桜太は川辺に向かって走っていた。 あの子に会うために。
桜太
ああ、今日は やけに賑やかだな
桜太
蝶々が花の蜜を吸っている
桜太
魚が泳いでる!
桜太はそんな魚たちをみてウズウズしている。
桜太
はぁ、魚釣りしたいなぁ。
いつもはしてるのに…
いつもはしてるのに…
桜太
でも駄目駄目‼︎
あの子が魚苦手なんだから。
あの子が魚苦手なんだから。
桜太
読書でもして待ってよう。
桜太は読書をして、あの子を待つことにした。
桜太
今は10:30
まだ来ない、
まだ来ない、
約束の時間になってもあの子は来なかった。
桜太
まだかな?
足が疲れた、
お気に入りの木陰のベンチにでも座ろう。
足が疲れた、
お気に入りの木陰のベンチにでも座ろう。
そうして僕は、また本の世界に入った
???
タンタンタン
桜太
この足音のリズムは⁉︎
桜太は足音の方向を見た。
冬兎
やぁ、桜太!
なーにしてんの?
なーにしてんの?
桜太
〇〇を待っているんだ。
桜太と冬兎はクラスメイト。 でも、たいして仲良くないため、桜太はそっけなく答えた。
冬兎
俺はこれから塾なんだ。
〇〇なら、さっき俺が抜かしたから、もう少しで来るよ。
〇〇なら、さっき俺が抜かしたから、もう少しで来るよ。
冬兎
じゃ、バイバイ!
桜太
あ、ありがとう
バイバイ
バイバイ
冬兎は丁寧に教えてくれた。 なんだか、さっきの返事が申し訳なく感じた。







