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中学1年生
私はいわゆる陰キャ
真面目
成績は…悪い
真面目風なだけ
おきくん
私
おきくん
私
女の子の友達としか 喋らない私
好きな人なんていない
なのに ３学期になると
おきくん
私
おきくんからもらった 手紙を目の前で開く 「お前が好き」
私
おきくん
私は教室を飛び出した
次の日から おきくんのちょっかいは 無くなった
2年生
おきくんは 違うクラス
グループ活動が 苦手な私
ちせちゃん
私
たくやくん
ちせちゃん
3人のグループ活動は 2年生の1年間続いた
ちせちゃん
私
たくやくん
たくやくん
私
たくやくん
私
たくやくん
私
ちせちゃん
私
褒められた事により 単純な私は 恋をする
いつもより キラキラして見える たくやくん
たくやくんの誕生日
私
たくやくん
シャープペンと芯を ラッピングしてもらい プレゼントした
毎日使ってくれる
そのシャープペンで ペン回しをする たくやくんが 好きだった
ちせちゃん
たくやくん
私
誰！？だれが好きなの？
聞けるはずも無いし 告白する勇気なんてない
ちせちゃん
私
ちせちゃん
私
ちせちゃん
私
失恋した ”そっちか！“ と思った
たくやくんもちせちゃんも 両想いなだけで 付き合ってはない
だけど話している時の2人は 何も言わないが 両想いなのが 伝わってくる
羨ましいです私
たくやくんへの恋が 終わろうとしていた頃
｢見てみて〜！ あの人かっこよくない！？｣
よくウワサをされている ひの先輩
私はどうでもよかった
｢あ！ひの先輩だ！｣ でも一応見る
横を通り過ぎるが ひの先輩は どこが良いのかさっぱり
[ドンッ]
りょう先輩
私
ひの先輩のツレ りょう先輩
それからなぜなのか すれ違う度に 頭を下げてくるように
喋りはしない
私も頭を下げ返す
体育大会
ひの先輩が走り りょう先輩が走る
無言で見つめる私
競技が終わり 持ち場へ戻る途中 前から歩いてくる ひの先輩とりょう先輩
りょう先輩が私の横で 立ち止まる
りょう先輩
”え！？私に話しかけてる？“ ”見てたけどゴールの瞬間は 見てなかった！“ と一瞬で思う私
私
りょう先輩
満面の笑み
はい、私は 恋に落ちました
それからすれ違う度に 頭を下げ合う
会話はない
もうすぐりょう先輩は 中学校卒業
ちせちゃん
私
ちせちゃん
私
卒業式当日
式も終わり 正門で待ち伏せ
私
ちせちゃん
私
ちせちゃん
りょう先輩と ひの先輩が 向かってくる
私
ちせちゃん
私
ちせちゃん
りょう先輩
私
[ガサガサ]
りょう先輩
第二ボタンを私にくれた
私
りょう先輩
私
ひの先輩と 帰っていくりょう先輩
ちせちゃん
私
“第二ボタンをもらう” というミッションに 頭がいっぱいで 告白なんて 普通に忘れていた
ちせちゃん
私
ちせちゃん
私は帰って第二ボタンを ティッシュで包み 宝箱に仕舞った
そういえば りょう先輩の進路は？ 知らないまま
りょう先輩への 恋は終わった
3年生
おきくん
私
再びおきくんと 同じクラス
ちせちゃん
私
この頃になると 色んなカップルが たくさん増えた
友達同士の 漫画本の貸し借りで エッチな経験値も 爆弾にあがる
当然、彼氏が 欲しくなります
付き合ってみたいなと 色々な…本当に色々な 好奇心が湧きます
おきくん
私
おきくん
私
初めての彼氏が 出来ました
おきくんとは たまに一緒に帰って 人目が無いところで 出を繋ぎます
おきくん
私
そんな事より 誰にも見られてないか 周りが気になる私
家の前まで送ってくれる おきくん
私
おきくん
毎回すぐさま 家に入る私
1度だけ2人で カラオケに行った
おきくん
私
マイクを受け取ろうと 手を伸ばすと おきくんが 私のアソコに マイクを押し当ててきた
私
おきくん
私
おきくん
大笑いをする おきくんを横目に 私は一瞬で冷める 感覚を味わった
というかこいつは ヤったことあるのか？
そんな疑問も浮かんだ
カラオケが終わると
私
おきくん
私は急いで自転車に乗り 家まで全速力で帰った
何なんだアイツは… そもそも好きだったのか？
おきくん
私
おきくん
私
こんな日々を繰り返し いつの間にか 自然消滅したと思う
だって
おきくん
私
おきくんと彼女が 2人で写ったプリクラは ハグしていたり 頬っぺたにキス
おきくん
それからの2人は どうなったか知らない
別に興味もないのに 相変わらず 私に話しかけてくるので おきくんに関する多少の 知識だけ入っては消える
何もないまま 卒業式
小学校時代から 一緒だった100人前後の 同級生とお別れ 同じの高校へ行くのは その内10人くらい
寂しいような 嬉しいような
新しい友達と出会って 新しい自分に生まれ変わる という期待が とても大きかった
〜中学生終了〜
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