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第3話 - 良き変化

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2025年09月20日

#創作

#一次創作

#初心者

#初心者だからつまんないかも....

#ファンダジー

夜

リディネス

傾聴の天使？

バデイラ

ああ

バデイラ

天使には特異的な性質を持つ天使がいて

バデイラ

代表的な性質は授業でも習っただろ？

リディネス

ええ

バデイラ

傾聴の天使は更に珍しいからな

バデイラ

授業では聞かないだろう

リディネス

どんな性質があるんです？

バデイラ

人の苦悩や嘆きを感じ取ったり

バデイラ

その気になれば心も読めるらしい

リディネス

そ、そんなすごい力

リディネス

私にあるわけ

バデイラ

自分に自信が無いのと

バデイラ

力が無い事はイコールにはならない

バデイラ

ただ

バデイラ

もし、君が傾聴の天使だとしたら

バデイラ

その性質、力がうまく操作できて無いようだな

バデイラ

ノイズや声に振り回されているのが

バデイラ

その証拠だろう

リディネス

どうしたらいいんでしょう

バデイラ

先生に相談してみるか

バデイラ

その力のせいで

バデイラ

授業もテストも集中できないいんだろ？

リディネス

はい

バデイラ

よし、行こう

リディネス

あ、え

バデイラ

ん？どうした？

リディネス

な、なんでそんなに

リディネス

私に親身になってくれるんですか？

バデイラ

・・・

リディネスの言うとおりだ

なぜオレはここまで親身になる？

自分でもよくわからない

この感情はなんなんだろう

バデイラ

・・・

バデイラ

・・・オレにも

バデイラ

・・・わからない

オレは小さくつぶやいた

リディネス

ん？

バデイラ

いや、何でもない。行こう

リディネス

あ、はい

バデイラ

敬語じゃ無くていい

リディネス

えっと、うん

先生

なるほど

先生

確かにその話を聞くに

先生

傾聴の天使の性質を持ってそうですね

先生

気づいてあげられなくてごめんなさい。リディネス

リディネス

いえ、私自身も気づいてませんでしたから

先生

傾聴の天使ですかー

先生

先生はこの学校で担任をやってまだ間もないので

先生

傾聴の天使の担任は初めてです

先生

有識者の先生がいないか

先生

尋ねてみますね

リディネス

ありがとうございます

先生

それとバデイラ

バデイラ

はい

先生

よくリディネスの問題に気づけましたね

先生

とても素晴らしいです

バデイラ

オレは彼女と話しただけです

先生

それでも素晴らしい事ですよ

先生

ところで、ひとつバデイラにお願いがあるんです

バデイラ

はい

バデイラ

なんでしょう

先生

リディネスは傾聴の力に振り回されて

先生

授業に集中できていませんでした

先生

成績もいいとは言い切れません

先生

そこで

先生

成績優秀なあなたが

先生

リディネスに勉強を教えてほしいんです

リディネス

そんな、先生

リディネス

いくらなんでも悪いです

リディネス

バデイラにもご迷惑かけますし

バデイラ

いいですよ？

リディネス

え！

先生

そう言ってくれると思ってました

先生

では、よろしくお願いしますね

バデイラ

はい、先生

リディネス

本当にいいの？

バデイラ

ああ、構わない

リディネス

ありがとう。バデイラ

リディネス

あなたって本当に優しいんだね

バデイラ

どう、いたしまして

この感情の正体が未だにわからない

まあ、気にしても仕方ないのかもしれない

バデイラ

ところで

バデイラ

今は寮暮らしなんだよな

リディネス

ええ

バデイラ

自室で勉強は出来るのか？

リディネス

寮は四人部屋で

リディネス

さっき言ったみたいな現象が起きると

リディネス

やっぱり集中できなくて

バデイラ

・・・

バデイラ

物理的に人がいなければ何とかなるのか？

リディネス

試したことがないのでわかりませんが

リディネス

多分そうだと思います

リディネス

でも、この学園は人が多いですし

リディネス

人がいない所なんて

バデイラ

・・・

バデイラ

ついてこい

リディネス

え、どこへ？

バデイラ

いいから

バデイラ

ついた

リディネス

学園にこんなところがあったなんて

ここは植物園

希少な植物やまだ下界にはない植物もあるので

普通の生徒は入れない

庭師

やあ、バデイラ君

植物園の入り口で庭師が出迎える

バデイラ

リディネス

バデイラ

汚れるのは嫌いか？

リディネス

いいえ

バデイラ

虫とかは

リディネス

大丈夫です

バデイラ

そうか

オレは庭師の方を向いた

バデイラ

いつもの条件付きで彼女にも使わせてほしい

庭師

おー！！お仲間かい？

庭師

僕はべつにかまわないよ？

バデイラ

ありがとう

リディネス

条件って？

庭師

ここの草むしりとか水まきとか

庭師

簡単な作業を手伝ってくれたら

庭師

あそこの小屋使っていいよ

庭師は畑の隅にある小屋をゆびさした

庭師

バデイラ君もたまにあそこで勉強するんだよ

リディネス

そうなんですね

庭師

もちろん

庭師

危険な植物には近寄らせないから

庭師

安全面は心配しないで

バデイラ

ここなら人も来ない

バデイラ

静かに勉強できるだろう

リディネス

本当にありがとう！！

庭師

ただし、手伝いを忘れないでね

庭師

あと、このことは内緒ね

リディネス

はい、もちろんです

リディネス

わあ、きれい

リディネスが花畑を眺めている

オレと庭師はそれを離れた場所で見ていた

庭師

しかし、君が他の天使を連れてくるとはね

バデイラ

まあ。色々あって

庭師

いい事じゃん

庭師

いい出会いをしたね

バデイラ

まあ・・・

庭師

君、恋してるね

バデイラ

ええ・・・

バデイラ

え！？

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