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溢れ出した暖かいものは…中々止まることがなかった
Ame?
Ame?
暇 懐
暇 懐
目の前で慌てている姿を見たら、生きてるんだって…本当に安心した
今日は大丈夫
消えようなんて思わない
その言葉を信じていなかったわけではないけど
暇 懐
Ame?
Ame?
また、会えたら…なんて
細やかな願いでしかなくて
何処かで夢のように思ってたのに
暇 懐
あの日消えようとしていた女の子がいるんだ
暇 懐
しばらくして
Ame?
やっと落ち着いてきた俺はあめは優しく宥められていた
Ame?
Ame?
暇 懐
Ame?
Ame?
暇 懐
こうして数日前と同じように話す姿を見ると、やっと現実味が帯びてくる
前とは違い、制服姿のあめ
最初の黒パーカー姿から考えるとだいぶ雰囲気が違う
暇 懐
暇 懐
Ame?
暇 懐
Ame?
確か、俺らの学校と二駅ほど離れた場所にある女子高のはずだ
Ame?
暇 懐
Ame?
あめは少しだけ寂しそうに眉を下げた
でも、数秒も経たないうちに
そんな表情はしていなかったかのような、あどけない笑顔でこちらに微笑む
Ame?
暇 懐
ギィ、と錆びた音のするブランコ
使い古されたそれは、座っただけで危うさを感じるようだった
あめが座った瞬間「おんぼろだ!」とかいうもんだから
俺はまた笑ってしまった
Ame?
暇 懐
Ame?
タイミング良く力を込めれば、重力に逆らって飛べそうなほど高くまで上がる
小さい頃は俺も良く乗ったなと、懐かしく思う
Ame?
Ame?
暇 懐
ギィ、ギィと何度も揺れて
その度に彼女は、心底楽しそうに笑っていた
Ame?
Ame?
暇 懐
帰り道
近くの駅まであめを送ることになって
2人揃い、夜道を歩いていた
Ame?
暇 懐
Ame?
少しだけ前を歩く背中
ぴょこぴょこと跳ねるように歩くのを見ると
あの日の儚い雰囲気が嘘のようにも感じてくる
暇 懐
Ame?
Ame?
その無邪気な表情が
俺を不思議な気持ちにさせる
暇 懐
暇 懐
まるで、壊れ物に触れるかのような
そんな感覚
〝Ame〟という存在に触れるのは…怖い
でもそれ以上に
Ame?
暇 懐
繊細で綺麗な…そんな曖昧な心の正体を
暇 懐
そんな風に、思ってしまった
Ame?
駅の前にある歩道橋の上まで着くと、あめは足を止めて振り返った
暇 懐
Ame?
Ame?
じゃあ、また
そう…手を振りながら去ろうとする姿を
暇 懐
気づけば無意識に
Ame?
俺は引き留めていた
掴んだ手首は…制服越しでもわかるほど、細かった
Ame?
不思議そうに覗き込む瞳をじっと見つめる
何故か、息が詰まりそうで
突っかかって出てこない言葉を…俺は、無理やり口にした
暇 懐
暇 懐
暇 懐
鼓動がいつもより早くなったのを感じる
あ…緊張してるんだ、俺
あめからの返事を待っているたった数秒は
驚くほど、長い時間に感じた
ほんの一瞬のはずだったんだけど
Ame?
その肯定の言葉を聞くまでは、鼓動を抑えることはできなかった
Ame?
暇 懐
Ame?
暇 懐
暇 懐
Ame?
暇 懐
その言葉にまた少しドキッとしながらも、目の前のあめの方に顔を向ける
スマホを触りながら彼女は呟いた
Ame?
Ame?
Ame?
ピコンと音がして自分のスマホを見ると
表示された〝Ame〟の文字
Ame?
暇 懐
Ame?
暇 懐
Ame?
Ame?
Ame?
Ame?
暇 懐
暇 懐
Ame?
Ame?
何だか気恥ずかしくて目を逸らすと
暇 懐
あめに思いっきり手を引かれる
そして…
暇 懐
また以前のように
Ame?
あめの唇が、こめかみに触れた
くすぐったいような暖かいような
優しいのに、悲しいような
また…変な気持ちにさせられる
少しすると、やっぱりあめは…何ともなかったかのように離れて
Ame?
背を向けて、走っていく
暇 懐
がちで、何なん
今日も…その行為に振り回された
暇 懐
あめは、なんとも思ってないのかよ?
優しいのに優しくない
あぁ…きっとまた
俺は、彼女に
暇 懐
話せば話すほど
もっと、深いところまで
自分の中の何かを奪われる
それがただ苦しいのに…同時に
とても心地よかった