一歌
穂波…?
私は…いや私たちは、穂波の見るに無残な姿を目にした
咲希
ほなちゃん…?
志歩
穂波?…
咲希
…
咲希
ゴホッゴホッ
一歌
咲希…!
志歩
大丈夫?…
一歌
…血吐いてる…
志歩
咲希、落ち着いて
一歌
あ…穂波
志歩
ど、どうしようどうすればいい?
一歌
と、とりあえず咲希を…!
一歌
咲希…!
志歩
先生…!咲希は?
医者
急なストレスなどから来ていますね
医者
何か心当たりは?
一歌
…
志歩
…
医者
まぁ、ともかく安静にしてください
一歌
…はい
咲希
う…ゴホッ
一歌
咲希…
モブ
危ない!
咲希
え?
一歌
…咲希?
…! 咲希は突然落ちてきた瓦礫の下敷きになってた
志歩
咲希…?
一歌
(どうして…?穂波も咲希も…一瞬でいなくなった…)
志歩
(なんで…?せっかくみんなでプロ入りしたじゃん…みんなで頑張ってきたじゃん…)
一歌
ごめん、私先に帰るね…
志歩
ま、まって一歌!
一歌
…
一歌
ただいま…
一歌
あれ…お母さん?お父さん?
一歌
いない…
一歌
あれライン?
一歌
司さん…
一歌
言ったほうが良いよね
一歌
司さん…
司
一歌!
司
咲希を見てないか?
一歌
えっと…咲希は…
司
え…?
司
咲希が瓦礫の下敷きになってた?…
司
う、うそだろ
司
うそだよな…
一歌
…
司
一歌!
一歌
すみません…
司
一歌…
一歌
しかも…穂波も…
司
え?穂波も?…
司
おかしいだろ…
司
咲希…穂波…
一歌
す、すみません…!私がちゃんと見てなかったから…
一歌
司さんから言われて、見ておかなきゃいけなかったのに…
司
一歌は…悪くない
司
済まないな…母さんに言っておく
一歌
…
一歌
う…
一歌
ドサッ
私は、何故か眠ってしまった…
一歌
ん…
一歌
あれ、ここは?
穂波
一歌ちゃん?
咲希
何してるの?いっちゃん、早く帰ろ!
一歌
え?(咲希?穂波?、あれここ穂波と最後に話した帰り道!戻ってきたってこと?)
志歩
え?じゃないでしょ、遅くなったし早く帰るよ
一歌
う、うん…
穂波
じゃあ一歌ちゃんたち、私こっちだから…
一歌
(……!)
一歌
穂波、私穂波の家の方に寄りたいとこあるから行っていい?
穂波
う、うん…いいけど
一歌
じゃあ私もこっちで帰るね
志歩
うん
咲希
バイバーイ!
穂波
…バイバイ
一歌
またね
一歌
(穂波…いつもまたねなのに、今日バイバイだった…)






