テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
主
主
主
主
主
主
主
時は流れた。
青ちゃんが逝ってから、もう7年
医者としての生活は、決して楽ではなかった
昼も夜もなく
勉強に、実習、患者さんの対応
でも、俺は
一度も後悔してなかった
青ちゃんがくれた最後の言葉が
ずっと胸の支えだったから
「赤くんがさ、誰かの命を守ったら、それって僕の夢になるんじゃないかな…」
ある日の外来にて
白衣を着た俺の元にある少年がきた
蒼
あっ、
この名前って…
赤
彼の母親が頷く
モブ
モブ
目の前がじんわり滲んできた
青ちゃんの弟君を…
モブ
モブ
俺の手で
命を預かろうとしている
でも、
これは運命なのかもしれない、
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
蒼
術前の夜
蒼くんは、ベッドの中で小さな声で聞いてきた
蒼
赤
赤
蒼
蒼
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
蒼くんは、少し驚いて くすりと笑った
蒼
赤
赤
蒼
赤
俺は、泣き笑いしながら蒼くんの頭を
そっと撫でた
手術当日
緊張感が漂う手術室
モニター音が心臓の鼓動みたいに響く
赤
モブ
赤
モブ
俺の、
俺のこの手に蒼くんの命が委ねられてる
震えはなかった
心は静かだった
見ててね、青ちゃん
今度こそ守り抜くから
モブ
赤
モブ
どうすればいい?
また、失うの?
でも、俺には
____赤くんなら、できるよっ!
赤
そうだ
救うんだ
赤
赤
赤
モブ
モブ
モブ
モブ
_
_/\__/\_
モブ
_赤くん、蒼、
ありがとうニコッ
赤
赤
術後
屋上
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
そういった時
空に一筋、流れ星が走った
風が頬を撫でる
青
青
赤
赤
医者だもん
主
主
主
主