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1日遅れの七夕ネタです!
とある日
mz
at
今日も恋人であるmzと一緒に出社
するとうちのどんぐりーずが仲良く
肩を並べて何かを書いていた
at
kty
tg
mz
とうちの姫がぽつりと呟くので
at
笑みを含みmzを見ると
mz
顔を赤らめそっぽを向いてしまった
at
なんて思いながら、歩き出したmzを追いかけるように俺も机に向かった
あれは1年前の今頃
毎年恒例全グループの短冊を飾ると言うことで
机に向かうとそこにはakが何やら書いていた
at
ak
at
pr
pr
at
ak
pr
ak
pr
at
罵倒を浴びせるprも実は嬉しいと言うのが見て取れる
この頃はまだ付き合いたてだったから
akのアピールはそりゃ凄かった (今もだけど)
そんな2人のイチャつきを見てたら
反対側から視線を感じたので目を移すと
mz
視線を送った張本人と目が合うと
即座に彼は目線を短冊に戻した
それを俺は絡んで欲しいアピールと勘違いし
彼に気付かれぬようそろりと向かった
at
mz
急に後ろから声を掛け驚いたmzの声量は凄かった
と同時にmzは書いていた短冊を見えないように手で隠した
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mz
at
mz
at
mz
at
mz
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mz
忘れてたかの様な言動につい笑ってしまうと
彼はむぅっと膨れ立ち上がった
mz
mz
何て言いながら彼は持っていた短冊をゴミ箱に捨てた
普段ならそんな事しないんだけど
何か妙に気になってしまった俺は
周りにバレないようにそれを拾い
ポケットに素早く突っ込んだ
mz
会社からの帰り俺はmzを呼び出した
at
人気のない公園のベンチに誘導すると
彼は素直に隣に座ってくれた
呼び出した理由は1つ
あの短冊の真意を知りたかったからだ
mz
at
at
mz
正に鳩が豆鉄砲食らったようにmzはきょとんとするも
思い当たる節がないのかすんなり答えてくれた
mz
at
mz
それだけ、と言われてしまうと困るんだが
単刀直入に短冊の事を聞くべきなんだろうか
実はこの時俺はmzに対して淡い恋心を抱いていたのは事実
好き好き大好き付き合えーー!!
って感じではなかったのだが
最初は話が合うな、とか 笑った顔好きだな、とか
ペアだから助け合えればいいな、なんて
そんな程度だったけど
akprが付き合ってイチャついてるのを横目で見ていたら
何だかそれを羨ましく思う自分が出てきてしまった
しかも毎回そうしたいと思う相手がmzだった
でもこの気持ちはmzにとって邪心でしかないのもわかってる
いっその事mzが誰かと付き合ってこの気持ちをスパッと切って欲しい
今ならまだ諦めがつく
そう言う意味でこの短冊の真意を知りたかった
些か自分は卑怯な人間だと思いながらも
俺は単刀直入に聞くことにした
at
mz
図星だったのかその透き通るような白い肌が
ほんのりと赤く色付いた
mz
at
at
そう言って俺は短冊を渡した
短冊を渡され絶句した
最悪だ…………捨てたはずなのに
なんで持ってんだよ!!
しかも拾ってる相手が終わってる
mz
at
at
優しいatの事だ、これは本心で言ってるんだろう
けどこんな事お前にだけは相談できない
こんな事なら活動で悩んでるって言っとけば良かったと今更後悔
at
そう追求されて、いないと嘘を付けばいいのに
テンパり過ぎて言葉が出てこない
すると追い打ちを掛けるようにatは言葉を重ねた
at
mz
自分でもビビる位キッパリと断った
でもこれはいますって言ってるようなもんで
向こうもそう確信した顔と同時に
断られたショックでしょぼくれた顔をしてた
at
しっかり断ったのにまだ縋るのには
何かの意図を感じたけど
言える訳がなかった
mz
at
mz
at
立ち上がった俺の腕をatは掴み
俺の帰宅を阻止する
どうしてこんなに食いついてくるのか
全くわからなかったけど
長時間いると俺の気持ちが爆発しそうだった
at
at
at
mz
at
mz
mz
自分の気持ちを自分で蓋をする言葉に
悔しくて涙が溢れそうになる
諦めなきゃ行けないのに、わかってるのにっ!
なのにアイツときたら…………
at
at
at
atの言葉が全て煽りに聞こえてしまい
頭に来てしまった
mz
mz
mz
『お前だよっっ!!』
mzの吐き捨てた言葉に目を見開いた
勿論mzの恋を応援したい気持ちもあったが
俺は本当に自分の気持ちを捨てたいが為に
自分でも酷い野郎だと思いながら
あんなに食い付いたけど
1ミクロンも思ってなかった返答に
驚きが隠せなかった
必死に伝えてくれた mzに
俺は完全に堕ちてしまった
mz
今にも泣き出しそうなmzはそう呟き
俺に背を向け歩き出した
at
頭は真っ白だったけど
何より嬉しすぎて
気付けば俺は後ろからmzを抱きしめていた
mz
at
mz
at
mz
mz
at
俺が思ってた卑怯な手段を聞くと
mzは俺の腕の中でくるっと方向転換して
きゅっと抱き着いてきた
mz
at
mz
嬉しそうに笑う彼がまた可愛く見えて
抱きしめる腕に力を込めた
mz
at
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短冊の願い事、それは
『幸せを、ください』
思い出に浸りニヤニヤしてると
隣の恋人は怪訝そうな顔で俺を見てる
mz
at
mz
察してくれたのかこっそり部屋を出ていったktytgを確認し
大好きなその手をぎゅっと握る
at
mz
自然と目が合う
何かを求めるようなその上目遣い
反則だわ、と思いながら顔を近づける
その気になってくれたmzもゆっくり目を閉じた時…………
ak
ak
pr
at
mz
……………………………………
ak
pr
mz
ak
at
mz
ak
pr
at
mz
とんだお邪魔が入っちゃったけど
mzから失敗したと渡された短冊には
こう書かれていた
『幸せになりました』
コメント
3件
最高です。ありがとうございます。(語彙力喪失) 自分の気持ちをなんとかしたくて少しずるいことしちゃうAtくんも、 Atくんに問い詰められて照れちゃうMzくんも、めちゃくちゃ尊くて朝なのに叫びそうになりました← Akくんが入ってくるタイミング面白すぎません?w Mzくんの短冊に書いてある言葉が「なりたい」から「なりました」に変わっているところが特に好きです!! 素敵な作品ありがとうございましたっ!! いつにも増してとてつもない長文失礼しました!!