- ̗̀⚠︎ ̖́- nmmn 本人様とは関係ありません リアルな世界線 (4人で活動してる世界線) 紫さんの件に触れてます 嘔吐表現あり
紫
黄
赤
橙
青
桃
『忘れられない』
紫side
寝れない夜はいつもオフィスで過ごす
もうすぐ紅白もあるし日本に 帰ってきた。
でも、日本に帰ってきたら 色々思い出して寝れなくなる。
小さい頃からそう。 緊張したり不安になったら 寝れなくて、気持ち悪くなったり お腹が痛くなったり 頭が痛くなったり、体調が悪くなる。
今は完全に縁を切ってる親のことが 頭から離れなくて ずっと苦しい
忘れたくてもずっとその時の 記憶が残ってる。
親からの暴力。
親からの暴言。
親同士の喧嘩。
学校でのいじめ。
いじめなんかキリがなかった。 小学3年生から 高校の最後まで続いた。
親が犯罪者だから。 両親が犯罪者だから。
全てはその理由だった。 窃盗罪、殺人罪。 その罪はなぜか 俺の人生にも関わっていた
教育の方向性が違って 俺がなりたかったプロ棋士も お母さんが認めてもお父さんが サッカーの選手になれと 押し付けてくる
でも、サッカー選手になりたいって 言えば、お母さんが嫌がった。
無理やり習ったサッカーも将棋も 辛くてしょうがなかった。
ほんとの夢は人を救えるような お仕事に就きたかったから。
中学を卒業すると同時に 親と縁を切った。 1人になって、こんな活動をして 社長になった。 このことは親戚にも親にも伝えてない
ほんとにこの活動をし始めて初めて 出会った人にしか言ってない。
また、何か言われるんじゃないかって 怖くて、結局言えなかった。
両親のことはメンバーにも話せてない
また何か言われるんじゃないかって 怖がってる。
小さい頃から俺の意見は全て 潰されてきた
だから、その否定される感覚が 消えなくて自分の意見が言えず グループでの活動も他の会社の方と おしゃべりをする時 意見が言えず、しようと考えたものも 全て無理と断言される。
活動を休止して、ますます 断られることが多くなった。
他のグループや他の歌い手さんも プロデュースするようになって 話し合いをする機会は増えた。
だけど、半分が断られる。 半分は渋々やらせてくれる。
快く俺の意見が通ることはなくなった 手を上げられることもあった。
最近はメンバーにも頭を下げることが多くなった。
やっぱり心苦しい。
俺は桃くん達のやりたい事は やらせてあげたかった。
でも、俺の事でグループ自体の 信用を無くしてしまったから 全てを崩してしまった。
未来のこと、過去のこと、今のこと
全てがあの日に崩れた
あの日から逃げるように日本を出て 逃げるように頭を下げ続けた。
結局は俺も犯罪者なんだ
人を裏切ったんだ。
ほんとにおかしいよな、w
自分を貶してれば朝日が顔を出してる
こんないいところに事務所を 建てられたのもきっと運なんだろうな
俺の努力ではないんだろうな
憂鬱な気持ちでまた一日を生活する
今日も桃くん達が レコーディングをしにここに 来てるから、俺は社長室から 出ないつもり。
別にご飯も要らないし睡眠も 要らないし喉もそんなに乾かない。
俺はここの席に座ってれば 一日を過ごせる。 お風呂なんかどうでもいい。 昨日ボールペンを刺されたところから 血が止まらなくて貧血だから ど~せ入れない。
俺はみんなが笑ってたら それだけでしあわせ
桃side
今日も朝から夜までレコーディング
今はお昼休憩で 橙もここに来てて、いいお昼休憩
橙
桃
桃
橙
帰ってきたらしいから
LINEしたけど
既読つかんから心配で...
黄
橙
青
今、社長室にいるんじゃない?
赤
入っていったし
橙
行ってみるか、
黄
桃
青
赤
橙
桃
会うぐらいみんなで会おうぜ
青
赤
黄
桃
橙
青
みんなが仕事をしてるのにこんな 騒いでいいか分からないけど 青のその一言で盛り上がる。
盛り上がりが冷めた頃に 社長室のドアから不機嫌そうな 人が出てくる。
俺らはそれを見て 社長室の扉の前に立つ。
橙
橙
橙がそう言って社長室の扉を開ける。
扉の奥には 俺らが想像してた彼とは違う 彼が待っていた。
橙side
社長室の扉を開ければ人の気配がない静かな空気が漂っていた。
部屋の端から端まで見ると 膝を抱えて顔を伏せてる 紫くんが見える
紫くんの弱々しい体には 紫くんの辛い気持ちが 反映されたような感じだった。
橙
紫
橙
紫
反応がない。
無理やり反応を求めたら いけない気がして 一旦机の上を見てみる
赤
青
桃
橙
机の上にはぐしゃぐしゃになった紙と 破られた紙が広がっていた。 全て、次のライブ関係のものだった。
ぐしゃぐしゃにされた紙を広げたら 箇条書きで書かれた 計画的なものには全てばつが 書かれていた。
黄
自分でしたんですか、?
橙
黄
可能性は0なんですか、
黄
赤
黄
桃
桃
その話をするのは違う
桃
頑張ってるんだから許してやれ
黄
桃
桃
盲目リスナーみたいになるぞ。
橙
桃
紫くんの事じゃない?
そう言われて、部屋の端にいた 紫くんに目線を移す
桃
桃
橙
黄
紫
紫
紫
紫
桃
そう言いながら桃ちゃんは 紫くんの肩を一定のリズムで とんとん叩く。
耳を塞いで震えてる紫くんを 見るのは俺も辛い
紫
紫
桃
青
紫
紫
紫
紫くんが急に吐いた。
過呼吸になって、吐いて 紫くんはボロボロだ。
俺らも動けず その時は桃ちゃんに任せっきりだった
桃side
紫くんを見て呆然としてる橙たち
俺も怖い。辛い。 だけど、紫くんが1番 怖い思いをしてる。 辛い思いをしてる。
耳を塞いで、震えて、何かを怖がって 謝って、過呼吸になって 吐いて、紫くんぼろぼろだった
俺らが今まで見てた紫くんじゃない
本当に辛そうできつそうだ。
吐き終わった紫くんの意識は 朦朧としてて呼吸も治っていない
さっきまで見せてくれなかった顔も 今では本人が気にしてない。
顔を見せてくれなかった理由であろう 頬にできた青紫の痣と切り傷で 悲惨さがもっと増した。
意識を落としちゃったら俺らだけではどうにもならない。
みんながそう思った。
もう赤なんか救急車を呼ぶ寸前だ
桃
桃
赤
黄
俺もパニック状態で そんな状態で行き着いた判断は救急車
でも、間違ってはない気がする
紫
紫
紫
青
紫
桃
橙
桃
でも、手は両手とも耳元にあるから 口元には持っていかないかな
紫くんの口元を拭いて 手を抑えても大丈夫なようにする
赤
桃
紫
桃
紫
咳と過呼吸を繰り返してる紫くんの 背中をさすり続けて数分後
救急車も来て、救急隊員が数人 社長室に入ってくる
救急隊員の声掛けに紫くんの 反応はなく 危ない状況だと、判断され すぐ担架で運ばれる。
本人が話せない状況だったから 俺らが色々聞かれる。
俺らも分かることは全て伝えて 付き添いは救急車を呼んだ赤と黄が 行ってくれるらしい
俺らは病院を言われるまで 散らばった資料たちを片付けた。
赤side
あれから紫くんは処置室に 入っていって 俺らは3人に場所を伝える。
桃くんが言うには オフィスがパニック状態だから 理由を説明してから こっちに来るらしい。
黄
赤
黄
黄くんが俺に見せてきたのは 黄くんと橙くんの個人LINEに 貼られた写真。
切り刻まれた書類と部品の外れてる 社長室のいつも紫くんが座ってる椅子
なんだか、今の紫くんを 見てる気がする
今までは毎日のように俺らといたのに 今では距離も遠く、紫くんが俺らの 横を歩くことも少なくなった
いつも、俺らの2歩後ろ。 俺らが声をかけても紫くんは 悲しそうに微笑むだけ
今考えたらこれも紫くんの SOSなのかななんて思ってる。
最近は頭を下げる紫くんしか見てない
ライブの会場が1つ減っただけでも 深く頭を下げて、謝る紫くんを 見るのは心が痛かった。
頭下げんなよ、まだまだ チャンスはあるんだぞっていう 意味を込めて
次、頭を下げられた時は ぶん殴ってやりたい。
黄
赤
黄
赤
黄
俺らの不安を完全に消せてない 無理やりな笑顔も怖かった。
少しすれば青ちゃんたちも来て あとは紫くんを待つだけ
先生
赤
やっと、先生に声をかけられて 診察室に案内される。 本当は5分程度なんだろうけど 5人で紫くんを待った時間は すごく長く感じた。
先生
先生
先生
それ以降は本人の様子を
見ながらの判断となります
桃
先生
載ってるのでお確かめ下さい。
先生
色々聞いた後に病室を教えてもらって その病室へ向かう
病室は、個室だった。
精神的なものだから 暴れちゃったりするかもしれないから一応個室らしい。
病室は冷たかった。 起きてるって言われたけど 紫くんはぽつんと何処かを見つめてる
紫くんのいつもの温かみは 感じれなかった
黄
紫
青
青
青ちゃんがそう言った瞬間 紫くんの表情は変わった。怖くなった
紫
紫
紫
紫
紫
紫
思ってもぐっと堪えてあっちの
意見に合わせてたら
余計怒られちゃった
紫
紫
怒られるし伝えなくても怒られる
紫
紫
紫
こちらを見ずに、そう言う 紫くんの手は震えてた。
無理してる。 俺はそんな紫くんが大っ嫌いだ
赤
赤
見ないといけない限り頑張らない
赤
赤
思ってるのが分かる。
赤
思ってるのがバレてるよ。
赤
紫
赤
赤
褒めて欲しいって言ったら
赤
赤
未来のことも信じる。
認める。褒める。
赤
赤
赤
聞いてくれる人しかいない
赤
赤
赤
紫
紫
紫
紫
紫
紫
言わなかったら怒られる
紫
紫
紫
紫
紫
紫
紫
橙
裏切られてないって思ってる。
橙
切ってしまうことが
裏切りなんじゃない?
橙
喋ってるってことは
裏切ってないし
橙
伝えてくれたからまだ
俺らを信じてる証拠でしょ。
橙
橙
橙
桃
桃
桃
求めてるなら共感できるし
桃
言うなら俺は横で紫くんを慰める。
桃
桃
青
繊細なんだよね~っ。
青
気にせずヘラヘラしてたら
僕らはこんなこと気づけてないよ。
青
気づいてないと思う。
青
生きていけないんだよ
青
言ってること含めて
紫くんは変な奴じゃないよ。
黄
黄
おかしいってないと思う
黄
正しいとか間違ってるとか
おかしいとかないから
紫くんは自信を持ってください
黄
黄
黄
かけてもらって自信が
ついて周りも自分も
考えも変わりました
紫
赤
紫
赤
紫
赤
紫
赤
自分自身に自信ある?って聞いたら
赤
答えられるように頑張ってな。
赤
紫
桃
紫
黄
紫
青
紫
紫くん幸せそう。 よかった。
『忘れられない』 りくありがとうございます! 長いのに 話まとまってなくて ごめんなさい( ꒦ິ꒳꒦ີ)
𝙚𝙣𝙙 .