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ジリジリジリジリ───

いつもより少し早めにセットした目覚まし時計が鳴り響く───

片瀬 萌愛

…んぅZzz

片瀬 萌愛

( もう少しだけ──

このもう少しが運命の始まりだった

私、片瀬 萌愛(かたせ もあ) 中学3年生───

今日は大事な高校入試───

─────

─────

萌愛の母

いつまで寝てるの!

片瀬 萌愛

んぅZzz

萌愛の母

乗り遅れてもママ送って行かないからね!

片瀬 萌愛

…乗り遅れないし

その後慌てて家を出てバス停へ向かったが目の前でバスが出てしまった──

片瀬 萌愛

え…嘘でしょ…

片瀬 萌愛

どうしよ…

片瀬 萌愛

ママに電話しよ!

〜〜♪♪発信:ママ

萌愛の母

なに?

片瀬 萌愛

乗り遅れたから送ってって

萌愛の母

送ってかないって言ったでしょ

片瀬 萌愛

送ってってよ

萌愛の母

知りません

片瀬 萌愛

ねぇママ!間に合わなくなっちゃう

萌愛の母

無理!永空たちだって学校あるし

萌愛の母

切るからね

ツーッツーッ───

一方的に電話を切られた

片瀬 萌愛

もう!信じらんない!

片瀬 萌愛

どうしたらいいの!

人んちの前で叫んでんじゃねぇよ!

っせぇな

片瀬 萌愛

えっ…あ、ご、ごめんなさい…

乗り遅れた?

片瀬 萌愛

あ…はい…でもママ弟たちの世話で送れないって…

ふーん

片瀬 萌愛

どうしよ…試験間に合わない…

忘れもの

片瀬 萌愛

え?

忘れものない?受験票とか

片瀬 萌愛

それは全部持って…あ!筆箱忘れた

ぷっ笑

片瀬 萌愛

…っ!

ちょっと待ってろ

凄く上からな彼は家の中に入って行きしばらくしてヘルメットと筆箱らしきものを持って出て来た───

ほら!

ヒョイっと投げられた物を受け取ると

可愛らしい筆箱───

妹から借りてきた!

片瀬 萌愛

ありがとうございます…

それと、これ被れ!

片瀬 萌愛

え…?

試験遅れるぞ!

乗せて行ってやるよ

その一言でその場に光が差したかのようだった───

片瀬 萌愛

ありがうございます!

バイクの後ろに乗せられ

ばか!そんな浅くだとぶっ飛ばされんぞ!

ガシッ

キュッ──

キュン///

片瀬 萌愛

…っ///

しっかり捕まっとけよ?

バイクが走り出した───

ここでいいか?

と、私を抱き上げバイクから降ろした

片瀬 萌愛

はい///本当にありがとうございました!

寝坊すんなよ!笑

片瀬 萌愛

あの…名──

彼はすぐバイクを走らせ行ってしまった───

菅原 姫菜

萌愛!

片瀬 萌愛

あ!姫菜

菅原 姫菜

良かったぁ〜間に合って

菅原 姫菜

あんたバス乗り遅れたでしょ

片瀬 萌愛

目の前で出発しちゃって

菅原 姫菜

それでバイクで送ってもらったんだ

片瀬 萌愛

そうなんだけどね

片瀬 萌愛

名前聞けなかった

菅原 姫菜

え?名前知らない人に送ってもらったの?どういう事?笑

片瀬 萌愛

紳士で優しくて良い人だったよ///

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47

コメント

4

ユーザー

おー!!いいねぇ!続きが楽しみです💕

ユーザー

新作楽しみです.❕

ユーザー

さすがです!

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