零桜

春 別れの季節であり、出会いの季節でもある

「どんな高校生活になるかな」

そんなこと考えてるうちに入学式が始まる時間はどんなに待って欲しくても進んでく

自分のクラスを確認して体育館へ向かおうとすると

関わりたいって言い方キモくね？By主 ⬆出てくんなByこさめ

これがいわゆる一目惚れ、、、か、

校長先生の話が長いのも高校生活って感じがして またいい、、、のか、、、？

そんなことを思いつつ入学式が終わった

それと同時に

急激に心臓が痛くなった

息が上手く出来なくて

視界が歪んでく

気がついたらこさめは保健室に来ていた

先生から話を聞くには同じクラスの男の子が こさめに気づいてわざわざ保健室までこさめを 運んできてくれたらしい

まぁ先生は今用があって 保健室にはいないんですけどね

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

実はこさめは小さい頃から病弱で 小学校も中学校もあまり行けてなかった

故に堂々とここ行ってたよ！なんて言えない

同じクラスなのに知らない。 なんてことも起こる程なんだから

ここは行ってないとでも答えた方がいいのか？

そんなこんなで下校時間

みことくんに色々迷惑かけちゃった

みことくんだってクラス行かないとだったのに

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

するとそこに人が来た

今朝の人だ。

メインで黒、そして桜色の前髪

とても桜が似合う

今思ってみればボソッと聞こえた声が綺麗だった

ただ、聞き覚えがあった

1度は逸らしてみたものの視線を感じた故に 目を向けると

目が合ってしまった

声をかけてみると彼はおどろいた表情だった

やっぱりかっこいい今朝のこさめの目は間違いじゃなかったらしい

桜我らん···綺麗な名前·········

やった！

何かしらの連絡ツールが欲しい

ここは思いきって、、

同じだったんだ！あまり見てなかった

理由を聞かれるかと思ったが聞いてこない。

彼の優しい心が聞くのを妨げたんだろう

何かもっと仲良くなれること、、

そうして僕は、新たな友人と一緒に学校を出た