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花子くん

……でも、人の過去を願い事にするなんて……

寧々

でも、私も時雨ちゃんのこと知りたいし!

時雨

……はぁ…分かりました。自分から条件で出したんです。教えてあげますよ。

花子くん

いいの?零番……

時雨

もう大丈夫ですから。それじゃ。行きましょうか。

寧々

……どこに?

時雨

そりゃ、私の境界に。

境界?なんでだよ。

時雨

うーん……何故か私の境界には扉が沢山あって、どの時代にも行けるようになってるんですよね。暇な日は行ってみたりしてるんですけど、私の過去には行ったことなくて……だからちょっと古びた扉なんですけど。私教えるのって苦手っぽくって。

そうか……なら、境界行って過去知って、依代破壊すりゃ一瞬じゃねーか!

時雨

あー。でも男子2人は来ないでくださいね?七番様は私の過去知ってるんだから来ても意味無いし、そこの弟君はうるさいから。

時雨

じゃ。寧々ちゃんだけどうぞ。

皮肉かよ……

花子くん

零番は元々そういう性格だよ?少年。

時雨

どうぞ。

寧々

ほんとに古びてる

時雨

150年くらいずっと入ってないからねぇ。そりゃ古びますよ。

寧々

そう、なの?……おじゃましまーす……

寧々

こうして私は過去に行くことになりました。

寧々

そして、

寧々

……ここは……桜の木?

時雨

私の過去ですよ。

時雨

あれ?時間間違えちゃいましたかね。元気な頃に会いに行きたかったんですけど。

寧々

……え?

時雨

その証拠にほら。

寧々

……あの子……時雨ちゃんの、生きてる頃?なんで、寝て…

???

……すやぁ……

寧々

気持ちよさそうに寝てる……

時雨

まぁでも、本人が起きないと話が進まないので。起こしますか。

寧々

ちょっと?!

時雨

ほぉら。ここに豊玉さんが書いた豊玉発句集がありますよ〜

???

……

寧々

起きてないじゃん。良かった。気持ちよさそうに寝てたし。っていうか、豊玉発句集って何?

時雨

起きると思ったんですけどねぇ……流石私。

寧々

自賛してる場合じゃないわよ。

時雨

これなら行けるかなぁ。

寧々

……

時雨

早く起きないとそこにあるお団子食べちゃいますよ〜!

???

……ッッ!……って〜…頭打ったし……ってか、貴方誰ですか……?……私??と、足首が太い女の子?

寧々

えーっと、起きたばっかのところ申し訳無いんだけど、あなたのことを教えてください!

???

え〜?なんでですか?大根に教えられることは何も無いですよ。それにそんな単刀直入に言ってくるってことは薩長からの刺客ですか?返答によっては殺しますけど。

寧々

怖い!時雨ちゃんの過去大丈夫?!……あと私は大根じゃなーい!

???

何1人でキレてるんですか?

時雨

……寧々ちゃんじゃダメです。説明してあげますよ。まず私たちは未来から来た。それだけです。で、貴方は昔の私。過去を変えるつもりはないですけど、一応ってことで。

???

つまり貴方達は、未来の人間で、私が私に会いに来たってことですか?ややこしい……

時雨

……嘘ですよね?

寧々

え?

???

……どういう、ことですか?

時雨

だって貴方はこの程度の説明でややこしいとはならないでしょう。これまでどのくらいの人間を斬ってきたと思ってるんです?そんな人間がややこしいから分からないですって?ふざけてます?

???

わ〜。凄い毒を吐くんですねぇ。流石私だ。やっぱ全部バレちゃうんだ。

寧々

あ、あのぉ……

???

あ、そこの、えーっと、大根な人、私に用があるんじゃないですか?

寧々

そ、その、さっきも言ったけど、あなたの事が知りたくて……

???

私も随分と人気者になったんですねぇ。で、なんで知りたいんですか?

寧々

その、時雨ちゃんの事が知りたくて、それで過去を知った方が分かるかなって……

???

時雨?私そんな名前じゃないですよ。

時雨

あぁ、時雨は今私が名乗ってるだけの名前です。

???

……ふーん?

寧々

あ!じゃあ、私が質問していくから、答えて!

???

え……

ドタドタドタドタ!

???

……?!隠れて。

寧々

え。

???

厄介な人が来ました。死にたくないなら隠れて。

寧々

えぇ?!

???

よぉ。見舞い来てやったぜ。

???

ありがとうございます。

???

さっき客が来てたのか?

???

まぁ、そんなとこですかね。

???

お前体調大丈夫なのか?早く復帰して、土方さん達困らせないようにしろよ!

???

はい。ありがとうございます♪永倉さんも早く怪我治して復帰してくださいね。

新八

おう!

???

変わんないなぁ……前は、よく4人でお祭り行ったり、平和だったのに……

新八

……それは言わない約束だろ?平助も左之助も、お前の闘病を応援してるはずだしな!向こう側に行かねーようにな!

???

……はい。

新八

そういや届けもんだぜ。ほらよ。

???

……これ。

新八

お前の軍服と短刀。早く復帰して、これ着て戦えよ。そんな寝巻きのまんま死ぬのは許さねーからな。一番隊組長さんよ。

???

……wはい。二番隊組長さん。

新八

じゃあな。

???

はい……

???

もう、いいですよ。

寧々

ね、ねぇ……今のって……私、歴史とか、そういうの詳しくないからわかんないんだけど……まさか、

???

……^^

時雨

……もうそろそろ、名乗ってあげてもいいんじゃないんですか?誰もあなたを憎まないし、誰も、誰も貴方を責めないですよ。

???

……私…私は、

総司

……新選組、一番隊組長沖田総司。正真正銘の人斬りですよ。

寧々

……そう、だったんだ……

総司

けホッけホッ……ゴホッゴホッ…ヒューヒュー…………ッ

寧々

……え?

総司

もう、限界なのにねぇ……無理して戦って、悪化させて……かっこ悪い……

時雨

……今日は、何日ですか?

総司

慶応4年、五月1日。

時雨

……そういうことでしたか。早く安静にしてください。私たちは、帰ります。

総司

最後に、一つだけ。

時雨

なんですか?

総司

私は、よくやりましたか?

時雨

……えぇ。もちろん。……気づいちゃったみたいですね。

総司

そりゃそうですよ。貴方は私、なんでしょ?それに、自分の身体のことは、自分が一番分かってますから。

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