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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

お母さん

月華~
ユサユサ(起こす)

黒崎 月華

んっ...

お母さん

「今日、学校だよ」カキカキ

黒崎 月華

!!「忘れてた」

お母さん

「がんばってね」

黒崎 月華

「うん!」

黒崎 月華

「あと、お母さん」

お母さん

黒崎 月華

「また行かせてくれてありがとう」

お母さん

「泣いちゃうからやめて!」

黒崎 月華

ニコッ

お母さん

「また笑うようになって嬉しいよ、お母さんは」

黒崎 月華

「ありがとう ニコッ」

お母さん

「これ制服ね」

黒崎 月華

「もう中学生になってたんだね」

お母さん

「そうね
これからがんば!👍🏻」

お母さんの言葉がすごく暖かく感じた

ピンポーン

お母さん

「奏海くん来たよ」

黒崎 月華

...(気づかなかった...)

タッタッ ~玄関~

皐乃 奏海

「おはよう」

黒崎 月華

ニコッ

皐乃 奏海

「何かあったら言ってね」

黒崎 月華

「うん」

黒崎 月華

スゥ...
あと二人とも...(緊張するな...)

皐乃 奏海

お母さん

黒崎 月華

家にいる時は声を出して喋って欲しいな...
口の動きで頑張るから

お母さん

無理しないでいいのよ?

皐乃 奏海

うん

黒崎 月華

違うの...
私のため...
勉強してまたみんなとお話したい
強くなりたい

お母さん

...分かったわ
なるべくハッキリ喋るわね

黒崎 月華

.........読み取るのには時間かかるけど...

皐乃 奏海

大丈夫

黒崎 月華

あっありがとう ニコッ

お母さん

行ってきなさい
時間よ
がんばってね!

黒崎 月華

...うっうん!

皐乃 奏海

行こうか

黒崎 月華

ありがとう、奏海

皐乃 奏海

久しぶりにその声で奏海って聞いた

皐乃 奏海

嬉しい
ありがとう ニコッ

黒崎 月華

...これからは頑張って呼ぶね

皐乃 奏海

お母さん

もう!若いわね!!バシバシ

皐乃 奏海

おばさん痛い...

黒崎 月華

??聞き取れない...

皐乃 奏海

聞き取れなくても大丈夫だからこれは

黒崎 月華

...そっそうなの?

皐乃 奏海

うん

お母さん

奏海くん

皐乃 奏海

はい?

お母さん

グイ
コソ
月華をよろしくね

皐乃 奏海

...はい

黒崎 月華

??

皐乃 奏海

行こうか

黒崎 月華

うん!

お母さん

行ってらっしゃい

黒崎 月華

いっ行ってきます ニコッ

タッタッ...

皐乃 奏海

イメージ変わっててびっくりした

黒崎 月華

お母さんがやってくれたの

黒崎 月華

似合ってる?

皐乃 奏海

すごく似合ってる

黒崎 月華

ありがとう ニコッ

それから久しぶりに奏海と話した 奏海もあまり変わってなくて他愛ない会話がすごく嬉しく思えた すごく大切に思えた ...

黒崎 月華

着いた...

皐乃 奏海

大丈夫

黒崎 月華

私、でも不登校だったんだよ?

皐乃 奏海

事情が事情だから

黒崎 月華

...味方で居てくれてありがとうニコッ

皐乃 奏海

黒崎 月華

皐乃 奏海

いやなんでもないよ
大丈夫だから
深呼吸して

皐乃 奏海

今日はちょっと遅刻だから
自己紹介は俺が喋るね

黒崎 月華

...でも、

皐乃 奏海

大丈夫だからニコッ

黒崎 月華

うん

先生

おはようございます
黒崎さん ニコッ

黒崎 月華

...よろしくお願いします ペコリ

先生

聞き取れなかったら気軽に言ってくださいね

黒崎 月華

はい

先生

あと特例でスマホを使うことを許可しますので

先生

授業や交流ではスマホを使ってくださいね

黒崎 月華

「ありがとうございます」カコカコ

先生

頑張ってくださいね ニ コッ

黒崎 月華

(優しい女の先生で良かった...)ホッ

先生

じゃあ行きますか

皐乃 奏海

俺は先教室行ってるね

黒崎 月華

「うん」

先生

何かあったら相談してくださいね

黒崎 月華

「はい」

先生

じゃあ行きますよ

ガララッ

クラスメイト

ザワザワ...

先生

1年生から来ていなくて自己紹介出来なかった黒崎 月華さんです

黒崎 月華

ぺこり

クラスメイト

なんで喋らないんですかー?

先生

......それは

黒崎 月華

「私が耳が聞こえずらいから声のボリュームの調整が上手く出来ないからです」

クラスメイト

えっ!?

クラスメイト

ザワザワ...

先生

はい!みなさん
仲良くしてくださいね

皐乃 奏海

(口パク)
良かったよ

黒崎 月華

ニコッ (ありがとう)

キーンコーンカーンコーン

黒崎 月華

(ふぅ...ひとまず中休みだ...
どこに行こう?)

クラスメイト

黒崎さん!!

クラスメイト

よろしくねー!

クラスメイト

よろしく

クラスメイト

あのさあのさ...

黒崎 月華

(一気に話しすぎ...)

皐乃 奏海

!月華?!

黒崎 月華

バタン...

そこで意識が途絶えた

黒崎 月華

パチッ

あれ...?

皐乃 奏海

ここは保健室だよ

黒崎 月華

??

皐乃 奏海

月華、倒れたんだよ

黒崎 月華

「ごめんなさい...」

皐乃 奏海

フフッ 大丈夫

黒崎 月華

ニコッ ありがとう

皐乃 奏海

今日はとりあえず帰ろっか

黒崎 月華

?!

皐乃 奏海

もう放課後だよ

黒崎 月華

!?

皐乃 奏海

フフッ 沢山寝てたからね

皐乃 奏海

帰ろっか

黒崎 月華

うん!

タッタッ... ガチャ

お母さん

月華!!
どうだった?

黒崎 月華

倒れちゃった

お母さん

?!

皐乃 奏海

テンパって貧血起こして倒れたんですよ

お母さん

大丈夫?!

黒崎 月華

大丈夫ニコッ

お母さん

ホッ...

黒崎 月華

でも、楽しかったよ

黒崎 月華

久しぶりの教室とか

黒崎 月華

今日ねテスト受けてきたの

お母さん

どうだったの?

皐乃 奏海

悪くても仕方ないんじゃ...

黒崎 月華

ふっふっふー
学年5番だよ!

お母さん

?!良かったわね

皐乃 奏海

凄いよ

黒崎 月華

ありがとう

久しぶりだな...この感じ 暖かくて心地いい

お母さん

二人とも部屋にいなさい
久しぶりに話でもしたら?

黒崎 月華

分かった

皐乃 奏海

分かりました

タッタッ ガチャ

皐乃 奏海

学校、良かったね

黒崎 月華

うん!

皐乃 奏海

また行きたい?

黒崎 月華

行きたい!

皐乃 奏海

良かったニコッ

黒崎 月華

なんで?

皐乃 奏海

前の月華は別人のように悲しそうな顔をしてたから

黒崎 月華

そっか...ありがとう奏海

黒崎 月華

奏海のおかげでまた外に出れた

皐乃 奏海

ニコッ 月華も凄いよ

黒崎 月華

えへへ...

黒崎 月華

あと奏海は彼女さん居るの?

ピシッ 何故か空気が凍った

黒崎 月華

??

皐乃 奏海

...なんで?

黒崎 月華

彼女さん居たらこの部屋に居るのダメでしょ?
あと私の知らない奏海を知りたかったから ニコッ

皐乃 奏海

月華も安定の鈍感だよね

黒崎 月華

??

皐乃 奏海

居そうに見える?

黒崎 月華

んーどうだろ...

皐乃 奏海

知りたい?好きな人

黒崎 月華

おっ!うん!

黒崎 月華

(でも...好きな人いたら切ないな...)

皐乃 奏海

......今、言うのはあれだけど...もういいか

黒崎 月華

聞こえないよ?

皐乃 奏海

俺が好きなのは月華だよ

黒崎 月華

......ん?

皐乃 奏海

だから月華が好き
付き合って欲しい

黒崎 月華

?!

皐乃 奏海

月華、全然5年生の頃から気づかないんだよね

黒崎 月華

ごっごめん...?

皐乃 奏海

で、返事は?

黒崎 月華

(奏海はあんまりこういうの興味が無いと思ってたのに...)

皐乃 奏海

俺も年頃の男だよ

黒崎 月華

?!(読んでる?!)

皐乃 奏海

返事

黒崎 月華

あのね...

黒崎 月華

奏海が私から行かなくても毎日来て話してくれて嬉しかった...です

黒崎 月華

言葉もあまり聞こえないしこれから迷惑かけるけど...それでも良ければ私と付き合ってください

最初は運命なんて残酷なものだと思っていた だか時には運命は人を成長させる 私はこの運命のおかげで苦しんだし 成長も出来た 人は運命から逃げられない ...だが自分で行動を起こし、 「未来」変えることは出来る 全ては自分次第

皐乃 奏海

喜んで ニ コッ

お母さん

ご飯よ~

皐乃 奏海

ご飯だって
行こうか

黒崎 月華

...グイ

皐乃 奏海

黒崎 月華

(耳元で)

好きです

皐乃 奏海

!月華?!

黒崎 月華

お母さん
今行くね

あなたも運命を自分で変えてみて下さい 苦しくても辛くても... 頑張ればすごく幸せな未来があるから 君に幸せがありますように。

~END~

はい!終わりです!←はやっ 番外編とかはハートの数で決めますよ(`-ω-´)✧ (ボソッ)転生系に戻るか... これからもよろしくお願いします(〃・д・) -д-))ペコリン あと!コラボ小説...憧れますね...

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