ガラガラッッ
桃
ビクッ
桃くん……、
誰?
看護師さんに頼んで人通りが少ない部屋に
してもらったのに
『怖い』
俺の頭にはその3文字が頭を過ぎった
桃
ギュッッ
俺は目を瞑りカッターを握りしめて
ベットの端で丸くなる
ダキッ
桃
ピクッ
桃
やめてッッ…….ᐟ
急に体に触れられ恐怖のあまりその手を
払い除けた
目を開けるとそこには大好きな彼の姿
青
桃くん、ッ
桃くんに酷いことを言ってしまった
だからか桃くんはあれから1度も来なくなった
赤
ーーーぇッ!
赤
めーーぇッ!
赤
赤
めぇめぇッ!
青
ビクッ
青
あッ、ごめんニコッ
赤
大丈夫?
青
うんニコッ
体調も回復していき
一般病棟に戻ることが出来たから
運動で病院を歩き回るも
ネームプレートに
『百瀬 桃』
という文字は1つもない
退院したのかそんな事を思いながらも
彼が来るのを待つ
ガラガラッッ
橙
あ~おちゃんッ.ᐟニコッ
赤
うわ、橙じゃんッ
橙
は?
青
いらっしゃいニコッ
橙
最近、桃に会ったか?
青
ピクッ
橙くんの口から彼の名前が出た
どうしてそんな事を聞くのか…、
青
ううんフルフル
橙
会ってやってくれんかな?
青
?…何かあったの?
橙
うん…、まぁ…
橙くんの顔が暗くなる
橙
簡潔にまとめると
橙
桃ちゃんは精神的に駄目になってる
青
ど、ど~して?
橙
青ちゃんが関係あるらしいけど詳しくは分からんな
青
……
僕のせいで桃くんが……
青
分かった
橙
いいんかッ!?
青
うんニコッ
赤
俺もついて行こうか?
青
フルフル大丈夫ニコッ
橙
病室だけ案内するわ
青
うんニコッ
橙
スタスタッ
赤
……ッ
青
……
橙くんの足音と赤くんの足音
車椅子の音が廊下に響く
廊下は薄暗く人が通り少ない
赤
こんな所にいるの?
橙
コクコク
橙
ピタッ
赤
うわッ!?
赤
急に止まんないでよ~
橙
ごめんごめんw
青
ここ?
橙
嗚呼
ネームプレートを見ると確かに
『百瀬 桃』
と書かれている
橙
それじゃあ俺らは帰るか
赤
そ~だね
赤
またね青ちゃんニコッ
青
コクッ
青
またねニコッ
ドアを開けようとすると
手が小刻みに震える
青
フゥ~
青
トントン
心を落ち着かせるために
胸を優しく叩く
青
大丈夫、大丈夫……、
ドアを力いっぱい握りしめ
ドアを開ける
♡~1000
総計♡1万5000ありがとうございます😽💓
本当に感謝です🤍