TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

高校生の青春

一覧ページ

「高校生の青春」のメインビジュアル

高校生の青春

6 - 第6話 大会

♥

39

2024年08月20日

シェアするシェアする
報告する

それから私は、部活に追われる日々を過ごした。ノー部の日は、近所のバスケゴールがある公園で練習したりして、バスケの事を考えない日はないほど必死だった。 日中はしょっぴーや康二、果穂ちゃんや真奈ちゃんと話したりして、気持ちを軽くした。

ある日のお昼の時間。大会まで2週間を切っていた。

果穂

咲希、部活忙しい?

咲希

…うん、何か落ち着かないや笑

翔太

忙しそうだな、大会まであと少しなんだろ?

咲希

うん。…ふぅ、緊張する

果穂

楽しみじゃないの?

咲希

…何か、怖くて。先輩の代わりに出るって、その分絶対ミスできないじゃん。もちろんしたくないけどさ。私が疲れて動けなくなって負けたら、完全に私の責任じゃん。だから不安なの

果穂

…ねぇ、咲希。そんなに責任負わなくて良いんだよ?たしかに、先輩の代わりに大会に出るのは不安だと思う。咲希が責任を感じやすい性格ってこともわかってる。何年も親友やってるから。…でもさ、頑張るのも大事だけど、もっと大事なことがあるんじゃない?

咲希

大事な事…?

果穂

楽しむこと!

咲希

…楽しむ…

果穂

そう。今からそんなビビってたら本番やばいよ

咲希

…そうだよね。私、がんばる!

翔太

(頑張れ)

大会当日。会場には、家族皆と、康二、しょっぴー、果穂ちゃん、真奈ちゃんも来てくれた。そして、結月先輩も。絶対に失敗できない。その結果、私は前半ではあえて控えめに動き、体力を温存。少しはドリブルやシュートをしたため、チームに貢献できた。迎えた後半。ここで負ければ、終わる。敵に大幅に点差をつけられ、後がない。やっぱり、だめだ…。目に、涙が浮かんでにじむ。その時。

果穂・しょっぴー・康二・真奈

咲希ー!がんばれー!

観客席から、皆が応援してくれた。その姿に、涙が止まらなくなった。そして、今までの練習風景がフラッシュバックして、心を落ち着かせた。私ならできる。皆が着いてるから。大丈夫ー。

「ピーーーー!」

私達のチームは、ギリギリで逆転勝ち。皆で抱擁を交わし合い、泣いた。まだ市の大会だろうが、皆で勝てたことに感動した。中学とはレベルが違う感動を味わえた。そして、県の大会に進んだ私達。結果は…。

果穂

悔しいね…っ、でも頑張ったよ!

惜しくも、後一点で敗退した。悔しい。ものすごく。でも、この仲間で、諦めずに戦えたことが、何より嬉しい。優勝したかったけど、とにかく楽しかった。ありがとう先輩。私は顔中涙だらけで、果穂達の元に。 

果穂

咲希!おつかれさま、かっこよかったよ!

咲希

果穂、ありがとう…っ(TOT)

果穂

不意打ちの呼び捨て、ずるいよぉっ

咲希

…しょっぴー、康二、真奈ちゃん、ありがとう…!

見に来てくれた一人一人と抱き合った

結月

咲希、よくがんばったね…!任せてよかった!

咲希

結月先輩、ありがとうございます…!

この作品はいかがでしたか?

39

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚