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らんらん達を拾って数年
気づけば背丈は俺と同じくらいになった
俺は1週間に1度のとある用事
それが最後の会話だった
帰ってきたら真っ先に聞こえるらんらんの “ おかえり ” って声
今日は聞こえなかった
夕飯の内容を聞いて子供のように喜ぶ声も聞こえなかった
いつも生活している大きな広間の奥にある小さな扉を開ける
4畳か5畳程の小さな部屋
自分たちの部屋が欲しいって言ってたから物置だったところを片付けて使わせてた
当たりを見回しても見当たらない2人の姿
もう170もあるふたりなので棚などには隠れられない
悲しい … のだろうか
たった10年程一緒に過ごしただけ
もうふたりと生きて合うことは出来ない
外は危ないから出ないでね 、 なんて大きくなってからは冗談かのように言っていた
が 、 本当にここら辺は野良の魔犬などが住んでいるためふたりだけでは危ない
一応魔術を教えては見たが才能はなかった
まぁふたりは人間だし魔法に適するんだろう
… なんて違うことを考えて俺はふたりが居なくなった悲しさを紛らわそうと思った
大事な人を失って何もかも諦めたあの時と
そんな 、 偶然 …
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登場人物の年齢について
亡くした大切な人
もう誰が亡くなったか分かりそうですね🤔