怯えていた日も…最悪な形で、幕を閉じた
その時…俺は毒を調べていた
紫稀
この毒は…鬼に有効で、この毒は…人に
ドッガァァァァァァァァァァァンッ!!
突如…家の扉が壊れた音がした
紫稀
…早くいかないと
俺はそう言って扉に向かった
紫稀
だれ?…
モブ子みたいな
…あなたを処す者よ
紫稀
え?…
紫稀
何で…
モブ子みたいな
貴方が…100000人以上妖怪を殺したからよ
俺はその言葉を信じられなかった
モブ子みたいな
いままで探してたけど…まさか…貴方だったとはね
紫稀
違う…違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う!!
紫稀
違うんだ…本当に…信じてくれ…
モブ子みたいな
ごめんなさい…上の者に言われてしまったら私は必ずその事をやり遂げなければいけないの…
だったらもういいや…
死んでくれ…俺の快楽のために…
そう言った瞬間俺は意識を失った
意識を取り戻した時には目の前に
殺された妖怪がいた
紫稀
また…またか…また…
紫稀
妖怪を…
殺してしまった…
両手を見ると血まみれになっていた
紫稀
…ハハ…
何度この光景を見たんだろう
何度…俺は妖怪を殺してしまったんだろう
モブみたいな
…こい
紫稀
はい
俺はもうどうにでも良くなり…処刑場に行った
処刑場
紫稀
…思う存分に…やってください
その時俺の顔は絶望に満ちていた
でも微かに生きたいと言う気持ちが残っていた
その時また…俺の中で人格が増えた
黄良
やめてくれませんすか?
モブみたいな
は?
黄良
…さっきの子微かに生きたいと思ってましたよ
黄良
…実際に殺したのはあの子であってあの子じゃない
黄良
わかりますすか?
モブみたいな
…
多重人格者なんすよ
黄良
その中に殺人鬼がいるんす
黄良
恨むならそいつを恨んでくださいっす
モブみたいな
なら…やられた仲間は!!この気持ちをどこに当てればいいんだよ!!
黄良
…わからないっす…
黄良
でも最後に約束をしましょう
この話を墓場まで持って行って…罪を償いますっす
黄良
これでどうすか
モブみたいな
わかった…わかったよ
黄良
よかったっす
黄良
でも老衰死…以外で
黄良
俺は何がなんでもさっきの子を死なせませんすから
黄良
…じゃ俺は…出ていきますんで…この妖怪の村から
モブみたいな
そうしてくれ
黄良
今まで俺に何があったかは知りませんが…礼を言うっす
黄良
ありがとうございましたっす
モブみたいな
あぁ…
そして俺は村から出て行った
でも新たな壁がまた…紫稀を狂わした