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記憶の狭間

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記憶の狭間

5 - ミサキ階段〔弐〕

♥

1,368

2022年08月26日

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輪廻

こんにっちわーーー!!!

輪廻

輪廻デェス!!!

輪廻

はい。全然更新出来ず
すいませんでした。

輪廻

今回のお話は、えーと…

輪廻

トアちゃん達が登った
階段の先には…!?

輪廻

それではどーぞ!!

ぱちゃん

寧々

ここが…

花子くん

ミサキ階段ね

花子くん

随分好き勝手にしてくれてんじゃん

七不思議が二番目

"ミサキ階段"

生徒達を異界へと誘い その身を千にも万にも 引き裂いてしまう…

花子くん

ここがその"異界"

花子くん

安否は別として…
居なくなった生徒もみんな
このどこかに居るはずだよ

寧々

ここが…

トア

神社みたいな場所…

寧々

確かに、別世界…

学校とはまるっきり 雰囲気が違うな…

ぬぅ…

寧々

寧々

人形か…

顔に席番…?

トア

(道が水没してる…)

トア

寧々。

寧々

トア

転ぶなよ。魚になる(((ボソ

ピキ

トア

(僕もか)

おい花子!

何も居ねーぞ

引き裂かれるんじゃ
なかったのかよ?

ふよふよと浮いている 花子くんが答える

花子くん

こんなすぐにはやらないよ

花子くん

早々におしまいじゃ
つまんないだろ?

花子くん

ちょっとずつちょっとずつ
削っていくのがタノシーんじゃん

シュミ悪ぃーな

花子くん

そりゃそーさ

花子くん

俺達は七不思議

花子くん

学園の怪異を束ねる
七つ頭として

花子くん

より多くのヒトに
知られていなくちゃならない

花子くん

だから俺達はヒトを脅かす

花子くん

楽しいこと優しいものより
嫌なこと怖いものの方が

花子くん

ずーっと記憶に残るだろ?

…ずっと、か

花子くん

…とはいえ
今回の二番はやりすぎだ

花子くん

こんなことさっさと
やめさせないと

ジリリリリリ

寧々

で、電話…?

ジリリリリリリリ

寧々が受話器を取る

あっ先輩!

トア

(大丈夫だろうか)

寧々

も、もしもし…

寧々

あの、あなたは…

??

…あたし

ミサキ

…ミサキ

寧々

ミサキって…

七不思議からの電話…?

ミサキ

この階の上にある学び舎で
生徒にものを教えていたの

ミサキ

…でもここで身を裂かれて
殺された

ミサキ

丁度あなたがたっている
ところでね

ミサキ

ねぇあなた。

ミサキ

あたしの身体
探してくださいな

ミサキ

これじゃあ何も出来ないわ…

寧々

ま、待って…!!
葵は…!?

ミサキ

まずは腕。右の腕____
この手であたし
白墨を使って字を書くの

ミサキ

急いでね
じきに授業が始まるわ

…授業…?

プツッ…ツー…ツー…

寧々

切れちゃった…

遠くにある砂時計が ぐるんと一周する

…ふん
時間制限付きってことかよ

寧々

あそこに腕を置けば
先に進めるのかな…?

花子くん

さぁ?

花子くん

でも何かは起きるだろうね

寧々

トア

寧々…

平気っすよ先輩!!

あんなイタ電
無視して行きましょう!!

花子くん

やめたほうがいーんじゃない?

花子くん

ね?トア

なんで僕…?

トア

…あぁ

花子くん

七不思議ってのはね
自分の領域内では
サイキョーなんだよ

花子くん

俺のバアイ
トイレね

花子くん

もし道を外れて
怒らせたりしたらどーなるか…

花子くん

試してみたいなら
止めないけどぉ

ぐぬ…

寧々

ひ、ひとまず!!!

寧々

言われた通り腕を
探してみよっか

寧々

電話の声からして
女の人の右腕よね

先輩がそう言うなら…

花子くん

そーそー
探しモノも案外タノシーよ

花子くん

ほら見て少年

花子くん

おたから発見♡

ドコッ!!!

トア

…気持ち悪い

花子くん

いって!!

寧々

トア!
私たちむこう探しに行こう?

トア

あぁ。

寧々

ほんと花子くんて
えっちだよね!!!

トア

あー…

寧々

反応うっす!!

寧々

私だって女の子なのに…!!

トア

あー…

寧々

男の子ってああゆうのが
いいのかしら…!?

寧々

あんな胸あったら私も…

トア

…寧々

トア

発想が花子くんと同じなんだけど

寧々

そんなわけないよ!!

寧々

ちゃんと探さないと!!!

寧々

…ん?

寧々

トア!!!これって…!!!

トア

…あー…

結果

源→木彫りの筋肉 花子くん→ロボットアーム 寧々→マネキンの右腕

寧々

あのねぇ…

寧々

探すのは女の人の右腕なのよ!?

寧々

源くんは自分の好みの腕
持ってきたでしょう

寧々

花子くんは真面目にやる!!

僕?僕は持ってきてないよ

だるいし

寧々

聞いてるの!?

え、えーっとぉ…

花子くん

ねーヤシロー…
言いずらいんだけどさ

花子くん

なんか変じゃない?

寧々

そう?

寧々

元々こうだったと
思うけどっ?♡

花子くん

そうかなあ…

その時____

ズルッ

バチャ

おっpい盛り盛りブラ

トア

はぁーーーーー…

だから辞めた方が いいって言ったのに

先輩

花子くん

ヤシロ

寧々

わぁぁぁあ

寧々

あ…今のはね…
えっとほら…あれよ…
あの…ちがくて…

花子くん

何も言わなくていいから…

寧々

うわーーーん!!!!

くすくすくす…

トア

…!!

時間だよ…時間だよ…

な、なんだ!?

寧々

人形が…!!!

授業の時間だよ

授業…?

寧々

あっ!!

寧々

見て!!砂が
全部落ちきってる!!

寧々

そんな…
あとはあそこに置くだけなのに…

遅刻する子はだーれだ

くすくすくす

来るなら来やがれ
返り討ちにしてやらぁ

目の前に現れたのは____

花子くん

伏せろっ!!!

じょきんっ

大きな鋏

光&花子&寧々

わ"ーーーーーっ!!!!

トア

(追ってくる…!!)

寧々

行き止まり…!?

遅刻する子は…

____お前だ

寧々

ヒッ…

花子くん

ヤシロ!!!

トア

寧々!!!

寧々

じょきんっ

ギリギリのところで 交わした花子くんと寧々

花子くんが蹴り バラバラと崩れる鋏

寧々

やったぁ!!

トア

…まだだ。

どうしよう…

すると僕の真横から 大きな鋏が出てきた

トア

!!

トア

(避けられないっ…!!)

花子くん

トア!!

トア

花子くん…っ!!

ジョキン!!

花子くん

トア!!!

トア

花子くんっ…!!

互いに伸ばされた手は 鋏によって拒まれた

ジョキン!!

大きな音がして、瞼を 開くとトアは消えていた。

花子くん

クッソ…ッ!!!

しくじった…!!

花子くん

とりあえず逃げるよ!!

ヤシロと少年。 3人で鳥居へ向かう。

寧々

光くん!!

おーりゃぁぁぁぁ!!!

すると人形達の動きが止まり、 次の扉が開いた。

寧々

ねぇ、花子くん。

寧々

トアは、どこ…?

花子くん

…いなくなった

は…?

花子くん

気がついたら、
いなくなってたんだ

寧々

分かりやすく青ざめるヤシロ

寧々

と、とりあえず…
進もう…?

迷ってるかもしんねーしな。

花子くん

…うん、

トア……

何とか扉は通れたけど…

また階段とお人形…

寧々

(でも誰も居ない…)

寧々

(でもトアも葵も
他の子達もいない…)

このまま進めば、 会えるんだよね…?

花子くん

どんどんいこー!!

花子くんも空元気な気がする

ジリリリリリ

また…

出ようとしたら 花子くんが受話器を取った

花子くん

もしもーし

ミサキ

左腕…

ミサキ

あたしの左腕
探してくださいな…

ミサキ

あたし

ミサキ

毎朝授業をする前に
お供えして祠に祈るの

ミサキ

左と右で手を合わせて

ミサキ

今日もみんなが
健やかでありますように…

ミサキ

急いでね

ミサキ

じきに____

花子くん

やぁ二番。

花子くん

久しぶり。
俺のこと…覚えてるよね?

ミサキ

……じきに授業が始まるわ

ガチャンッ

花子くん

ただのゴアイサツだよ

寧々

知り合いなの?

花子くん

まー七不思議同士だから

ガコン

またしても大きな音を立てて 砂時計がぐるんと1周した。

また腕探しかよ
めんどくせぇな…

おい花子!!

なんか他にねーのかよ!!

花子くん

なんか?

苦手なもんとか…
弱点とか…

花子くん

あるよ

花子くん

弱点ならちゃんとある。

花子くん

"神の依代"といって…

花子くん

七不思議に
特別な力を与えてる

もっけちゃんが遊んでいた 猿のおもちゃを 手に取る花子くん

花子くん

ま。電池みたいなもんかな

花子くん

それを破壊されると
七不思議は大幅に弱体化する

それだ!

どこにあんだよ
そのカミの…えーと

ノリシロ!?

寧々

依代ね

軽くツッコミを入れる

依代!!どこだ!!

花子くん

この境界の最深部

寧々

最深…

部?

花子くん

そのまんま
最も深い場所のこと

花子くん

この階の1番上…

1番上ってことは…

まさか…上まで登るの!?

花子くん

じゃ張り切って登るぞー!!

それから私たちは ミサキ階段の望むまま

彼女の体を探して進んだ

ミサキ

次は右足…

ミサキ

左足…

ミサキ

ミサキ

目玉

ミサキ

ミサキ

次は_____

ゴトッ

寧々

これで最後よね…?

光&花子&寧々

終わったー!!

花子くん

次は右足の爪…なんちて

寧々

流石に細すぎるでしょ…

開きますよ!!

ギィィィィ…

寧々

(このまま上手く
行けばいいんだけど…)

寧々

(でも、何かおかしいような
気がするのよね)

そうだ。

"何もできない"っていう 理由で私達は身体を 集めさせられていたはず。

じゃあ電話をかけてきたのは 一体誰…?

トア

…う…

勿怪

しんだ?

勿怪

しんだのか?

トア

…もっけ

勿怪

ちっ…いきてた

バラバラと散らばる勿怪達。

トア

なんだ…ここ…

さっきまでいた境界とは 打って変わる明るさ

??

目覚めたわね。

トア

後ろからする声に 振り向けば、綺麗な身なりの 女性が立っていた。

トア

…誰だ。

電話の声に似てる…

トア

…ミサキ…?

??

貴方凄く顔整ってるわね!

??

嫉妬しちゃうわ…

トア

……は?

え、は、どゆこと?

トア

なんで僕を
ここに連れてきた。

??

貴方に頼みたいことがあるの

トア

頼みたいこと?

??

と、その前に
名前名乗らなきゃね

ミサキ

ミサキ。ミサキよ。

トア

ミサキさん?

ミサキ

ええ。

トア

ミサキ

貴方に
頼みたいことがあるの。

トア

はい。

ミサキ

貴方に人形を
作って欲しいのよ!!

トア

…何故ですか?

ミサキ

あたし貴方達のこと
見てたのよ

トア

はぁ。

ミサキ

貴方だけ。
腕持ってこなかった。

トア

それはただ
めんどくさかっただけで

ミサキ

初めてなのよ!!!

ミサキ

腕持ってこなかった子!!

ミサキ

でね!
あたし貴方に興味湧いちゃって

ミサキ

貴方に人形作りを
頼みたいのよ!

トア

…僕ぬいぐるみと服しか
作れないんですけど。

ミサキ

ぬいぐるみでいいのよ!!

ミサキ

お願いっ!ね?

トア

…分かりました、

ほんと僕って押しに弱いな、

輪廻

はい!!

輪廻

今回はこの辺で!!

輪廻

作品待っててくれた人は
ありがとうございます!!

輪廻

忙しい時期は過ぎたので
頻度を上げたいと思います!

輪廻

それではまたね!

この作品はいかがでしたか?

1,368

コメント

21

ユーザー
ユーザー

続き楽しみ(((o(*゚▽゚*)o)))

ユーザー

最高すぎる😭👏✨

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