11月3日
血のハロウィンから3日後 場地の葬式
千冬
今日は
場地さんの15歳の誕生日だった
生きていたら…
場地さんは…
みんなに祝われるはずだった…
享年14歳
俺の好きだった場地さんは
3日前に死んでしまった。
お坊さん(だと思ってね)
お坊さん(だと思ってね)
マイキー
ドラケン
三ツ谷
武道
みんなが花を棺の中に入れる
千冬
棺の中に眠った場地さんは
驚くほど綺麗な顔をしていた
千冬
千冬
千冬が泣く
武道
葬式、火葬が終わって
場地の母
千冬
千冬
千冬がお辞儀をする
場地の母
千冬
場地の母
千冬
場地の母
場地の母
場地の母
千冬
場地の母
場地の母
場地の母
千冬
場地の母
場地の母
場地の母が涙を見せながらも、場地に似た笑顔を見せる
千冬
場地の母
場地の母
千冬に手紙を渡す
千冬
場地の母
場地の母
千冬
千冬
千冬
場地の母
千冬
場地の母
場地の母
千冬
千冬
ガチャ…
千冬
ペケJ
千冬
千冬
千冬
千冬
千冬
千冬
カサ…(手紙を開ける)
千冬
テキストが黒いやつが場地さんの手紙の内容だと思ってください
千冬へ
お前がこれを読んでるってことは
俺になんかあったってことだよな
多分俺が死んだんだと思う
だからこの手紙に言いたいことを全部言う
まず、俺が1つお前に言いたいことは
“稀咲は敵だ”
お前も調べてたみたいだから知ってるだろうけど
東卍を…
守ってくれ…
千冬
それと次は俺とお前の話
正直、俺は最初千冬のこと
めんどくせぇ奴だと思ってた
千冬
千冬
でも、
親切だし、諦めないし、
俺はお前と一緒にいたいって思った
まぁ「場地さん場地さん」ってうるさかったけどな。
千冬
付き合った時も
俺のどこがいいのか分かんねぇって言った時
お前言ってたよな
「場地さんが望むように俺が変わるから」ってな
でも、
そういうことじゃねぇんだと思う
千冬
…今の俺には千冬を幸せにすることができねぇんだ
でも、
別れた時
お前と離れてから
俺の心失ってたんだよな…
千冬
もっとお前に寄り添ってやりたかったし、
もっとお前と一緒にいたかった…
だから…
来世は…
来世は、千冬とずっと一緒にいたい
千冬
今世は他の奴といていいぞ
俺が許してやる
ただ、来世は
俺と一緒にいろよ
千冬
千冬
千冬
俺の言いたいことはこれで全部だ
千冬、
ありがとう
じゃあな!
千冬
千冬が泣く
千冬
あの後
俺は泣き疲れて寝ていた
気がつくと
もう夜になっていた
現在11時40分
ガチャ…(外に出る)
千冬
千冬は近くの高台の公園に来ていた
現在11時50分
千冬
千冬
ここに来ると
場地さんを思い出す
場地さん…いや、
圭介さんが教えてくれた場所だから
千冬
初めて彼に出会った時
何故か目を離せなかった
彼に心を奪われていた
千冬
初めて敬語を使ったのも、
初めて付き合った人も、
初めてキスした人も、
初めてシたときも…
全部…圭介さんだった
圭介さんと繋いだ手の温もり、
この公園で見上げたら星空があったこと
千冬
もっとあなたの癒しになりたかった
千冬
もう一度出会った日に戻りたい
もう一度…
千冬
おいおい、あと数分で次の日になっちまうぞ〜
千冬
千冬
千冬が後ろを振り返る
千冬
そこにいたのは
体が透けている場地の姿があった
千冬
場地
千冬
場地
場地
場地
千冬
場地
千冬の目から涙が出る
場地
場地
千冬
場地
千冬
場地が千冬の頬に触れて涙を拭こうとするが、
場地
千冬の頬に触れることさえできなかった
場地
千冬
場地
場地
千冬
千冬
千冬が抱きしめようとする
千冬
千冬
千冬
場地
場地
千冬
千冬
場地
千冬
千冬
千冬
千冬
場地
千冬
千冬
場地
場地
場地
場地
千冬
場地
場地
千冬
千冬
千冬
場地
場地
場地
千冬
千冬
場地
場地
千冬
場地
場地
千冬
場地
千冬
千冬
場地
俺に向けたその顔は
どこか切なそうで、愛しそうな顔をしていた
千冬
千冬
場地
どんどん体が透けている場地
場地
場地
満面の笑みを千冬に見せる
千冬
千冬
千冬
場地
場地の目に涙が浮かぶ
場地
場地
千冬
千冬
場地
千冬
愛してる…!!!(同時に)
カチッ(0時になる)
場地が消える
千冬
圭介さん
俺は…
あなただけを愛しています
ずっと…
20XX年
ピピピピッ(目覚ましがなる音)
千冬
千冬
俺によく似た人と、
髪が長い人のラブストーリー的な
千冬
千冬
千冬
千冬
千冬
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
主
コメント
38件
ちょ、これあるって知らんくて来世編読んでからこれ呼んじゃいましたw 神作でしたたまたまリビングで読んでて号泣して家族には引かれましたが、、、
ばじふゆのイメソン私は、Uruの「あなたがいることで」っ曲がいいなって思ってて、この話読んだ時イヤホンでちょうど聞いてて、BGMになって泣きました。