猫系男子＆犬系女子＿Daiki (赤)

【星空】

あー…どしよ。

LINE知らないし直接じゃないとだめだよね?

…いや全然いいんだけどさ! 私の心臓持つかな、

それに！！ 第一、なんで私?

ほかの人でもいいのに… や！でもそしたら妬く!!←← そんなことをあれこれ考えてたら 次の日になってて。 あまり寝てません。

ちらっと後ろ見たら、 ぱっちり重岡くんと目が合っちゃって。

うわぁぁ！やばいやばい//

ななななっ、 なんで目の前に重岡くん!?

え、何この人。 超能力の持ち主ですが。

すごいびっくりしてる重岡くん。 あとフリーズしちゃう重岡くん。 ちょっと可愛いかも。

多分、こんなほんわかしてる重岡くん見たの

初めて。

そしたら急に顔真っ赤にして手で隠す重岡くん。

え、え。 どしちゃったの!?

……………ええええええええええ!? 何で顔真っ赤にするの!? そんでなんで何も言わんの！？

ぁぁぁ！！もう！！私のバカ!! すごい気まずいじゃん。。

授業中、ぁぁぁぁとか思ってたら うつ伏せになって寝てしまった。

「帰ろ」って雪乃に言われて下駄箱まで歩いてく。

ぼーっとしちゃうのは、きっと眠いからに決まってる…

ばんっっ。

＿＿ほんと一瞬の時間。 激痛が走った。

壁に思いっきり頭ぶつけて、 すごい激痛が襲った。 そのまま、 私は倒れてしまったらしい。

《保健室》

目が覚めたころ日が沈む前で。 眩しかった。

声が重なって気づく。 重岡くんだ。

……え。待って。なんでいるの！？((今更

そーいえば保健の先生って濱田先生だっけ…

ずきん。 と頭痛が私を襲った。

にかっと天使のような笑顔を見せた濱田先生。

今濱田先生、なんてっ…

重岡くんはすごい勢いで目ヲ睨んでくる。 と同時に寂しそう。

ずきずき。 やばい、頭いたっ…

笑顔で「ばいばーい」って言って私たちを見送る濱田先生 天使だ…もはや天使超えて神だ…

《下校》

もちろんこれは予想通り。

無言下校。

歩くと少しめまいするし…大丈夫かな私。

無言の中、先に話したのは重岡くん。

話せないから頷くしかできない。

薄々、重岡くんは気づいてるかもしれない。

裏で仕組まれたことって。

もちろん私だって気づいてる。

゛重岡くんﾞ が関連してるって。 よく少女漫画であるじゃん?

「私らの〇〇くんを取らないで」から来る嫉妬。 それが復讐の形になる。

それがまんまとやられたのが私。

こーやって怪我すること増えてくのかな。 重岡くんと関わるだけで 傷が…

そう考えてたら家は目の前だった。

ずきずきと痛む頭痛を我慢してお礼を言う。

役目を果たした重岡くんはスタスタと歩き出した。

お母さんになんて説明しようか、言い訳を考えてドアを開けた。

次の日、 雪乃に会うと同時にめっちゃ心配された。

話すのはだいぶ、楽になった。 でも立つ時目眩がする。

起きたら重岡くんしかいなかったことを説明すると雪乃はニヤニヤしながら

え、やっぱ濱田先生神ですか。←

ぐいぐいと腕を引っ張られて重岡くんのもとへ。

この人も超能力の持ち主かな！？ いや図星だけど！！

私に気づいた重岡くんはピタッと固まって動かない。

そーゆうと重岡くんは真剣な顔して 「頭は」と聞いてきた。

え。って思ったけど 重岡くんは重岡くんなりの心配をしてくれてるんだ。と思うと胸がきゅんってなる。 って思うと次は

全く意味がわからなくて変な声が出る。

２、3回繰り返し言ってくれてるけど 全然理解できない。

でもとりあえず大丈夫って言わないと…

私の心見破るように 「大丈夫」という言葉を避けて質問してきた。

笑顔を見せたら重岡くんはほっとした顔して 「あほなん？」って言ってきた。

ふっ、って笑って私を見る。

あぁ、やっぱり重岡くんの笑顔 すごい好き。

そう言って私は、また雪乃と話し始めた。