楓華
疲れたって…
楓華
なんで急にそんな事を言い出すの?
梨乃1回もそんな事言わなかったし、そんな言葉初めて聞いた。
梨乃1回もそんな事言わなかったし、そんな言葉初めて聞いた。
梨乃
山の中で思ったんだ。
私は死んでも良いかなって。
私は死んでも良いかなって。
楓華
なんで…?
何でそんなことを言うの?
何でそんなことを言うの?
梨乃
……
梨乃
家で色々あってさ。
楓華
家か……
私で良いのなら聞くから話を聞いてくれない?
私で良いのなら聞くから話を聞いてくれない?
梨乃
良いよ。楓華も悩ませるなんてことは絶対に出来ないから。
楓華
そんな事無いよ。
私達、親友でしょ?
人に言えない事を打ち明けるのが親友の役目じゃないの?
私達、親友でしょ?
人に言えない事を打ち明けるのが親友の役目じゃないの?
梨乃
それはそうだけど…
まぁいいや。
暗いから家に帰ろ?
まぁいいや。
暗いから家に帰ろ?
楓華
う、うん
これは怪しい。
隠してるのがバレバレ
私は梨乃と一緒に家に帰った後、 少しして梨乃と距離を置いて、バレないように家で何かが合ってるんじゃないなと、外から聞いてみた。
楓華
じゃーね。
梨乃
うん。
よし、上手くいった。
寂しい後ろ姿。 梨乃の後ろ姿は何かと悲しい雰囲気を出してる。
やっぱり合ってる。
コツコツコツコツ
梨乃
家に帰りたくないなー。
梨乃
何で私がこんな家に生まれてきたんだよ。
家に帰りたくないな? まさか…
虐め?
梨乃
ただいま。
梨乃のお母さん
………
楓華
無視。無視した!!
楓華は心の中で思っています⥣
梨乃
何でだろ。
梨乃のお母さん
早く風呂入ってくんない?
梨乃の兄
お前帰ってくんなよ、
梨乃
ここの家族何だからしょうが無いでしょ?
梨乃の父
お前はここの子供じゃない
梨乃
お父さんまで……
楓華
酷い…最悪の親だ……
梨乃
こんな家…
梨乃
出ていってやる。
梨乃のお母さん
待ちなさい!!
梨乃
待たない。待つだけ時間が無駄。
お母さんの為に時間なんか使いたくない。
お母さんの為に時間なんか使いたくない。
梨乃の父
戻って来いって。
梨乃の兄
おい。
梨乃
私はここの家の子供じゃないんでしょ?じゃあ必要無いよね?
私の事なんかもういいから。
気にしないで。
私の為に時間費やすなんて勿体ないとか思ってるんでしょ?どうせ。
私の事なんかもういいから。
気にしないで。
私の為に時間費やすなんて勿体ないとか思ってるんでしょ?どうせ。
梨乃のお母さん
何処に行くのよ?
梨乃
言わない。
言いたくない。これ以上聞かないで。思い出したくない!
言いたくない。これ以上聞かないで。思い出したくない!
楓華
梨乃……
梨乃
楓華……
梨乃
全部聞いてた?
楓華
ごめん……うん。
楓華
この問題で悩んでたんだ。
家においで。話を聞くから。
家においで。話を聞くから。
梨乃
有難う。でもいいよ。
楓華
梨乃。何で?
梨乃
もう私はあの一族の子供じゃなかったんだって。
梨乃
必要なかった。
生まれる必要も無い。
生まれる必要も無い。
楓華
そんな事言わないで!!!
私の家に来て!お願い、
私からのお願いだから!
私の家に来て!お願い、
私からのお願いだから!
梨乃
うん。じゃあ。
そうさせてもらうね。
そうさせてもらうね。
楓華
うん。良かった。
梨乃の身を守る為にも。