さよなら俺の初恋(桃紫)

ある日突然好きな人から 好きな人が出来たと言われた……

どうせしょうもない事だろう そんなこと思っていたから仕事をしながら聞いたあげることにした

面倒くさいなら聞くなって？ それは、出来ない……だって好きな人からの相談だよ？頼られてる…そう思えるだけでも嬉しい

数秒前までパソコンのタイピング音が聞こえていたのに……今じゃないも聞こえない 部屋は、沈黙に浸っていた

もちろん本当は、嫌だ

嫌だ……しないで

あぁ……やばい…思ってない言葉が……どんどん出てくる。

それは、俺が1番辛い奴だ けどもちろん答えは、これだ

好きな人が傷つくよりずっといいでしょ？俺が傷つけば誰も傷つかない 俺だけが傷つけばいい

だって…リーダーだもん メンバーを傷つけたらリーダー失格だ

さとみくんsiten

なーくんは、俺の愚痴をなんも言わずに聞いてくれる ほんとに感謝しかない……

いつも

こんな風にいつもいつも聞いてくれる けど………………どこか悲しそうな目をしていた……

ななもりさんsiten

いつも……いつも……

聞きたくない惚気話を聞いて お馴染みの作り笑顔で

と答える……正直ホントの笑顔がこれなんじゃないかと思い始めてるくらい俺にとっては、お馴染みだ……

少しは、……もしかしたらって思って気づいたらこれだ。 知らない言葉が口から出てきた

"ゲイじゃないし" だって 分かってた…分かってたはずなのに

気づいたら泣いていた

そうだよね 俺に勝ち目なんて無かったんだ… ゲームが上手くていつもは、うるさいのにすとぷりを何より大切にしてて

俺はなんも知らない天然のままでいよう…… だから告白なんてものはしない

"大好き"