テラーノベル
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ようこそ 、 Doll Circus へ 。
このサーカス では 、 壊れた人形達 が 今日も 笑っています 。 ⚠ 微百合 / 流血 / 支配表現 有 ⚠︎ 本作品 は Ado 「 アイアイア 」 着想 フィクション です 。
雨 が 降っていた 。
ぽ た 、 ぽ た 、 ぽ た 。
黒い ゴミ袋 。 腐った 食べ物 。 泥水 に 沈んだ ぬいぐるみ 。 街 の 裏側 みたいな 場所 。
その ゴミ溜め の 中 で 、 少女 は 横たわっていた 。 細い指先 。 泥 で 汚れた 白い肌 。 まるで 捨てられた 人形 みたいに 。
???
ゆっくり 瞼 を 開ける 。 冷たい 。 寒い 。 頭 が 痛い 。
でも それ以上 に ―― 何も 思い出せない 。
???
声 は 酷く 掠れていた 。 身体 を 起こそうとして 、 ガシャン 、 と 音 が 鳴る 。
少女 の 手首 には 、 切れた糸 が 絡みついていた 。
???
その時 だった 。 遠く から 音楽 が 聞こえる 。
🎪 ♪゛
明るくて 、 軽やかで 、 気味が悪いほど 楽しそうな 音 。
こんな 場所 に 似合わない 。 少女 が 顔 を 上げた瞬間 、 暗闇 の 向こう で 、 何か が 揺れた 。
???
コツ 、 コツ 、 コツ 。 ヒール の 音 。
ゆっくり 。 ゆっくり 。 誰か が 近づいてくる 。
雨 の 中 から 現れた のは 、 黒いドレス を 纏った 女 だった 。
長い 黒髪 。 白い手袋 。 赤い口紅 。 そして 、 ぞっとするほど 綺麗な 笑顔 。
???
白い手袋 が、 そっと 少女 の 頬 へ 触れる 。
冷たい 。 なのに 何故か 、 振り払えなかった 。
???
女 は 静か に 微笑む 。
???
御影 シオン
その瞬間 。 バチン ッ !! 背後 で 大量 の ライト が 一斉 に 点灯する 。 暗闇 が 裂けた 。
???
【 🎪 WELCOME TO THE DOLL CIRCUS 🎪 】
巨大な サーカステント 。 鳴り止まない拍手 。 狂ったような 歓声 。 まるで 最初から 、 少女 を 待っていたみたいに 。
御影 シオン
シオン は 優しく 微笑む 。
御影 シオン
そう言って 、 少女 へ 手 を 差し出した 。 その姿 は 、 救い の 女神 みたいに 綺麗 だった。
だけど 。
少女 の 壊れた本能 が 、 小さく 悲鳴 を 上げる 。 ―― 逃げて 。
御影 シオン
御影 シオン
シオン の 赤い唇 が 、 ゆっくり 弧 を 描く 。
御影 シオン
その瞬間 。 少女 の 手首 に 絡みついた 糸 が 、 まるで 生きているみたいに 、 ゆらり と 揺れた 。
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