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我々学園に、転校しました。

第9話 - 第六話【黙秘と信頼】

223

2023年03月26日

#我々だ

#学園パロ

#なんでも許せる人向け

#コラボ募集中

#キャラ追加リクエストあり

#からぴち

鈴宮【＠すず】

＠すず【主】

すずです。

＠すず【主】

第六話、どうぞ。

凛華

...。

あの紙。

あれは、本当に...。

凛華

これから、どうしよう...。

あの後、私は走って学校付近の神社まで来た。

凛華

もし、あれが本当なら...。

凛華

捕まれば...。

アレな事しないといけない...って事...？

凛華

そんなの嫌だ...絶対にさせるもんか...。

？？？

...君、そこで何をしてるんだい？

凛華

...え？

後ろから声が聞こえて、私は神社へ向かう階段の方へと振り向いた。

うり

あの紙、見たんだね。

凛華

えっと...貴方は...？

うり

僕はうり、二年生だよ。

凛華

...あ...。

るなちゃんのボールを取ろうとして手首を怪我したって人、この人か...。

うり

学校を嫌っている人ではないと思うんだ。

うり

そういう事に興味を持ってる、
もしくは生徒の数を減らすというのは...。

うり

純情な者を減らし、
淫らな者を増やす洗脳的な事をしようとしてるとも捉えられるね。

凛華

...はぁ。

うり

もし鬼ごっこが始まるなら、
明日の朝からが効果的だろう。

うり

我々学園に通ってる生徒全員が、
その時間にHR教室に集まるからね。

凛華

確かに、そう考えるのが妥当ですよね。

凛華

でも、本当にそんな事なんて起こるんでしょうか...？

うり

起こらないとは言い切れないね。

うり

ただ、あんな意味ありげに全室内の棚の上に
紙が置いてあるのなら、確率は高いんじゃないかと思う。

凛華

...全教室に置いてあったんですか？

うり

あぁ、僕とじゃぱぱの二人で
最初にその紙を見つけて...。

うり

もしかして、と思って念のために
全教室見に行ったんだよ。

凛華

成程...じゃあ、確率は十分に高いですね...。

？？？

お～い、うり～！！

うり

...僕はそろそろ失礼するよ、
もし鬼ごっこ中に会ったら...。

うり

──────────。

凛華

...！

じゃぱぱ

うり、行こうぜ！

うり

あぁ、行こうか。

凛華

...。

明日の事を考えると、背筋がゾッとする。

凛華

...明日のために、休もう。

凛華

なるべく体力消費がないようにしないと...。

市街地へ出れる階段を下っていき、私は市街地に出た。

凛華

今日のご飯どうしよっかな～...。

そんな事を考えていると、私のスマホにRINEが一通入った。

凛華

...コネちゃんか、っていうかもうこんな時間。

凛華

早く帰らなきゃ！

少し小走りで家まで走っていく。

そうだ、今は明日の事なんてどうでもいい。

明日の事は、明日考えればいいんだ。

？？？

...。

凛華

ただいま～。

トントン

ん～、おかえりんしゃい。

凛華

あれ、今トンちゃん一人？

トントン

ん、せやで～。

トントン

凛ちゃん帰ってくるまで待っとけって
コネシマとかいう男が言うもんやから。

凛華

あはは、そっか。

凛華

今日部活でさ～、すっごく疲れちゃって...。

トントン

ん～、そかそか。

トントン

じゃあ今日は料理僕がやろうかねぇ。

凛華

えっ、本当に？

トントン

うん、ええよ～。

トントン

ゆっくり休みや。

凛華

あ、ありがと...じゃあお言葉に甘えて...。

私は階段をゆっくりと上がっていき、自室へと入っていく。

トントン

...。

トントン

...なぁ。

？？？

...何？

トントン

お前が鬼になるんやったら、
俺は全力でどつきにかかるで。

？？？

...ふふっ、そんな事出来るかな。

トントン

...けっ。

凛華

はぁ～...疲れた～...。

ベッドの上にごろんと寝転がり、携帯でSNSを見ようとする。

凛華

...あれ？

凛華

コネちゃんさっき、
"そろそろ帰ってこい"って送って来たよね...。

凛華

でも、家にはいない...あれ？

その一瞬で、凄まじい違和感に気付いた。

凛華

...い、いや、きっと気のせいだよね...。

凛華

きっと大丈夫...大丈夫...。

...本当に、大丈夫だろうか？

凛華

...は？

行方不明？

そんな話、学校でされたっけ？

いや、私の転校前に行方不明になったのか？

どちらにせよ、何かがおかしい。

凛華

な...何これ...。

ニュースの通知をタップし、画像を見たりしてみる。

凛華

うわ...これやば...。

凛華

...え？

行方不明になっていた女子生徒によると、「鬼ごっこで捕まって監禁されていた」と証言しています。

「鬼ごっこで捕まって監禁されていた」

「鬼ごっこで捕まって」

「鬼ごっこで」

凛華

う...っ...。

吐き気を催す。

凛華

明日の鬼ごっこで捕まったら...
捕まったら...監禁されて...あ...あ...。

頭に嫌な予感が過る。

捕まれば、監禁される。

何されるかは、"服に付いた体液"の時点で察せる。

凛華

...。

こんなんじゃ、安心して眠るなんて到底出来ない。

凛華

外、行こう...。

凛華

...。

靴紐をきゅっと縛る。

トントン

...凛ちゃん、どっか行くん？

凛華

ひっ...な、なんだ、トンちゃんか...。

凛華

うん、ちょっと走ってくるだけ...。

トントン

ん～、早めに帰っておいでね。

？？？

...行かせるな。

凛華

...え？

トントン

い～や、なんもないで。

凛華

あ、う、うん...。

凛華

じゃ、じゃあ行ってくるね...。

トントン

は～い、行ってらっしゃ～い。

玄関の扉を開けて、外へ出ていく。

トントン

...お前なぁ。

？？？

...私の言う事は正しい。

トントン

...僕は一度も思った事ないですねぇ。

トントン

ったく...。

凛華

はっ...はっ...。

外を全力で走る。

昔から、何度もやってきたことだ。

凛華

皆...どこ...？

家にはトンちゃんしかいない。

あのコネちゃんのRINEがもし、私を誤魔化すために送ったものなら。

コネちゃんは、どこかで皆と一緒に居る。

付いて行こうとしないトンちゃんは、確かにいつも通りの光景ではあるから別に気にもならなかったけれど。

もし、同じように私がコネちゃんを誤魔化してどこかにいるような事をするなら。

そう、行く場所は一つ。

凛華

...学校、かな。

学校の方へと走っていく。

途中で足を止めたくもなったが、止めることなく全力で学校まで走っていった。

コネシマ

...なぁ、大先生。

鬱先生

...どうしたシッマ。

コネシマ

俺ら、何しに来たんやっけ。

鬱先生

お前は鶏か？

鬱先生

行方不明になった女子生徒が見つかって、
それで犯人がまだこの学校の中に
隠れてるんちゃうかっていう話で
ここまで探しに来たんやろ？

コネシマ

説明長くて分かりにくいねん！！

鬱先生

じゃあどう説明せぇ言うねん！！

ショッピ

うるさいっすよ二人とも。

シャオロン

そうやぞ二人とも、これ一応黙秘任務やで？

鬱先生

シャオちゃんに諭される日が来るとは...。

コネシマ

明日は槍やな...。

シャオロン

二人ともここから落としたってええんやで？

コネシマ

冗談やんか、シャオロン冗談やんか！

シャオロン

お前の発言は特に冗談とは思えへんねん。

鬱先生

シッマは全部ガチやからな。

コネシマ

いやおぉい！！

？？？

もう、この時間まで残ってんの誰～？

コネシマ

...やっば。

鬱先生

おいシッマ、こっちや！

コネシマ

え？あ、おう。

ガチャッ・・・。

？？？

あれれ、誰もいない...。

？？？

な～んだ、つまんないの～...。

コネシマ

...大先生。

鬱先生

...あぁ。

コネシマ

あれ...先生ちゃうやんな。

鬱先生

...あぁ。

？？？

むぅ～...もっと○○○な事したいのに...。

コネシマ

...！

鬱先生

...シッマ。

鬱先生

...３数えた後走るぞ。

鬱先生

ショッピ君もシャオちゃんも、ええか？

ショッピ

...了解っす。

シャオロン

...おう。

鬱先生

...行くぞ。

？？？

う～ん、もうこの時間は誰もいないのか～。

鬱先生

...３

？？？

まだいるかなって思ったんだけどな～...。

鬱先生

...２

？？？

まぁ～、しょうがないか～...。

鬱先生

...１

？？？

...本当、どこにいるんだろうなぁ～。

鬱先生

...走れ！！

？？？

残念、バレてるよぉ～！！

鬱先生

ぐっ、やっべぇ...！！

コネシマ

っ、大先生！！

ショッピ

だ、大先生...！！

シャオロン

鬱...！

？？？

えへへ...こうして、こうすれば...。

凛華

...大ちゃん！！

？？？

ぐえっ！？

見慣れた足並みで、横から蹴り飛ばす一人の女。

鬱先生

な...なんでここに...。

コネシマ

凛...。

凛華

もう...ば～か。

凛華

誤魔化そうとするなんて、最低。

コネシマ

わ...悪かったよ...。

凛華

...まぁ、話は後にした方がいいかもね。

凛華

そろそろあの子、起きそうだし。

？？？

...いいねいいね、面白くなってきた！

？？？

さぁ、見せてもらおうか！！

お前らの"全て"を！！！

＠すず【主】

はい、という事でいかがでしたでしょうか？

凛華

まぁ、結構なシフトチェンジのおかげで
無事すずの仕事が増えたよね。

コネシマ

言うてもそんだけちゃう？

＠すず【主】

二人して酷い事言いおって...。

コネシマ

凛の悪口言ったらどつくぞ。

凛華

コネちゃんの事悪く言ったら許さないから。

＠すず【主】

...腐れ縁のカップルって凄いね。

＠すず【主】

この場でキスとか出来んの？
（ファンサ的な意味で）

凛華

すずって時々壊れるよね...ねぇコネちゃ──────

ﾁｭｯ...。

凛華

...ふぇ...？

コネシマ

...なんもやってねぇよ～。

＠すず【主】

...やりおる。

＠すず【主】

それでは、また次回。

コネシマ

次回まで気長に待っててな～。

我々学園に、転校しました。

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この作品はいかがでしたか？

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223でしたすいません💦

222いいねにしときました(* 'ᵕ' )☆

続き楽しみです！

鈴宮【＠すず】

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