ん? ここどこ? もしかして、寝ちゃった?
今、何時なのだろう? 部屋には時計もないし、 雨戸も閉めてあって分からない、 体感午前2時くらいだろうか、
そう思いながら ふと横を見ると 怖い人が寝ていた、
怖い人は眠っている もしかしたら、 逃げれるかも
タッタッタ
昨日、殴られたところが痛い、
ここどこ?
出口は?
朝陽
僕はまた、走り出す
僕は水を飲むために部屋を出た
タッタッタ
ん?誰かが走ってくる?
余程疲れているのだろう、 僕には気付かずに休憩している
晴菜
その子は振り返る、 見覚えのある顔だ、 誰だ? あ、組長の奴隷だ、
名前はなんだっけ? そうだ、 松倉朝陽だ、 羅衣さんが言っていた
朝陽
晴菜
朝陽はコクッと頷く
晴菜
朝陽
朝陽は目を輝かせる、 まだ、人間なんだな、 僕はそう思った、
晴菜
そう言った途端、 サイレンの音が響き渡った
朝陽
晴菜
朝陽
晴菜
なんで、助けるのだろう? 助けたら後から、 酷いことが、 待っていると分かっているのに、
僕は知らない少年に 教えてもらい、 出口に辿りついた、 これで、出れる、やった、
朝陽
僕は聞いたことある声で 呼ばれ、振り向く、 そこには、手に何かを持った 怖い人がいた、
朝陽
一樹
一樹
一樹
一樹
怖い人は、 ずっと笑ってる、 でも、目は笑ってない
ドンっ
朝陽
一樹
一樹
そう言い、少年の方へ行く
一樹
一樹
少年は酷く怯えている
一樹
一樹
一樹
一樹
嘘、、、 いや、、 また、殴られる、
羅衣
羅衣
羅衣
羅衣
褒めている……? いや、すごく怒っている時の癖だ なんで、助けてしまったのだろう
晴菜
口を塞がれた、 息が出来ない
羅衣
カタカタ
手が震える 怖い、
羅衣
羅衣
晴菜
どかっ
羅衣
晴菜
羅衣
羅衣
もう、この生活は嫌だ、 僕のことは人間として 見てくれない
羅衣さんと晴菜さんは戻って行った 晴菜さんへの態度が 明らかにおかしい 例えるなら、 ペットを躾ているような
一樹
朝陽
一樹
一樹
朝陽
一樹
どかっ
ぼこっ
ぐぎっ
ぁ"ぃ"たぃ" 口を抑えられてるから、 声が出せない、 痛みを逃せない
一樹
どかっ
ぐぎっ
一樹
一樹
一樹
口を塞いでいる手が空いた
朝陽
朝陽
一樹
一樹
怖い、 でも、今優しくしてくれるのは 怖い人いや、 一樹さんだけ
てちてち
一樹
一樹さんが撫でてくれる、 何故かは分からないけど、 安心する、 安心すると同時に 涙が出てきた、
朝陽
一樹
何が大丈夫なんだ、 そう思いながらも、 ずっと撫でていてくれる事に 喜んでいる
一樹
一樹
朝陽
差し出されたのは 『首輪』だった。 どう見てもファッション用には 見えない。
一樹
朝陽
一樹
「ダメだ、反抗するな!」 僕の中の僕が そう、叫んでいる。
僕は震える手で付ける
朝陽
一樹
一樹
そう言いながら、 首輪にリードを付ける
一樹
一樹
朝陽
一樹
朝陽
一樹
朝陽
一樹
一樹
朝陽
一樹
一樹
そう言われ、 僕は立とうとする
一樹
朝陽
一樹
一樹
一樹
え? 歩いちゃダメなの? 僕は葛藤する、 でも、殴られたくない、
てちてち
僕は、膝と手のひらを使って 一樹さんの元へ行く
一樹
一樹
戻ってきてしまった 膝と殴られたところが痛い
一樹
朝陽
一樹
朝陽
一樹
一樹
どかっ
一樹
朝陽
一生僕はこのまま? 嫌だ、嫌だ、嫌だ
コメント
1件
ちょっといや、結構過激かも🫣 次回はほわほわにしようかな✨️