青
さとみくーん!
桃
ん、いいよー!
青
ありがとー!いただきます!
青
カプッ…
桃
んッ…///
青
ぷはっ…、ごちそーさま(ニコッ)
桃
ッ…///いーえっ
あ、自己紹介まだだったね。
どうも、ヴァンパイアのころんです!
さとみくんと付き合っていて、同棲しています!
僕はヴァンパイアだから、こうして血を飲ませてもらってるんだ♪
こういう関係になったのは、高校生の頃…
?
わぁ、綺麗…!
青
?
高校の入学式の時。
当時僕は新高2だったんだけど、、、
桃色の髪がとても綺麗な、桜を見つめている男の子から目が離せなくなった。
青
ねぇ、君!
?
え、と…。俺ですか?
青
そうそう!名前は?あ、僕はころん!2年だよ!
桃
ころん先輩…?あ、俺はさとみです!
青
さとみくんか〜!いい名前だねっ!(ニコッ)
桃
ッ…///ありがとう、ございます…///
青
…!
その時、強く思ったんだ。
この人を守りたいって。
モブ
おーい、ころーん!
青
あ、はーい!今行くー!…ねぇ、桃くん!
桃
はい…?
青
何組?
桃
えっと、1組です!
青
1組かぁ!あ、僕は4組だから、いつでも会いにきてね!僕も行くから!
桃
…!ありがとうございます!
これが、僕とさとみくんの出会いだった。
最初はただの一目惚れだったんだけどね、
一緒に過ごしていくうちに、どんどん好きになっていっちゃったんだ。
僕を見つけた時に見せる弾けるような笑顔も、
たまに見せる照れ顔も、
優しいところも、
全部、全部、好きになっちゃったんだ。
そんな時。
桃
ころんせんぱーい‼︎
青
あ、さとみく…ん…
やばい、血が足りない…
桃
え、どうしたんですか⁉︎
青
ッ…大丈夫、だいじょーぶ…
桃
どこが大丈夫なんですか!
青
ッ…ごめん、ちょっと裏庭に来てくれない…ッ?
桃
あ、はい…?
僕は我慢できなくなって、さとみくんを裏庭に呼んだ。
裏庭です
桃
どうしました…?というか、早く保健室に…
青
ごめん、ちょっとじっとしててね…?
青
ガリッ
桃
い″ッ⁉︎
青
ジュルッ…んんっ…
青
ぷはっ…
桃
ッ…青先輩⁉︎
青
っあ…ごめん…
桃
なんでこんなこと…!
青
ッ…僕ね、ヴァンパイアなんだ…w
桃
は…っ?
青
さっきフラフラしてたの、血が足りなかったからなんだよね…
桃
……
青
ッ…ごめん、もう近づかないから、安心して…?
こういう時、役に立つんだよなぁ。
僕の大嫌いな作り笑い。
桃
…先輩。その笑い方、嫌いです。
青
え…っ
桃
先輩の笑顔は大好きですけど、作り笑いは大っ嫌いです…!
青
ッ…
桃
先輩は、血を吸わないと死んじゃったりするんですか…?
青
…うん
桃
それなら…!俺の血を吸ってください…!
青
え
桃
俺、先輩のこと好きだから…!大好きだから…!死んで欲しくないんですッ!
青
ッ…僕だって…!僕だって好きだよッ!
青
だから…、だから…ッ!傷ついてほしくないんだよ…!
桃
ッ…
桃
…先輩は…、誰の血でもいいんですか…?
青
…?
桃
先輩、さっき言ってたじゃないですか。俺のこと好きって。先輩は、血を吸えれば、通りすがりの知らないおじさんの血でも満足できるんですか…?
青
ッ……だよ…
桃
?
青
嫌だよ…ッポロポロ
桃
…!
青
出来ることなら、好きな人のがいいよ…っ!僕が守りたいって思った相手がいいよ…!でも、でも…ッ!傷つけるのは、もっとやだ…ポロポロ
桃
先輩…!
ぎゅうっ
青
グスッ…
僕はさとみくんに抱きしめられた。
桃
大丈夫です。俺は、先輩の役に立つならなんだってします。それに、俺が吸ってと言ってるんだから、そんなに怖がらなくて大丈夫です。
桃
俺は、先輩が好きなんですから…!
青
ッ…いい、の…?ほんとに、いいの…?
桃
はい。信じてください。
青
ッ…あり、がとうっ…!ありがとう、さとみくん…ッ!
桃
…いつでも、頼ってくださいね?
青
コクッ
この日から、僕はさとみくんと付き合うようになり、血も吸わせてもらった。
さとみくんのそういう優しいところ、大好きだよって言うと、怒り顔からすぐに照れ顔に変わる。
表情豊かなところも、本当に大好きだ。
これからもよろしくね、さとみくん。
❦ℯꫛᎴ❧
おりん
ヴァンパイアって初めて書いたけど、どうでした…?
おりん
ぶっころり〜さん!リクエストありがとうございます!
おりん
想像と違ってたらすいません!
おりん
それでは、おつりん!