※テテグクミニストーリーなので続きはありません( ´•௰• ` )
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JUNGKOOK
片手をポケットに突っ込んだまま、 自動販売機で暖かいコーヒーの缶を買う。
本当は自動販売機なんかよりも家からもっと近くにコンビニがあった。
だけど何らかの理由で今日1日休みらしい。
なんでこんな不気味なところまで来て飲み物買おうとしたんだろう…
しかもコーヒーが飲みたいがためにって…。
まだ午後4時で明るいはずのこの小さな公園は、 どんよりとした空気をただよらせていてとてもと言っていいほど不気味だった。
びっくりするほどの小さな公園には、 ブランコと小さい子が喜んで遊びそうな小さな滑りだい、 それに砂場と、 ベンチ1つ。
そんな公園の隅にある自動販売機に来る度に誰一人居なくて寂しさを感じる。
こんな公園はあの人がいないから嫌いだ。
あの人を連れていったから。
僕から取っていってしまったから…。
JUNGKOOK
JUNGKOOK
最愛の人を思い返せば思い返すほど溢れ出てくる涙が多くなる。
ああ…。
もうここに来るとダメだな僕は…
もう探すのはやめた。
それなのに、 僕のからだだけはいうことをきかなくて、 毎回この公園にきてはコーヒーを買って、 そして泣かされて…。
JUNGKOOK
ぼやけて見えたのだが、 なにか白いものが上から落ちてきた。
…雪だ。
4年ぶりの…。
そう言えばテヒョニヒョンに最初から最後に会ったのも雪が降ってたっけ。
僕はポケットに突っ込んでいた片手を出して、 降ってくる雪に手を差し出す。
雪は僕の手にとどまらず、 すっと消えていく。
JUNGKOOK
久しぶりの雪に、 テヒョニヒョンどのことがまた重なって、 また涙が溢れる。
少し…、 思い出してみても…いいかな…。
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出会ったのはベンチで僕が一目惚れで話しかけたんだよね…。
それから、 話す度にあらわになっていくテヒョニヒョンの癖や、 子供っぽさ…
そして綺麗な心をもった、 テヒョニヒョンにもっと惹かれて…
テヒョニヒョンに告白して…、 振られたんだっけ…。
あの時のテヒョニヒョンの顔は……、 今でも忘れられないくらい酷く歪んでたね。
どうしてあんなに、 悲しそうに…してたんだろう…。
などと一気に思い返して上手くまとまらない思い出をおいて、 ベンチへとふと目をかたむけると、 さっきまで誰もいなかったはずの公園に白髪の男性が1人。
ベンチの前に立っていた。
僕は寒さでおかしくなった?
僕、幻覚でもみてる…っ?
4年間いなかったら…もう居ないはずでしょ…
ここにいるわけ…っ
……っ…!
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幻か、本物か、 そんなのはどうでもいい。
テヒョニヒョンにもう一度会えたんだから…。
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離したくない。絶対。
だって、 離せばまたテヒョニヒョンは勝手に消えてしまうんでしょ?
JUNGKOOK
JUNGKOOK
JUNGKOOK
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嘘つき…。
そんな気の使ってくれているような言葉も今では僕の胸を切り裂く鋭い刃となって…。
JUNGKOOK
JUNGKOOK
JUNGKOOK
テヒョニヒョンは何も言わずただ、 僕を優しく抱きしめる。
そして、 少したってからテヒョニヒョンが話したのは…。
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JUNGKOOK
JUNGKOOK
そう泣きいって、 体温を感じられないテヒョニヒョンの体をせいいっぱいに抱きしめる。
さっきよりもぎゅっと。
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JUNGKOOK
JUNGKOOK
この雪はどれだけ僕を苦しめればすむんだろう。
テヒョニヒョンと僕を引き裂いて…
1時間くらいさえも一緒に居させてくれなくて。
JUNGKOOK
V
JUNGKOOK
付き合ってください
そう言ったテヒョニヒョンの声はものすごく小さかった。
聞こえないくらいに。
それでも僕にちゃんと届いたんだ。
だけど答えは NO。
理由はテヒョニヒョンがいないから。
テヒョニヒョンがいないとその告白は意味が無いんだよ。
テヒョニヒョンがいなきゃ…。
やっぱり僕はこの公園が嫌いだ。
テヒョニヒョンを奪っていくから。
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もう雪が降り止んで…
そう思った瞬間、 奇跡的にいっきに降ってくる雪。
…雪?
テヒョニヒョ…っ!
もう一度会える、 そう思った時にはテヒョニヒョンが目の前にいて、 優しく微笑んだ後には、 真っ赤になって冷たくなっていた僕の手を取って、
こう言ったんだ。
" 返事聞いてもいいですか? "
コメント
25件
もう泣きそう。いや、泣いた😭😭😭
(;_;)
好きです。いや、大好きです。気持ち悪いかなすみません。もうあなたと正反対すぎて(色々)人間やめたくなります。もう、あなたの作品に何回泣いたことかもう、映画化してくださいもうほしちゃんだいすき人間です。あなたの作品を見ると自然と涙が出てきちゃいます。これからも、貴方が何らかしらの理由で辞めることになるまで(悪い感じのいい方になってしまいました。すみません)ずっとあなたの作品を見続けます!!