さと・りぃ ━━━━━━━ ☘君の霊☘ ━━━━━━━
炎天下の下 俺は自転車に乗って神社と ____の_______に来ていた
さと
何故こんな真夏に神社向かってるかというと…
知り合いがこの神社の神主から許可を貰ってくれたからクラスメイトと肝試しをすることになった
さと
今日はその神社の確認ともう1つ個人的な用事で来ていた
個人的な用事の方が俺にとっては大事な物だった 勿論、肝試しも楽しみだった
自転車から降りて かごにいれた、荷物を持って 階段を登った
さと
さと
さと
高校生の男子がいた 俺は_____に重なって見えて驚いた そんなはずない、_____はもう…
1度そう見えたらずっとそう見える
気になってしょうがない
さと
この子はこういった
_____
何を?
気になってしまう 熱中症になるかもだし… お節介かもだけど聞いてみた
さと
_____
_____
大好きな人とは…恋人でもいるのだろうか…? _____に似ているからなんか 変な気分だ
さと
_____
さと
_____
俺は手桶とひしゃくを持っていた ______の墓参りに行くため _______とは付き合って5、6年だ
でも、なんでこれがこの子に会うと思う要素があるのだろうか…?
_____
珍しく涼しい夏風が吹いた
瞬きをした 驚いたら瞬きを何度かする 俺の癖だった
目を開けたらあの子はいなかった
さと
さっさと神社の確認してから墓参りに行こ
神社の近く、すぐそこにある墓に歩いて行った
俺は手桶に水を汲んで_____の墓に行こうとしたら
バシャンッ
と、音をたてて手桶とその中に入った水、ひしゃくを 取り落とした
さと
俺は目を擦った
_____
俺に向って微笑んだ姿は紛れもなくさっきのあの子で、 俺の…
もう亡くなった愛人で…
近づこうと思ったら…ふっと消えた
さと
もう1度手桶に水を汲みに行った
墓の前に立った
さと
さと
さと
俺は前に来たときりぃの墓に向って約束した
さと
りぃ
りぃ
上から声が聞こえた 驚いたけど…
いつもの瞬きの癖なんかしなかった 瞬きしたら消えてしまいそうだから
この声は 俺がずっと聞きたかった声、 ずっと忘れられなかった声、 愛おしくってたまらない声
さと
りぃは墓に座っていた
俺はりぃの手に水を流した
その水を手で受けるりぃ
これは幻でも、俺が作り出した幻影でもない
さと
馬鹿みたいに名前を呼び続けた…
今すぐ 抱き寄せたくって でもそれよりも 今すぐ、今すぐっ… 好きって…愛してるって…!!
りぃ
さと
『愛してる…』
☘END☘
花夜
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