大学最寄駅の構内・午後(6月)
コジマ ミナミ
あ、LINEだ。ハセくん、早い。
アイバ タケル
学祭、
二人っきりで行くと思ってんじゃねーの。
二人っきりで行くと思ってんじゃねーの。
コジマ ミナミ
ちゃんとグループLINEで送ったよ。
アイバ タケル
(!!)
~遠くに先日の女性の姿を見つける。~
アイバ タケル
(あのときの・・・)
~女性はアイバと目が合うも、そのまますれ違い歩き去る。~
アイバ タケル
(この駅を利用している?)
コジマ ミナミ
どうしたの?
アイバ タケル
ううん、何でもない。
(オレが見えてる?)
(オレが見えてる?)
コジマ ミナミ
<☎:もしもし。>
ハセガワ ヤスシ
<☎:あ、ミナミちゃん、土曜日楽しみだね。>
コジマ ミナミ
<☎:そうだね、晴れるといいね。>
ハセガワ ヤスシ
<☎:おやつ持ってってもいい?>
コジマ ミナミ
<☎:それいいかも。>
ハセガワ ヤスシ
<☎:やっぱ300円までかな?>
コジマ ミナミ
<☎:大学生のおやつだから500円までOKかな?>
アイバ タケル
何の話をしてんだよ!
ハセガワ ヤスシ
<☎:今度さァ、2人で映画とか行かない?>
コジマ ミナミ
<☎:う~ん、最近、取り巻きさんたちいるけど大丈夫かなァ。>
ハセガワ ヤスシ
(!!)
<☎:・・・もしかして・・・例の取り巻き?>
<☎:・・・もしかして・・・例の取り巻き?>
コジマ ミナミ
<☎:うん。>
ハセガワ ヤスシ
<☎:・・・まさか今も・・・近くに?>
コジマ ミナミ
<☎:今?今はアイバくんと一緒。>
ハセガワ ヤスシ
<☎:アイバァー!!ゴラァー!!>
コジマ ミナミ
代わるね。
ハセガワ ヤスシ
<☎:てめえ、ミナミちゃんと何してんだよ!!>
アイバ タケル
<☎:デート。>
ハセガワ ヤスシ
<☎:何抜け駆けしてんだよ!!>
アイバ タケル
<☎:あァ!?お前らが大学に来ねェから、2人になったんだろォが!!>
ハセガワ ヤスシ
<☎:あァーあ、ミナミちゃんも東京に染まっちゃったかなァー・・・>
アイバ タケル
<☎:東京が地元だよ!>
ハセガワ ヤスシ
<☎:くっそォー!お前にはおやつやんねェからな!!>
アイバ タケル
<☎:だから、何の話だよ!>