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⚠︎ hsrb kyng 不穏 本人とは一切関係なし。腐要素アリ。
気がついたら俺と星導は病院のベッドで目が覚めた。死んだと思っていたのに。そう思いながら先に目が覚めてしまった俺は重い体を起こす。
小柳ロウ
なぜか二人は俯いている。カゲツは泣いてるし。意味わかんねぇ。
小柳ロウ
全てを思い出した。あの時俺と星導は死んだ。意識が朦朧としてる中俺と星導を必死に呼ぶ声。覚えてる。それ以来は覚えてない。
けどあの時、俺が一人で戦えば星導は死ななかった。一気に罪悪感が襲ってくる。
小柳ロウ
俺が眠ってる姿が見える。今しっかりと自分はここに居るのに。変な感覚だ。その眠っている俺を見て泣いてるカゲツとライ。二人を見てなんとも言えない気持ちになる。
二人に声をかけてみても反応してくれない。俺はここに居るのに。星導はまだ寝ている。多分脈はまだあるのだろう。
小柳ロウ
小柳ロウ
声は届かないとわかっていても罪悪感で苦しくて話しかける。
ただ眠っている俺を見て泣いてるカゲツ。俯いてるライ。目を逸らしたくなるほどその姿に胸が痛む。
眠っている小柳を見て泣いている。
叢雲カゲツ
叢雲カゲツ
その声は掠れている。ずっと泣いていたのだろう。
伊波も俯いていたが落ち着かせる為に叢雲の背中を撫でる。
伊波ライ
それにカゲツは泣きながらもすぐに否定した。
叢雲カゲツ
それにライは頷く。病室に静かな空気が流れる。
その状況をまだ飲み込めてない小柳。いざ死んでしまうと実感が湧かない。ていうかここに居るのに。声も届かない。必死に話しかけてるのに。
小柳ロウ
伊波とカゲツの姿を見てただどうしようも出来なくてその場に立ち尽くす。
小柳ロウ
ただ夢であって欲しい。こんな2人の姿は見たくなかった。自分が苦しめているのだと思うと苦しくて堪らない。
小柳ロウ
ただ自分が幽霊になったという事実が受け入れられない。これからどうすればいいのか分からない。声も届かない。姿も見えない。そんな存在なのに。これからどうしようかと言う不安などが一気に襲ってきて頭がパンクしそうだ。
それに混乱していたその時。病室に突然甲高い音が響く。
ピーーーーーーーーッッ。
その瞬間その場の空気が凍りついた。嘘だろ。星導まで死んだのか。俺のせいで。意味がわからない。
ただ呆然としている2人の顔は絶望だけが分かった。
叢雲カゲツ
その場にいた医者が声を掛け色々その場がバタバタしている。周りの医者などナースさんが動いて色々している音がどんどん遠ざかっていく感覚だ。
それに声も発せない伊波。ただ絶望している。
叢雲カゲツ
苦しそうな叢雲の声が病室に響く。周りの音など掻き消されただその言葉が耳に届いた。
ただ一瞬の出来事だった。
ただ絶望的で混乱に包まれる脳内。意味がわからない。自分のせいで星導は死んだ?伊波とライは俺のせいで苦しんでる。俺があの時一人で消えればよかったのに。なんでお前まで。俺一人でよかったのに。
その瞬間突然俺の後ろで声が聞こえる。
星導ショウ
その声にビクッとする。
小柳ロウ
星導ショウ
目の前にはただ混乱しており不思議そうな星導が居る。なんでこいつが居るんだ。マジで混乱だ。