テラーノベル
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駒鳥
駒鳥
剣持
そんな他愛のない話をしながら 駅まで歩いていた時だった
*・゜゚・*:.。..。.:*☆*:.。.
駒鳥
剣持
それは僕らが向かっている 駅の方から聴こえてきた
近づいて行っているから 段々はっきりと耳に入る
正体は駅前の広場に置いてある ピアノだった
『ストリートピアノ』といった所か
いわゆる誰でも弾いていい
ご自由にどうぞという
今弾いているのは高校生ぐらいの子
弾いている近くに同じ制服の子がいる
友人に弾いてと言われたのかもしれない
弾き終わり、パラパラと拍手が
照れくさそうにその場を後にした
駒鳥
剣持
剣持
駒鳥
剣持
駒鳥
剣持
剣持
駒鳥
剣持
駒鳥
駒鳥さんと駅に向かって歩いていた
広場に置いてあるストリートピアノ
駒鳥
剣持
駒鳥
剣持
駒鳥
剣持
駒鳥
言葉を濁し、ピアノ前の椅子に座る
そっと鍵盤に手をおいた
次の瞬間
*・゜゚・*:.。..。.:*☆*:.。.♪〜
彼の指から発せられた音色が 道行く通行人の足を止める
人々を照らしている太陽のように 軽やかで明るい曲
でも、僕には
泣いているように、聴こえた
コメント
2件
どの作品も大好きで楽しみに見てます 体調に気をつけて頑張ってください 応援してます 続きを楽しみに待っています