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「ショッピくんは有能やなあ、」

「しょっぴ頼りになるわ〜!!」

「早く仕事しろ」

「死ね」

syp

syp

嫌われない為には、有能じゃあらへんと…っ、

syp

っぁ”〜………

syp

おれは、有能、有能、ッ

”頼りになる後輩”なら

もっと頼って貰えるように

syp

syp

捨てられへんよー、に……

捨てられる前に

有能で居ないと。

捨てられちゃうから。

syp

………資料も完璧、、

syp

あ”〜………

syp

syp

暇やな……

syp

……………どっか行くか??

syp

城のどっかに……

syp

……何処行こ。

syp

ん〜、、、ほんまに何処行こかな。

syp

syp

………あ、

syp

前……大先生に教えてもらった、、

”ショッピ〜〜! 見てやここ!”

”なんすか? めっちゃ森の奥深くっすけど。”

”そんなことより! 見てやこの池!”

”ん、きれいっすね”

”………ほんまに思っとるんかそれ。”

”ほんまに思ってますよ”

そんな会話を、ここでしたような気がする。

ここは大先生が辛くなった時に来るらしく、 この池を見てると心が浄化されるとか。

この池はこの国の何処よりも麗しいと言っても過言ではない。 実際、俺もこのくらい綺麗な池は見た事が無い。

それと、この池は俺と大先生しか知らないらしい。 因みに大先生はこの池を森で散歩してたら見つけたらしい。

syp

syp

ほんま、いつも綺麗やな。

syp

この池に飛び込めば、おれも綺麗になれるかな。

俺はひねくれた性格だし、 ぶっちゃけ”有能”としか取り柄が無い。

この池に飛び込めば綺麗になれるかな、 普通の性格になれるかな。

そんな事は何億回も思っているような気がした。

ut

しょーっぴー!!

ut

こんなとこにおったんや、探したねんで?

syp

syp

ん………、大先生っすか、

にこ、と作り笑いをする。

笑顔で居なくちゃ、嫌われちゃう。

ut

そう、うつだよ☆

syp

……………

ut

えちょ、、なんか反応して…?

syp

ut

ut

そういうことちゃうねん…w

syp

………

少し黙り込んでしまう。

有能だから、話の意図を分からへんと、

ut

ut

ぇ、ちょ…しょっぴさーん??

syp

syp

…………なんすか、?

へらりと笑ってみせる。

こういう笑顔なんて大先生には見抜かれもしないだろう、 だなんて思っていた。

ut

…………あのなぁ、

ut

………へらへらしすぎやろ、お前

syp

……は、?

ut

作り笑いしすぎちゃうか、お前。

ut

ut

有能やからとか、無能やからとかで悩んどんのやろ?

syp

………

syp

捨てられ、ちゃうから…有能で無きゃッ…!!!

ut

…少なくとも、あいつらがお前を捨てようとしたなら俺は反対する。

ut

約束するわ。

syp

…どうせ、裏切るんやろ…?

syp

大先生だって、ちーのだって、とんとんさんだって、…

syp

俺の事っ、無能って言うんやろ、有能って言うんやろっ、?

ut

…裏切らへん。

ut

口で言えるだけやけど、さ。

一回、俺の事信じてみぃひん?w

そう言った彼の声色はいつもより酷く優しく、 少し震えているような気がした。

俺がここに飛び込もうとしているのではないか、 そんな心配があるんだろう。

その声色を聞くだけで、 俺は安心出来た気がした。

ut

なぁ、俺の事……俺らの事。信じてみらへん?

syp

syp

……そこまで言うなら。

ut

辛い時はこの池見てたら心浄化されるからええよ?

syp

………辛い時見てますけど。

ut

ふはっ、ww

ut

そ〜かぁ、ww

笑っている大先生は 何処か、何かを安心しているような感じがした。

syp

…怖いっすよ大先生。

ut

え”ぇ………

ut

ut

無理すんなよ。

大先生の言葉で、俺は変われた気がした。

cn

しょっぴ〜!!

syp

はいはいなんや〜

cn

俺の眼鏡知らへんっ?!!?

と、いつも付けているぐるぐるの眼鏡を 頭の上に乗せているチーノが言う。

なんで眼鏡頭の上に乗せてんのや と思ったのは内緒。

syp

syp

………灯台もと暗しやなぁ………

cn

え???

syp

頭の上あるで

cn

まじ?!!?

cn

cn

ありがとうしょっぴ……

syp

今度からは鏡見ろよな!!ww

cn

はぁ〜いww

ut

……良かったな、ショッピ

ut

ut

笑えとるやん。

ぼそっ、と言った大先生の声に

syp

…あざ〜す、w

と、適当な返事をしておいたが、

あの日から、ずっと 笑えて良かったと思っている。

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