僕が幼稚園の時…
先生
みんなー今日は新しいお友達が来てるよ!
尚翔
おおつばなおとです。よ、よろしく。
先生
みんなー仲良くしてね!
先生
それじゃ尚翔くん!尚翔くんのお席はまなくんの隣よ!
真渚
ぼくのとなり?
尚翔
お、おれ!おおつばなおと!よろしくな!
真渚
う、うん!ボクはきりうちまなだよ!!
尚翔
おんなのこみたいななまえだな!!
真渚
うぅ。それいわないでよ…
先生
それじゃ今日からよろしくね!
僕達はみんなから相棒って言われるほど一緒にいた。
ゴロゴロゴロッ
真渚
っ!なおくん。こわいよ…
尚翔
だ、だいじょぶだぞ!おれがいるからな!!
先生
うふふ。相変わらず仲良いね!
雪弥ちゃん
うう。なおくんこわい!!ギュッ
真渚
ゆきちゃん…
尚翔
おっ、おれひとりしかまもれない!!
ゆきみちゃんは、幼稚園で、僕の次になおくんと仲が良かった子だった。
尚翔
よし!おれは、まなをまもる!
尚翔
せんせが、ゆきみまもって!!
雪弥ちゃん
私なおくんがいい!
尚翔
オレにはまながいるもん!
先生
ゆきちゃん…どんまい笑
いつもこんな感じで楽しかった。
尚翔
まな!いつでもおれが、まもるからな!!
真渚
うん!ずっとなおくんといる!!
約束した。けど、
尚翔
まな。おれ、まなといっしょのしょうがっこういけねって。かあさんいってた。
真渚
えっ。だ、だってやくそくしたじゃん!いっしよって!!
尚翔
…ごめん。
真渚
なおくんのうそつき!!だいっきらい!!
これが、最後の会話だった。でも彼は僕のところに戻ってきてくれた。
それがとっても嬉しくて、涙だって家に帰って流した。
大好きな彼が戻ってきてくれて僕をいじめから守ってくれた。