんだあの心臓の音！)
夢子
(あれ絶対病気の類だろ！)
夢子
(それとも私は、)
女神
どうしたんです、急に黙っちゃって
夢子
…………………………あー、
夢子
◯にてー
女神
安心してください死ねないので
夢子
クッソ、マジでどうかしてる
女神
(この反応なら、他人に何らかの好意や感情を抱いているのは確かですね)
女神
(これなら『神様』にも良い報告ができそうです♪)
夢子
……………お前そもそもさ
夢子
『女神』なんだよな？
女神
？はい、そうですけど
夢子
私の想像的にはもっと人間と価値観が離れてるもんだと思ってたんだが
夢子
実際人間のことはどう思ってるとかねーの？
女神
……………………………うーん
女神
日本にも八百万と言われる程の神が存在していますよね？
女神
私が別にその中に入るわけではないのですが、神もそれぞれです
女神
私は『神様』によって生み出された女神です
女神
生まれた時から女神で、生まれた時から導き手が使命で
女神
人間は導くもの以外他なりませんでした
女神
死者を導き、昇天させ、新たな命へ転生させる
女神
私はその見届け人、それだけですよ
夢子
……………………………
夢子
でも私たちは違うんだな？
女神
そりゃあ私今現世で生きてますし？
女神
私が思っている以上にこの世界は豊かな表情がありました
女神
もしかしたら、あなたが生まれてきたのはそういう因果があるのかも知れませんね？
夢子
へっ、何だそれw
夢子
……………………………前と今はどっちが幸せなんだ？
女神
分かりません、でも
夢子
？
女神
(この関わる全ての人を愛おしいと感じる事が幸せというならば、)
女神
ふふっ/////
夢子
何いきなり笑ってんだよ気色悪いな
女神
本当あなたってデリカシーないですよね💢
夢子
そんなことよりほら、出来たぞ
女神
…………夢子さん
女神
あなた手先は器用なのに何で口先は不器用なんですか？
夢子
てめぇのきれいな髪ごとリボン引きちぎってやるこっち向け
女神
やーですー！
特に何もない人
ありがとうございました
特に何もない人
今回は皆さんにお知らせがあります
特に何もない人
「不良夢子 番外編」という小説を作りたいと思っています！
特に何もない人
この小説はコラボしたい方やみなさんのリクエストなどを受けるための枠となります
特に何もない人
皆さまのコメントお待ちしております✨
特に何もない人
それではまた次回
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電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
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