テラーノベル
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『俺じゃ頼りないかもしれないけど、俺が守るから!』
一丁前に守るとか言っといて、全然守れてないじゃん。
結局直弥にまた怖い思いをさせてしまった。
あの時、一緒について行けばよかった。
あの時、スタジオで待っていればよかった。
あの時、あの時、、、
今になって激しく後悔する。
拳を固く握り締めて手のひらに爪を立てながら悔やむ。
哲汰
固く握りしめた拳に、弱々しく手が重なる。
哲汰
直弥
そう言って俺の手を優しく撫でる直弥に視界が滲む。
哲汰
哲汰
直弥
哲汰
直弥
直弥
哲汰
直弥
直弥
哲汰
先生
先生
哲汰
先生
直弥
哲汰
哲汰
哲汰
哲汰
直弥
そういった直弥は、無理してる訳ではなく、 本当に心からそう思っているようだった。
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