重愛

無くなっちゃえばいいのに、

タッタッタッタ…

誰かが近づいてくる

数年前…………

××中学校新学期

スタスタスタ……

どんっ……

誰かと肩がぶつかる

そう言って笑う彼の顔は忘れられない

それから私はことある事に先輩のところに行った

元々頼れる人がいないのもあり

気づけば先輩なしでは生きられないほどに好きにもなっていた……

いや、もしかしたらずっと前から……

放課後……図書室

ガラガラ……

先輩が手を振って去る

先輩は

私だけ見ていればいい……

それがダメなら、

……………………

ガチャッ

はぁ〜(大きなため息を着く

あなたの事を思っていってるんだからね？

夜……

ブーッブーッ

スマホがなる

スマホをとる

脳が一瞬止まった

いつもとは違って真面目な文面だった

期待と不安を胸に

いつもより早くベットに横たわった

結局、一睡も出来なかった、

朝……

いつもとは違う、駆け足で向かう

学校

かえでの教室

何かの違和感……

放課後

待ち合わせ場所……

ピーポーピーポー……

スタスタスタ……

ガチャガチャ……

一瞬

思考が停止した、

脳が拒絶するように、

母の言葉を理解しようとしなかった

ガシャン…

何も聞こえない、

脳が動かない

呼吸が浅くなるのを感じる

バタバタバタッ……

急いで自分の部屋に戻り

スマホを確認する

プルルルルル……

プルルルルル……

このあと……

先輩の家に行き

必死に頼み込んでお願いしたら、

今日の朝、登校中に跳ねられて

亡くなっていることがわかった、、

数日後、

ドンドンドンドンドン

母が部屋を離れる、

もう……

どうやって生きていけばいいか 分からないよ……

もっと、愛して、愛されたかった……

机の中からカッターを取り出す

もう、いっそ…………

目からは涙が零れる

全部

終わっちゃえば良いんだ。