コメント
8件
涙腺崩壊😭
泣きました。フォロー失礼します
ありがとうございます 泣きました😭😭😭😭😭
毎日俺に寄ってくるやつ。
赤
桃
桃
兄弟じゃないのに何故か俺の事を 「お兄ちゃん」と呼ぶ彼。
赤
桃
赤
桃
用もないのに話しかけてくる彼。
ほんとに不思議なやつ。
そんな毎日が続いた。
ある日。彼は休みだった。
体調不良らしい。
廊下を歩いていると、こんな話を聞いてしまった。
桃
お兄さん。 彼には兄が居たのか。
桃
俺は手に持っていた鞄を 落としてしまった。
兄が死んだ。
確かに最近元気が無かった。 薬も飲んでいた。
ずっと体育を見学していた。
確かに、思い返せば。 最近休みの日が多かった。
桃
「お兄ちゃんっ...!」
りうらの声が耳を通過する。
桃
俺は急いでりうらの家まで走った。
息を切らしながらインターホンを押す。
赤
彼の声。 元気の無い彼の声がした。
赤
桃
赤
桃
驚いている彼を思いっきり抱きしめた。
桃
赤
赤
赤
彼は弱弱しく笑いながら 話した。
桃
桃
赤
桃
赤
桃
赤
赤
彼は目に涙を貯めて無理に話を続ける。
俺はただ抱きしめることしか出来なかった
赤
桃
桃
赤
桃
桃
赤
桃
真剣に彼を見る。
人生の最後くらい。 彼と好きなことをしたい。
もう彼はいつ消えてしまうか。 分からないから。
学校終わりに自転車でりうらを連れて 坂道を走った。
赤
桃
元気が無かった彼もかなり楽しそうだ。
彼の赤色の髪が風に靡く。
とても綺麗だ。
桃
赤
桃
俺は自転車を止めて彼に聞く。
赤
赤
桃
赤
赤
彼の声は段々と暗くなっていく。
桃
赤
桃
赤
彼が俺の事を「お兄ちゃん」と呼ぶ 理由。
それは俺がりうらの本当の兄に 似ていたから。
赤
桃
赤
桃
赤
彼は少し黙ったあと微笑んだ。
いろんな所に行った。
遊園地、水族館、服屋、アクセサリー屋 どこに行っても彼は楽しそうで。
俺も凄く楽しかった。
赤
急に彼が言葉にした。
桃
桃
赤
桃
俺は彼の声がする方を振り向いた。
赤
広い海の真ん中。
水音が弾けた。
桃
赤
赤
時間が過ぎるのは早くて。
気づいたらもう明日。 彼は_。
桃
桃
涙が溢れて止まらない。
俺、りうらが好きだったんだ。
赤
赤
赤
桃
赤
赤
彼は寂しいような、悲しいような そんな笑顔だった。
桃
赤
桃
桃
赤
りうら。やっぱり時間は早いね...
病院から連絡があった。
もうりうらに明日は無い。
桃
桃
カーテンを思いっきり開けて、 彼の名前を呼ぶ。
桃
赤
彼は苦しそうに寝ていた。
呼吸をするのも辛そうで、 見ていられなかった。
桃
桃
赤
彼の手を握る。
彼の手はもう既に少し冷たくて。
前のような温もりは無くて。
赤
桃
弱々しい彼の声。
彼の手を握っていた俺の手を弱く握り返した。
赤
赤
桃
赤
桃
もう涙は止まらない。
握る力を強める。
赤
赤
赤
赤
赤
彼は目に涙を貯めた。
俺は何も出来ない。 彼が消えていくのをただ見てるだけ。
神様。 居るのであればお願いです。
どうか、りうらを連れてかないでください
ずっと一緒に居させてよ。
赤
そう一言言うと彼はゆっくりと目を閉じた
桃
もう彼は居ない。
病室には冷たくなった彼と、 泣き崩れた俺と、
止まらず動き続ける時間。
酷いよ。
あれから5年。
俺は成人した。
4人の仲間に出会って、 一緒に卒業して、成人して、。
お酒飲んで。
そんな4人と俺で歌い手をしている。
水
紫
黄
青
桃
りうらと俺が写っている写真を 机に置きメンバーの元へ駆けつける。
どれだけ仲間が増えようが、 どれだけ歳を取ろうが。
俺の1番はりうら。 それだけは変わらない。
赤
例え離れていても_。
1000♡お願いしますっ...!