この物語はフィクションです。 実在する人物、施設、病気などは一切関係ありません。
『やっておきたい10のこと』 3 家で遊ぶ
晴空ーハクー
僕の家なんですね。
亜子ーアコー
自分の家にはいつでも帰れるから。
晴空ーハクー
何します?
亜子ーアコー
ゲーム。
晴空ーハクー
うちゲームありましたっけ。
亜子ーアコー
クローゼットの一番上。
晴空ーハクー
え?
晴空ーハクー
ホントにあるじゃん。
亜子ーアコー
やろ~。
晴空ーハクー
テレビ繋げます。
亜子ーアコー
紅茶飲む?
晴空ーハクー
じゃあ淹れてください。
亜子ーアコー
は~い。
亜子ーアコー
どうぞ~。
晴空ーハクー
ゴクッ。
晴空ーハクー
……。
晴空ーハクー
お水に変更してもいいですか……?
亜子ーアコー
紅茶苦手なタイプだったか。
亜子ーアコー
無理しないでいいよ。
晴空ーハクー
ごめんなさい。
ちょっと申し訳ない。
亜子ーアコー
いけ!いけ!いけ!
亜子ーアコー
よっし勝った!
晴空ーハクー
強くないですか?
亜子ーアコー
たくさん練習したから。
晴空ーハクー
意外とゲーマーなんですね。
亜子ーアコー
そうかも。
亜子ーアコー
……疲れた。
晴空ーハクー
はしゃぎすぎです。
亜子ーアコー
お昼寝タ〜イム!
晴空ーハクー
僕のベッドが侵略された。
亜子ーアコー
安心しろ。
亜子ーアコー
このベッドの下には仮布団も閉まってある。
晴空ーハクー
なんで僕より僕の家に詳しいんですか。
亜子ーアコー
私のこと舐めてもらっちゃ困るよ。
亜子ーアコー
はい、自分で敷いて~。
亜子ーアコー
おやすみ!
晴空ーハクー
え、亜子さん?
晴空ーハクー
寝るの早すぎでしょ。
大丈夫?
水飲みな。
あ、ありがとうございます……。
君の名前は?
晴空……です。
晴空くんか。
何歳?
15です。
あら若い。
私は今22歳だから……7歳差か。
よろしくね、晴空くん。
よ、よろしくお願いします。
……。
懐かしい夢だった。
君が消えるまで残り7日