何気に三ツ谷くんはあの後もほぼ毎日来てくれて仲良くなった
三ツ谷
武道
三ツ谷
三ツ谷
三ツ谷
ドラケン
三ツ谷
ドラケン
俺は聞こえてしまった
お兄ちゃんが三ツ谷くんの妹に対して「いいな」と言ったこと
普通に言えば良いのに何かを隠すかのように小さかった事も
お兄ちゃんは女の子の方が良かったのかな
それとももっとわがまま言うべきだったのかな
そもそも俺と一緒とかが嫌だったのかな
三ツ谷
武道
三ツ谷
三ツ谷
三ツ谷
武道
武道
三ツ谷
武道
三ツ谷
ドラケン
武道
三ツ谷
三ツ谷くんが帰った後 妙に気まづい雰囲気が続いた
いつもだったら今日の晩御飯の話や最近の話とか、色々してくれるのに
俺がやっぱり迷惑かけてるのかな
武道
ドラケン
ドラケン
武道
武道
ドラケン
なんでそんな急に謝るんだ なんなんだよ 謝るような事って たくさんあったか? いや、何も無かった
武道
武道
ドラケン
ドラケン
武道
武道
武道
武道
ドラケン
武道
武道
離れて行くのが怖い 俺には本当にお兄ちゃんしか居ない
変に空回りして、言いたいこともまとまらないでお兄ちゃんを傷つけたことだって謝らないといけない事の中にも入ってる
わかってた、自分自身が周りと比べると異常な事だって
知ってたけど お兄ちゃんは、ずっと理解してくれてるって思ってた
武道
ドラケン
ドラケン
ドラケン
ドラケン
ドラケン
俺は見たくなかった、どれほどまでに今お兄ちゃんを傷つけたか知りたくなかったからだ 目があったら今よりもたくさん泣いてしまう気がする
怖くなって逃げ出すかもしれない あの頃からずっと逃げ続けてる俺は結局何に対しても向き合えないのだとわかった 最後には大切なお兄ちゃんにさえ今向き合えなくなってしまった
しばらく沈黙が続いた 頬に手が触れた感覚があった 強制的に前を向かされお兄ちゃんと目が合ってしまった
目の前に居るお兄ちゃんは優しく笑ってたんだ
武道
ドラケン
武道
ドラケン
武道
ドラケン
武道
ドラケン
武道
武道
ドラケン
ドラケン
ドラケン
ドラケン
ドラケン
ドラケン
ドラケン
この先の事は良く覚えてない
覚えてる事は ずっとお兄ちゃんが俺の事を撫でてくれていたって事と俺が今までに出たことの無いくらいの量の涙を流したって事
あともうひとつ 最後にお兄ちゃんが
「これから一緒に克服していこう」
って言ってくれた事
俺は今日武道の過去について知った
元の原因が俺だったって事もわかった。俺のせいで武道が苦しんでたんだ。だけど、それを今まで言わなかったのは武道の優しさなんだと思った。
そんな優しい武道にはこれからたくさん色んな事を知って欲しいし、たくさん見て欲しい
少しづつでいい
すぐに克服させようとなんて思ってないし、俺も武道が隣に居る光景を家以外でも見てみたいって思ったんだ
コメント
5件
初コメ失礼します‼️この作品の最後らへんからずっと涙が出てきます。まじ最高です
ドラケンやっぱ良心の塊
久しぶりにこんなに泣きました😿😿😿