この話は、ある男の 最高に狂った生涯を振り返る話だ
第一話.『 美味しいお味 』
静かな夜、ポツポツと雨が地面に響いた
そんな雨の中、誰かがゴミ箱の中をガサガサと漁っていた
ソイツはライムと言う名前の男だった
生まれた時から貧乏暮らしで、親は餓死でこの世から去ってしまい、今は”2人”で貧乏生活を送っている
ライム
ライムは一生懸命にゴミ箱を漁り、手が汚くなっても気にしていなかった
ライム
だがライムも限界がきたのか、床に倒れて しまう
お腹から大きな音が鳴り響き、ライムは死んだ魚の様な目をしていた
???
???
ライム
ライム
異常ノ病
異常ノ病、黒い目を光らせており、頭から機械の様な角を生やし、体の所々に縫い目があるニンゲンとは言えない姿をしていた
そう、コイツは人間ではなく”病者”。
病者とは、人間に何かしらの病を掛け、何かしらの幸福を得させる者達の事だ
そんな病者が、人間を見下すかの様な態度を取っている
異常ノ病
異常ノ病
異常ノ病
異常ノ病
異常ノ病
ライム
異常ノ病
異常ノ病
異常ノ病
ライム
ライム
異常ノ病とライムが口喧嘩をしている時、 突然ライムが、かすれた声で弱い言葉を吐き捨てた
異常ノ病
異常ノ病は心配をしている様な表情…ではなく、 とても見下すかの様な表情で上からライムを見下した
異常ノ病
ライム
ライム
ライムはその一言を吐き捨て、目を瞑った
???
???
ライム
ライム
ライム
ライム
ライム
ライム
ライム
ライム
ライム
ライム
ライム
ライム
ライム
ライム
ライム
ライム
ライム
花園 嶺奈
花園 嶺奈
ライム
ライムは目を覚ました。
そこは外では無く、目の前には見知らぬ女性が居た
ライム
ライム
ライムは困惑していたが、まだお腹が空いていたのを感じたのか、小さな声でボソリとそう呟いた
その言葉を聞いた女性が、微笑みながらライムの頭をそっと撫でた
花園 嶺奈
花園 嶺奈
ライム
ライム
ライム
ライム
花園 嶺奈
女性はライムにカレーを作ってあげた
その様なしっかりとし食べ物を食べたのが初めてだったライムは、目を光らせながら下手な食べ方でカレーをガツガツ食べた
ライム
花園 嶺奈
ライム
花園 嶺奈
花園 嶺奈
ライム
ライムは手に持っていたスプーンを落とし、部屋にカランと言う音が響いた
ライムは呆然と真抜けな顔をしており、クスッと女性は笑った
花園 嶺奈
ライム
ライム
花園 嶺奈
花園 嶺奈
ライムはその女性の微笑みを見て、心臓が縛られる様な感じがした。
頭が段々と熱くなり、自分の顔が赤いか不安になったのか、ライムは女性から目を離した
ライム
ライム
ライム
ライム
ライム
ライム
ライムの頭の中は混乱状態だったが、色々な情報を整理しようと、女性に質問をしようと口を開いた
ライム
花園 嶺奈
ライム
花園 嶺奈
花園 嶺奈
花園 嶺奈
ライム
ライム
花園 嶺奈
花園 嶺奈
ライム
ライム
その時、ピンと頭に思い浮かんだ人物が居た
そう、異常ノ病だ
ライム
ライムは心の中で溜息を吐き、嶺奈に話を続けた
ライム
ライム
ライムは警戒しながらも、嶺奈の目をジッと見ながら言った
花園 嶺奈
花園 嶺奈
ライム
その言葉を聞き、ライムは目を丸くした
数秒間、2人は見つめ合い何も言わなかった
静まった部屋 2人だけの空間
そんな場所でポツンと座る2人
ライム
ライム
ライム
ライム
ライム
そして数秒過ぎた後、突然ライムが声を上げ、あからさまかの様に喋り始めた
だが嶺奈の目線とは合わせなく、耳が赤くなり汗がダラダラと頬を通っていった
花園 嶺奈
ライムが話し始めた後から、嶺奈も口を開いた
花園 嶺奈
ライム
ライム
花園 嶺奈
花園 嶺奈
ライム
ライム
コメント
9件
すごい良いです!続き、楽しみに待っときます!
1話更新ありがとうございます✨めちゃくちゃ面白いです💞
最高ですっ!✨️続きが楽しみです!!