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鏡音リン

昨日ね、人を殺したんだ。

君はそう言って、ずぶ濡れのまんま部屋前で泣いていた

鏡音リン

殺しのは、隣の席のいつも虐めてくるアイツ。
嫌になって肩を突き飛ばしたら
打ちどころが悪かったんだ
もうここにはいられないと思うしどっか遠い場所で死んでくる

鏡音レン

それじゃあ、僕も連れて行って

財布を持って、ナイフを、持って 携帯ゲームも、カバンに詰めて いらないものは壊していこう 写真も、日記も、

人殺しと、ダメ人間の旅だ。

そこからは、逃げ出した この狭い狭い世界から 全部捨てて 誰もいないところで二人で死のう

鏡音レン

もう、この世界に価値などないよ。人殺しなんてそこら中湧いてるじゃんか

鏡音リン

うん

鏡音レン

君は何も悪くないよ。
君は何も悪くないよ。

結局、僕らは誰にも愛されなかった こんなことで簡単に信じあってきた僕ら

手を繋いで誰にも縛られないで、二人で線路の上を歩いた

金を盗んで、二人で逃げて、どこにも行ける気がしたんだ。 今更怖いものは、僕らには無かった 額の汗も、落ちたメガネも

鏡音リン

今となっちゃどうでもいいさ。
あぶれ者の小さな逃避行の旅だ

鏡音レン

いつか夢見た、誰にも好かれる主人公なら、汚くなった僕達にも見捨てずにちゃんと助けてくれるかな?

鏡音リン

そんな夢なら捨てたよ、だって現実を、見ろよ。

鏡音レン

うん

鏡音リン

シアワセの四文字なんてなかった今までの人生で思い知ったじゃあないか。
自分は、何も悪くねぇと、誰もがきっと思ってる

宛もなく歩き始めて、セミの声がうるさくって、水(飲水)が無くなり倒れそうになる視界に、大人たち(鬼の群れ)の声が聞こえ、バカみたいにはしゃぎあい

ふと君(鏡音リン)は、ナイフをとった

鏡音リン

君が今までそばにいたからここまでこれたんだ。
だからもういいよもういいよ。

鏡音リン

死ぬのは私一人でいいよ。

そして君(鏡音リン)は首を切った。 まるで映画のワンシーン、白昼夢を見ている気がした 気づけば僕(鏡音レン)は、警察に捕まっていて

君だけがどこにも見つからなくって。君だけがどこにもいなくって。

そして時は過ぎた ただ暑い日が過ぎていった。

死んだはずのアイツも、家族の奴らもいるのになぜか君だけがいない。

あの夏の日を思い出す。 僕は今も歌っている 君をずっと探しているんだ。 君に言いたいことがあるんだ。

鏡音レン

9月の終わりにくしゃみして、6月の匂いを繰り返す。
君の笑顔、無邪気さは、頭の中を飽和している。

鏡音レン

誰も何も悪くないよ。
君は、何も悪くないから、もういいよ、投げ出してしまおう。

鏡音レン

そう言って欲しかったのだろう?なあ?

ここまで読んでいただきありがとうございます! 簡単に説明した方です!もっと詳しく!と思った方はそちらの方も後日載せると思いますのでお楽しみに!

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