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本当の家族

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本当の家族

1 - 本当の家族

♥

178

2021年11月04日

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こはる

(ううん、地味にまだ腰が痛い)

はぁ、昨日のアレは忘れた方がいいのかな...? でも何もない顔で、みんなの前に行こう。

慎太郎

こはる~!おっはよ!

ジェシー

そうそうそうなのよ!

大我

へぇ~、あっこはる、おはよ~

ジェシー

おはよお!

こはる

元気だね笑おはよ

北斗

ふあ~、おはよぉ

おはよっ!

ラジオ

日本国民の皆さん、おはようございます

ラジオ

今日も朝のラジオの時間がやってまいりました

ラジオ

さて、今日一番に入ってきた軍の情報です

ラジオ

今週の20代の軍の死者は今までで最高の○○人。

ラジオ

つまり、○○人がこのお国のために命を尽くした、

ラジオ

素晴らしいことです。さぁ、皆さんも戦争に協力しましょう。

ラジオ

そのためにできることはものごとを贅沢...

○○人か...

こはる

(20代、優吾が入る年だな)

こはる

(優吾は生きて帰るよね...?)

こはる

(でもこんなこと外じゃ言えない)

慎太郎

ね、今日さ、小学校の畑に行ってこない?

北斗

おお、突然笑

大我

なんでぇ?

慎太郎

や、なんとなく笑

ジェシー

なんだよ、それぇHAHA!

北斗

なんでだy...

北斗

あっ、分かった((ボソッ

大我

突然畑だなんて、まさか慎太郎、野菜ドロボーでm

北斗

おい、大我あれだよ、あれ((ボソッ

大我

あっ、

大我

い、いいね!どうせ暇だしね~

こはる

(おっ、今日は大我と北斗が嚙み合ってるぞ?)

こはる

(大空襲でも来るのか...?

こはる

(いやいや、縁起でもない)

ジェシー

なに、ニヤニヤしてんのぉ笑笑

こはる

へ!?

北斗

あ~、なんか想像してたんだw

慎太郎

ははっ、なに考えてたの~??

こはる

いやいや、なんにも?

こはる

ねっ、畑行くんだったら準備しよ!

北斗

良い感じに流したな...

慎太郎

それな!w

ジェシー

準備しましょ~、準備しましょ~♪

ノリノリじゃねえかよww

大我

俺も準備しよー

小学校にて

慎太郎

うわっ、懐かしい!

大我

あぁ!俺あそこで転んだんだった!

こはる

どういう思い出w

大我

体育の訓練で張り切っちゃって

大我

(╹ڡ╹ )テヘペロ

北斗

おい!早く畑行こうぜ!

おっけ~

こはる

ね、ところで

こはる

慎太郎はなんで畑に来たかったの?

慎太郎

これだよ、これ

慎太郎は畑の端の方の茂みを指した。 そこにあったには 「須戸家の宝島」と書かれた、小さな札が刺さっていた。

こはる

ああ!!

あっ!

ジェシー

あっ!

北斗

ふふ、今更かよ笑

これは私たち、6人と優吾、両親の 8人で作った、 いわゆる「タイムカプセル」ってやつ。

大我

12年前に作ったやつだよね

こはる

うん。

ジェシー

そう、俺が丁度小学校卒業した時!

そして、親父。

12年前のこの日お父さんが兵士に行き、 そして、1か月後、特攻隊でお国に尽くしたと連絡が入った。 このタイムカプセルが最後のお父さんとの思い出。

慎太郎

掘って、、みる?

こはる

、、でも、なんで今日?

こはる

優吾もいないし...

北斗

だからだよ

こはる

..へ?

大我

優吾がいないから、掘るの

こはる

えっ、なんで、

あれ、こはるは知らないのか...?

こはる

コク

ジェシー

お、俺も知らない...

北斗

えっ、ジェシーも?

そうだよ、だって、ほら

北斗

あっ、二人には言わなかったからか...

慎太郎

じゃあ、教えなきゃね

こはる

(どういう事情なんだろ...)

大我

ふーっ、じゃあ俺が言うよ

大我

優吾はね?俺たちと

大我

血が繋がっていない。

こはる

へ、へ、、?

こはる

ふ、ふふ

こはる

嘘でしょ?笑

こはる

そんなはずないm

北斗

そうなんだよ。

ジェシー

、、、

こはる

じゃ、じゃあ、なんで?

こはる

なんで、うちにいるの?

大我

簡単なことだよ?

大我

優吾のお父さんと、母さんが離婚した時、

大我

優吾は母さんを選んだってこと。

こはる

そんな、、

慎太郎

だから、優吾がいたら、俺たちのお父さんのもの見て、

慎太郎

気まずくなると思う。

ジェシー

で、でも!

ジェシー

お義父さんと優吾仲良かったよ?

それはこはるが嫌な顔するから

こはる

へ?私?

家族の仲が悪いとこはる不機嫌になるから

こはる

なんで、、

ん?

こはる

なんで言ってくれなかったの!!

こはる

大切な家族でしょ?私もジェシーも!

ジェシー

そ、そうだよ、言ってくれればいいのに...

北斗

優吾だよ

こはる

北斗

優吾があの二人には言うなって

こはる

優吾、なんで...

大我

気まずくなるのが嫌だったんじゃない?

大我

優吾、血の繋がってる、

本当の

大我

家族のように俺たちのこと、好きだったから。

でも、さすがに全員に隠してたら、

キリがないって思って

慎太郎

俺たちには言った。

北斗

特に、家族思いで衝撃の大きいだろう二人には言いたくなかったんだよ

その瞬間、こはるは 膝に爆弾を抱えたような衝撃が走り、 膝から崩れ落ちた。 その後はさんざん泣きじゃくって、 優吾と 私たちのお父さんを 思い出した。

どうも

主です♪

今回はどうでしたか?

次回、タイムカプセル掘ります。

では♡
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