武装探偵社社員の中原中也

院長は僕の頬を叩いた

そうだ、僕はいつも見捨てられ乍生きて来た

だけど、僕は…！

芥川が後ろを向いた時

音がした

振り向くと、完全に虎になった敦と思われる人物が芥川を睨みつけていた

虎は芥川に向かって猛突進し始めた

芥川の黒い外套から黒い犬の様なものが作られ、突進して来た月下獣の一部の肉を噛みちぎった

構わず月下獣は突進し芥川はその突進を交わす、ブレーキが効かない月下獣は壁の激突した。だがほんの数秒で芥川が負わせた抉れた傷は元通りになる

芥川は樋口に静止の声を掛けた

樋口との少しの会話の間で月下獣はすぐに近づき頭突きをした

間一髪というところで芥川は受け身を取ったがそれでも壁には激突

樋口は月下獣に銃口を向け大量の銃弾を月下獣に乱射した。だが月下獣に銃弾は通らず月下獣は樋口に目を向けた

樋口に当たる寸前で顎(あぎと)という芥川の攻撃で月下獣は上半身と下半身に分かれたが倒れた虎は砂の様に消えていった

芥川の背後に音がした。芥川は凶悪な顔をし

芥川の片腕全体をイカつく尖った手に覆われた。

突進といかつく尖った手がぶつかる寸前一つよく通る声がした

二人の間に空から降ってきた小柄な男が着地し二人を地に沈める

月下獣…敦は元の姿に意識がないまま戻り芥川は羅生門の異能力が解けた

樋口のポケットには小型の盗聴器が入っていた